カテゴリー「パリ」の11件の記事

2009-07-07

オランダに戻りました。

久しぶりの更新。というのも、予想どおり修論に追われているため。

前回のエントリーの時点では、当初の締切り(今日!)に間に合わせるつもりだったのだが、どうやら間に合わなさそうということが判明して、指導教官に了解をもらって1週間だけ延長することにした。

今月いっぱいくらいは延ばしても卒業時期に影響はなく、実際その予定の学生も結構いるらしいが、指導教官とチューター(担任)が夏休みに入ってしまうのと、自分の夏休みが短くなるという理由で1週間で何とか終わらせるつもり。と書きながら、本当に大丈夫か、と思っているのだが。それにしても、卒業の手続でサインが必要なのに、それを担当する職員の2人が同じタイミングで1ヶ月もバカンスに行く。代理もいない。はっきり言って信じ難い。

先週の金曜日でインターンシップが終了。同じ課の職員の送別会で、ついでに私も祝ってもらい、シャンパンを頂く。論文を書きたいので、結局土日も出勤する。Velib(レンタサイクル)に乗ってオフィスから帰宅したのだが、土曜日の夜に帰ると、家の前のステーションが自転車で埋まっていて留められない。そういうときは、ボルノ(端末)にNavigoカードをかざすと15分延長できるはずだが、1台空きがあると表示される。どこを探してもみつからないので、近くの別のステーションに行くと、やはり埋まっているのに1台空きがあるって。。これは作戦か、と思いながら、結局30分を超過してしまい、もう1つのステーションに留める。

翌日曜日、家の前のステーションから自転車を抜こうとしたら、反応しない。で、自転車を引っ張ってみると、動いた。。ステーションと接続する部分がなくなっていて、単に置いてあっただけらしい。土曜日は気づかなかった。夜、本当に最後のオフィスを後にして、これまた最後のパリジョグに出かける。Velibでブーローニュの森まで行き、ロンシャン競馬場を2周。24時間で5回も乗れば、2ユーロ(使用料1ユーロ+延長の1ユーロ)の元を取っただろう。ブーローニュの森を走ることもおそらくもうないのだろうと思うと、なんとなく寂しい。

残っている荷物からして、シャンパンを持って帰る余裕がないので、職場の方にお願いして、最後に一緒にシャンパンを空ける。美味しかったbar で、夜中に荷造り。明らかに荷物が多過ぎる。2回に分けて持ってきた上に、論文用の書類や本があるので、1回で持って帰るのは無理があるらしい。

結局、バックパック、スーツケース、スーツ、ウエストバッグ、ノートパソコンと書類を入れたバッグが2つの計6個になってしまった。しかもすべてパンパンに。。朝8時半のタリスだったが、ラッシュアワーのメトロに乗るのは厳しいと思い、早めに出ることにした。何とか荷物を持てたが、歩くだけでしんどい。長い階段は途中で休憩を入れる。メトロに乗ると、自分の荷物で囲まれてしまう。とにかく大変だったが、何とか北駅に着く。

この日は初めてのタリス1等車。いつも2等車で遠くまで歩かされていたのだが、何とこの日は1等車が先頭。つまり、一番奥まで歩かされる。北駅のホームはコンクリートがはがれまくっているので、キャスターが壊れたスーツケースで歩くのは大変。何の試練なのだろうかbearing

1等車は、広いし、食事や飲み物もたっぷり出るし、インターネットも無料ということで、とても快適bullettrain この日のチケットは65ユーロで買ったので、この値段なら費用対効果は高い。

アムステルダムに戻って、大学へ。指導教官に挨拶して、しばらく論文を書いていたが、カフェテリアに行くとクラスメイトと再開。やはり、学生同士の方が気が楽だ。境遇が一緒で話題も身近ということもあり、英語が分かりやすい。パリにいたときはランチタイムの日常会話(もちろん、英語。フランス語のときは黙々とランチを食べていたけど。)についていけないことも多々あったなあと。

やっぱりこの国の方が落ち着くconfident

そんなわけで、あと一週間。気合い入れて終わらせますgood

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2009-06-15

白アスパラガス

先週は、一週間ほとんど会議だった。そうしている間にも時間は確実に過ぎているので、いよいよ今週は大学でプレゼンをしないといけない。日本では卒論・修論を提出してからプレゼンだったので、最終審査というイメージがあるが、現在のプログラムは原則として論文提出前にプレゼンをする。このプレゼンは研究プロジェクトの評価の10%を占める。

来週頭には最終ドラフトを提出することになっているが、文章はまだまだ空白が多い。いよいよ追い込みになってきた気がする(結構前からそのつもりなのだが。。)。

そんな中、ちょっと食べ物の話を。

この時期はヨーロッパでは白アスパラガスが美味しいと聞いていた。オランダ・ドイツだけでなく、フランスでもそうらしい。ということで、2週続けて週末にマルシェで白アスパラガスを買ってきた。とにかく大きい。直径が3cmくらいあるので、緑のアスパラガスとは全く違う種類のように見える。実際のところは同じアスパラガスで、土をかぶせて栽培すると日が当たらないので白くなるらしい。

白アスパラガスは皮をむく必要があるのだが、ピーラーだとうまくむける。下手に包丁で厚めにむいてしまうと、食べるところがどんどん減っていく気がする。。直径1cmくらいの白アスパラガスは安いのだが、それこそ食べるところがなくなってしまうのではないか。

鍋にアスパラガスがかぶる程度の水と塩を少しを入れ、むいた皮と切り落とした根の部分と一緒に茹でる。20分くらい(多分)茹でたら完成。料理というレベルではない。

問題はソース。最初はわさび醤油で食べたのだが、これが美味しい。そして、2回目はSauce hollandaise、つまりオランダのソースという白アスパラガスにかけるソースを買ってきてかけてみた。バターと卵黄、それにレモン汁を入れて作るようなのだが、これが非常においしくない。さすが「オランダ」という名が付いているだけのことはある。

味の違いはアスパラの質もあったのかもしれない。1回目はオランダ産でキロ7ユーロくらい。2回目のアスパラは少し茶色になっていて、値段も安かった(4.5ユーロ/kgくらい)。と、2回目はいまいちだったので、写真は次回にします。

最後に大事なことを。茹で汁はスープにできます。チキンブイヨンを入れたらそれだけで十分美味しい。牛乳とか、玉ねぎとかジャガイモも一緒に入れるとよいらしい。

ようやく旬の食べ物にありつけたのだが、白アスパラガスは6月まで。

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2009-06-08

YoutubeでHOMEを見よう。

6月5日は環境の日。この日に世界50カ国以上で公開されたムービーが、「HOME」である。インターン先のオフィスでも、昼休みに上映会があったので観に行った。

HOMEは、フランス人ジャーナリストで写真家のYann Aurthus-Bertrandが中心となって進められたプロジェクトで、世界中の自然など(CGもあり)の映像を中心とした90分強の映画である。

Youtubeともタイアップをしていて、通常は最大でも10分程度しかアップロードできないYoutubeに90分の映画が分割されずにまるごと1本で配信されている。オフィスでの上映もYoutubeをスクリーンに写したものだったが、残念ながらHDでも大きなスクリーンではあまり映像がきれいではない。

http://www.youtube.com/homeproject

(埋め込みが調子悪いみたいなので、上のリンクからどうぞ。)

アルテュス・ベルトラン氏が写真家ということもあり、映像はかなり力を入れているはずなので、じっくり観るにはDVDが良いのではないかと思う。協賛している大手CD・DVDショップのfnacに行ったところ、大きな専用コーナーが設けられていて、DVDは5ユーロだった(日本ではもっと高いらしい。。)。私の前にレジに並んでいた家族もDVDとブックレットを買っていた。

このプロジェクトに参加しているフランスのNGOの人によると、学校などにもDVDを配る予定とのこと。公式ウェブサイトでは、少なくとも14ヶ国語に翻訳予定とのことで、日本語もこの中に入っていることを期待したい。

Youtubeでの配信は6月14日までとのことなので、是非一度ご覧になってください。
http://www.youtube.com/homeproject

(英語ナレーション、英語字幕で見ることができる。)
※追記:どうやら、まだ見ることができるようです。(6月27日)

内容については、地球上の生物の起源から始まって、水循環・気候変動などの地球環境問題の危機感を全面的に出したメッセージ性の強いものになっているが、アル・ゴア氏の「不都合な真実」を見たり、環境問題をある程度認識している人にとってはあまり新鮮ではないかもしれない。

いずれにせよ、こうして映像を通じて多くの人に関心を持ってもらうことはおもしろい取組だと思う。内容についての賛否もあるだろうが、それも話題になれば良いのではないだろうか。

さて、テニスの全仏オープンが閉幕した。男子シングルスはフェデラー、女子は準々決勝を観戦したクズネツォワが優勝。そして、車椅子男子シングルスで国枝慎吾選手がやってくれましたtennis 全仏三連覇!!

こうした日本人選手の活躍、母国日本でも盛り上げていってもらいたいものです。

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2009-06-04

全仏オープン、第1シードの日本人選手

全仏オープン11日目の火曜日。チケットが取れたので、この日は一休みということでローラン・ギャロスへtennis 

チケットは、2番目に大きいコートSuzanne Lenglenの指定席と、ナンバーコートの自由席がセットになっている(メインコートのPhilippe Chatrierには入れない)。この日の試合は男女単の準々決勝など。

前日にドローを確認していたら、第9コートに日本人の名前があった。車椅子の男子単、国枝選手。しかも、第1シードと書いてある。国枝選手は、2007年に車椅子の年間グランドスラムを達成している。私が知ったのは、昨年の北京パラリンピックのシングルスで優勝したというニュースを見たとき。これは応援しに行かないといけない。

タイミングが悪く、女子の準々決勝と時間が重なってしまった。まずは、第2シードのセレーナ・ウィリアムスと第7シードのクズネツォワの試合を観戦。

Rolandgarros5
クズネツォワのマッチ・ポイント。このゲームはウィリアムスがキープして、最終的には3時間の大熱戦となった。

セットカウント1-1になったところで中座して、国枝選手の応援に行く。車椅子テニスを見たのは初めてだったが、すごい迫力だった。

Rolandgarros6
身体が正面に向いた状態で片手バックハンドを打つ。これは相当難しいはず。車椅子には、前に2つ、後ろに1つの小さな補助車輪が付いている。

普通のテニスと違ってツーバウンドまで認められるというのは知っていたが、実際はツーバウンドになることはあまりない。両腕で車輪を自在に操り、コート中を前後左右に走り回る。

いわゆる足の踏ん張りが利かないはずなのだが、特にフォアハンドはとてもパワフルで本当に驚かされた。

Rolandgarros7
新しいカメラにある16枚連写機能で撮ってみた国枝選手のサーブ。実は、サーブが打たれた瞬間に判断して動き出すレシーブも高い技術が必要そうだった。

途中で女子の準々決勝に戻り、クズネツォワが勝つところを見届けて、再び第9コートに行くと、フルセットまでもつれていたが、第3セットは大きくリードして勝つ瞬間に間に合うことができた。

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試合後、とにかく選手のサインをたくさん集めようと必死の子供たちにまぎれて、サインをもらった。この日は1回戦だったが、参加者は8人で、3回勝てば優勝。水曜日の準決勝はストレート勝ちしたので、明日木曜日に、地元フランスの選手と決勝戦。是非、優勝してほしい。

男子の準々決勝は、第5シードのデル・ポトロ(アルゼンチン)とロブレド(スペイン)の試合だったが、ストレートでデル・ポトロの勝ち。かなり一方的な試合だったので、途中寝てしまった。。

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暑かったこの日、会場の自動販売機にはシャワーが取り付けられていた。

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2009-05-25

全仏オープン開幕@ローラン・ギャロス

テニスの全仏オープンが開幕したtennis 開催地のローラン・ギャロスStade Roland Garrosは、ブーローニュの森に隣接しており、家からジョギング圏内。フランスに来るのが決まってから楽しみにしていたイベントの1つである。

日曜日の開幕に先立って、土曜日はBenny Berthet Dayというチャリティーイベントの日だった。この日は19ユーロのチケットで、すべてのコートに入ることができる。メインの3コートでは、エキシビジョンマッチ(1セットマッチ)が組まれていて、空いているコートでは翌日からの試合に向けて最終調整をする選手たちを見学することができる。

ここローラン・ギャロスでは、センターコート=No.1コートではない。約1万5千人収容するCourt Philippe-Chatrierがセンターコートで、次に大きいのが1万人収容のCourt Suzanne Lenglen、その後にNo.1(Court 1)となる。

この日のチケットを購入できたので、開始の12時ちょうどに行くと既に長蛇の列になっている。オンラインでチケットを購入するとPDFがメールで送られてくるので、それをプリントアウトして持っていくのだが、それ自体はチケットではなく、バーコードを発券機にかざしてチケットが発券される。その発券機のところで渋滞になっていた。

当日のドローは会場で発表されていて、第1試合には、男子ランキング3位のイギリスのAndy Murrayの名前があったので、早速Court Suzanne Lenglenに行くと、意外と空いていた。

Rolandgarros1
Andy Murray

本戦ではないので、選手は感情を表に出すことはまずないし、緊張感があまり伝わってこないが、試合はスピーディーである。一応観客が入っているので、それなりに真面目にやっているのだと思う。たまにロブが上がると軽くスマッシュを打って、ロブとスマッシュでラリーを続けて笑いを誘うようなこともあるが。

マレーが無事勝ったのを見届けて、センターコートのRafael Nadalの試合を観に行くと、ほぼ満員になっていて入れない。さすが世界ランク1位のナダルである。何とか後ろの方で入ってみると今度は小雨が降ってきた。

Rolandgarros2
上がRafael Nadal

試合の方は、手を抜いている感じだったが、何と負けてしまった。相手はアルゼンチンのダブルDabulという選手。ナダルは全仏で初出場以来4連覇なので、練習試合とは言え、ローラン・ギャロスで負けたのは初めてだろう。月曜日の1回戦はストレートで勝ったようなので、まあ大丈夫だろうけど。

Rolandgarros3

ボール・ボーイ/ガールの交代。狭いコートの中をリレーのように全速力で走っている。サーブを打つ選手側のボール・ボーイ/ガールにボールを転がして送るのだが、ボウリングの球を投げるようなすごい構えから、優しく投げるように指導されているらしい。一挙手一投足から、晴れ舞台に向けて練習を積んできたのがよく分かる。

Rolandgarros4

Court 1での試合直後の様子。子供の顔くらいのテニスボールが売られていて、それにサインしてもらっている。このコートは試合開始直後から既に人だかりができていたが、センターコートでは、試合終了と同時に子供たちが一斉に入口からダッシュして、選手にサインをねだっていた。

注目は、コート整備の道具。ご覧のとおり古くなったネットを使っている。これは知らなかった。どんなクレーコートでもブラシしか見たことがなかったのに、何と世界で一番有名なクレーコートではネットを再利用しているとはflair もちろん、センターコートも同じである。

元々整備が行き届いているから、均すというよりはボールやシューズの跡を無くすだけで十分ということなのだろう。

もう1日、準々決勝のチケットを取っているので、面白いドローが残ることを期待している。

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2009-05-18

夜の美術館(パリ編)

アムステルダムでは、11月にmuseumnachtという夜に美術館を開放するイベントが開催された(記事はこちら)が、ここパリでも、土曜日に美術館の夜Les nuit des museesというイベントがあった。

Les_nuit_des_musees
ヴィクトル・ユゴー記念館の前に掲示されたイベント告知の広告

公式ウェブサイトによると、今回が5回目の開催で、ヨーロッパ全土に広がっているイベントらしい。パリでは、18時から24時まで、参加している美術館が無料開放された。まあ、美術館の入場料すら払えないというほどではないのだが、アムステルダムのmuseumnachtと同じように、いつもの違う経験ができるのではないかというのが楽しみだった。

http://nuitdesmusees.culture.fr/

このウェブサイトには英語版もあるが、名ばかりで実際はほとんど英語情報がない。そのため、どこの美術館が参加しているという以外の情報はほとんど分からない。

まずは、前回パリを訪問したときに駆け足で回ったオルセー美術館に行くことにした(昨年のパリ訪問の記事はこちら)。18時半の開館と同時に到着すると、既に行列ができていたが、20分ほどで入ることができた。

入口で、今夜の特別プログラムのチラシをもらったが、フランス語なので何かさっぱり分からない。ガイドツアーがあるようだったが、これもフランス語なので行っても仕方ない。

今回は印象派をゆっくり見たかったので、地階を少し見た後、5階に行く。オルセー美術館のメインの展示は地階、2階、5階の3フロア。ルノワール、ドガ、セザンヌ、モネ、ピサロ、マネなどが多く展示されている。フルートの音が聞こえたので、そちらに向かうと、ルノワールの有名なLes baigneuses(英語ではThe Bather、日本語では「浴女たち(ニンフ)」と呼ばれるらしい。)の前でフルートの演奏が披露されていた。

Orsay3

どうやらこの日の特別プログラムの1つだったらしい。

その後は、前回見ることができなかった2階に行って、ロダンの彫刻や、アール・ヌーヴォーの部屋を回る。

Orsay4
2階の左側がロダンの彫刻のあるセーヌ・テラス、左側のリール・テラスは彫刻の特別展をやっていた。

2階には、祝典の間と呼ばれる超豪華な部屋がある。写真がいまいちだが、金色の装飾に囲まれた大きな部屋には驚かされた。

Orsay5

やはり、まだ見足りないのだが、他の美術館にも行きたかったので、移動することに。出たときには、セーヌ川沿いの大通りまであふれそうなほど人が並んでいた。

オルセー美術館はRER C線のMusee d'Orsay駅前。月曜休館。通常は、9時半~18時、木曜日は21時45分まで開館。入館料は8ユーロだが、30歳以下の人又は夕方入場の割引は5.5ユーロ。

セーヌ川を渡ってルーブル美術館の前まで行くと、やはり並んでいた。中に入ったところで、広くて歩き疲れるし、人も多いだろうから今回はパスすることにした。

Carrousel
カルーゼル凱旋門からピラミッドとルーブル美術館を望む。空は青いが、もう21時を回っている。

結局、2つめは、マレ地区にあるヴィクトル・ユゴーの家Maison de Victor Hugoに行くことにした。ユゴーは、19世紀の小説家で政治家。レ・ミゼラブルLes miserablesが有名だろう。パリでは、凱旋門から放射状に伸びる大通りの1つの名前Avenue Victor Hugoになっているし、その通り沿いにはメトロ駅Victor Hugoもある。

Hugo1

ここは、彼が住んでいたアパートを美術館として開放している。彼の家はアパートの2階部分なのだが、このアパートがかなり広い。7部屋ほどあり、一番奥が寝室となっている。その途中の部屋には、中国の装飾や陶磁器が並べられた部屋もある。

Hugo3_2

今度は拍手が聞こえたので、そちらに行くと、どうやらイベントが終わったところのようだった。隣にいた人がトレビアンだったと話しかけてきたのだが、残念ながら何がトレビアンだったのか分からなかった。

Hugo2

展示品は、ユゴーの肖像画はもちろん、彼自身や彼の子孫が描いた絵画や、他の絵画・彫刻などもある。

場所は、バスチーユBastilleから歩いて数分、ヴォージュ広場Place des Vosgesに面したところにある。入場は無料(特別展は有料)で、通常は月・祝を除く10~18時に開館。

Bastille
バスチーユ広場にある、七月革命記念柱

フランスでは、最近、18~25歳のEU市民は美術館の入場が無料という、大胆な政策を導入した。そのためか、この日は若者の姿はあまり見かけず、大人向けのイベントという感じだった。

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2009-05-10

美術館無料開放日+モネを訪ねる

デジカメをなくしてパリに戻ってきたのは第1日曜日だったので、この日はパリの美術館が無料開放日。ということで、気を取り直して、ピカソ美術館に開館前から並ぶ。おそらくここはピカソの作品の所蔵数は最大だろう。それにしても、ピカソは難しい、というのが結論。

続いて、ポンピドゥー・センター内にある国立近代美術館へ。11時の開館に合わせて行ったら、驚異の人の列だったsad 数百メートル、ここまで人が並んでいるのを海外で見たのは初めてかもしれない。そのまま並ぶこと1時間強、、途中で気づけばよかったのだが、どうやら大通り沿いの入口は学生向けのようだった(実際、反対側の入口はそれほどでもなかった)。でも、学生は普段から無料のはずで、何でこの日に長蛇の列を作っていたのかは不明。中には図書館も併設されていて、試験前なのかというくらい、多くの学生が勉強していた。4~5階が美術館となっているが、4階は一部工事中だったこともあり、メインは5階に。ここでもピカソのほか、マティス、レジェなど近代美術が多数。6階では、カンディンスキーの特別展をやっていたが、残念ながら疲れて回りきれなかった。

カフェでクレープを食べて休憩し、最後はオランジェリー美術館へ。某ガイドブックには午後からとなっていたので後回しにしたのだが、正しくは9時~18時。並んでいたが、10分ちょっとで入ることができた。2006年に改装されて、何と言ってもモネの2つの大きな楕円の部屋が特徴。それぞれの部屋の四方を巨大な睡蓮の画が取り囲んでいる(計8枚)。地階も、ルノワール、セザンヌ、モディリアーニなどが充実していたのだが、睡蓮に時間を取ってしまったので、じっくり見られなかった。是非また行きたい美術館。

さて、デジカメはどうやら戻ってこなそうなので、日本のカメラ付き携帯電話を持ち歩くことにした。金曜日は第二次世界大戦の戦勝記念日で祝日だったため、知り合いにジヴェルニーGivernyに連れて行ってもらえることに。パリから出るのは初めてである。ジヴェルニーはノルマンディ地方の入口で、モネが過ごしたことで有名。ということで、前日にオフィス近くの16区にあるマルモッタン美術館へ予習しに行く。

Marmottan

ここでは、印象派のゆえんとなった、モネの「印象-日の出」が有名。そのほか、彼がジヴェルニーの自宅で書いた睡蓮や日本(風の)橋の絵画がゆったりと展示してあり、その真ん中にはグランドピアノが。こんなところで演奏会があればぜひとも行ってみたい。

Marmottan2

メインの展示会場への渡り廊下には、モネの「オランダのチューリップ畑」という風車とチューリップの描かれた作品もあった。モネ以外にも、ルノワールや女性画家のモリゾなどの絵画もとてもよかった。小さな美術館だがじっくり楽しめる。

金曜日。朝からジヴェルニーへ。モネの家と庭園に着いたのは開園前の9時過ぎだったが、既に数名並んでいた。チューリップなど色彩豊かな花が咲いていてとてもきれいな庭を通りながら、まずは家の中へ。

Giverny1

家の入口からまっすぐ伸びる花の道。晩年は視力低下が著しかったからこそ、庭の花は明るい色だったのかもしれない。

Giverny2 

家の中はモネの浮世絵コレクションがものすごい。北斎、広重、歌麿など、家中に浮世絵が飾られている。しばらく回っていると、観光ツアーのお客さんがやってきて家も庭園もかなりの混雑。これは早く来て正解だった。睡蓮を書いた池はとても立派で、色んな植物に囲まれている。

Giverny3

日本の太鼓橋を模して作られた橋には、藤が満開だった。

Giverny4

すぐ近くにあった、アメリカン美術館は2006年に閉鎖し、ジヴェルニー印象は美術館となって今月オープンしたそうである。併設されているカフェは入館料なしで入ることができるので、ここでランチを食べる。また、美術館の入口付近の庭も無料で散策できる。

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2009-04-27

ヴェリブを使ってみた。

この前パリのレンタサイクルシステムである、ヴェリブVélib'の紹介記事を書いたが、先週1週間使ってみたのでその感想。

月曜日の朝に、家から一番近いステーションに行って、1週間分の登録料5ユーロを端末・ボルヌBorneでクレジットカード決済。この端末はフランス語、英語、スペイン語の3ヶ国語対応。タッチパネルではなく、下のテンキーで操作するのだが、入力した情報はカラーディスプレイではなく、テンキーのすぐ上の部分に表示されるので少し分かりにくい。

Velib3

公共交通機関のICカード・Navigoを持っていると、それに情報を書き込んでくれるので、以後はボルヌまで行かずに自転車をロックしている個別の端末にカードをかざすだけでよい。緑のランプの自転車は使えるが、赤いランプの場合は使用不可。

Velib4

自転車は頑丈にできていて、あまりスマートではないが、動き出すと自動的に前後のライトが点灯したり、3段階のギアがついていたりと、機能としてはまずまず。かごにワイヤの鍵が付いているので、買い物するときも大丈夫。ただし、30分以内に返さないと追加料金なので、パン屋でバケットを買うときに使っただけ。

Velib5

鍵穴の部分は、ステーションに自転車をロックすると隠れるようになっているので、いたずらされないようになっている。乗っているときはかごに巻きつけておけば引ったくり防止になる。

月曜日から金曜日までは、通勤の行き帰りに使用。家の前のステーションはいつも十分自転車があるが、問題は帰りである。月曜日の夕方にオフィスの一番近くのステーションに行くと、3台ほど残っていたが、いずれも赤ランプ。

Velib6

1台は後輪のタイヤが外れている。残りは空っぽでなんともさみしいthink

Velib7

ボルヌで近くのステーションの空き状況を見ると、最も近いステーションも0台なので、10分近く歩いて別のステーションで借りることになった。

5日のうち3日は別のステーションまで歩き、もう1日はメトロの駅近くから借りようと思ったが空いていなかったので断念してメトロで帰宅。結局、一番近くのステーションで借りられたのは1回だけ。

緑ランプであっても問題のある自転車をつかんでしまうことがある。多いのはギアがうまくかまない自転車。軽いギアでがんばってこがないといけない。パンクも多いが、これは乗る前に確認すればよい。そのほか、プラスチックのカバー、スタンド、かごなどが壊れているのはよくある話。一番ひどかったのは、土曜日に見かけたこの自転車。

Velib8

ひどすぎるshock これでは返却することもできない。これはあまりにひどいが、それにしても、故障車両が多過ぎる。普通に自転車に乗っていて、こんな簡単に壊れるとは思えないし、オランダ人が見ても驚くだろう。不特定多数の人が利用することを想定して、この自転車は頑丈にできているはずなのだが。Youtubeを見るとこういう使い方をしている人がいるので、そりゃ壊れるだろうと納得。

土曜日は市内に遊びに行ったので、4~5回乗り継ぐ。ステーションは意外と目立たないため、20分を過ぎたころから周りを気にしながら運転するはめになる。天気が悪かったこともあったのか、自転車不足にはなっていなかった。日曜日はジョギングコースに行くために、家から公園の往復に使用したが、この日は全く問題なかった。

この1週間を通じて感じたのは、とにかく必要なときに無いのが困るということ。管理会社が巡回してバランスよく配置しているとのことだが、夕方の自転車不足は毎日同じ状態なので、何とかしてほしいと思う。幸い、逆にあふれて止められないということはなかった。

そして、一番の問題は、パリの道路が自転車フレンドリーでないこと。オランダのように、自動車道と自転車専用道が隔てられているところはまだ少ない。

Velib9

ここはブーローニュの森の中。そのほか、サイクリングコースとなっているところは市内でも専用道が整備されている。そうでない場合は、車道の端が自転車レーン(バスと共用の場合もある)となっていることがある。しかし、ここは駐車天国なので、車道の端は有料駐車場Payantがびっしり埋まっており、自転車道をふさいで空きが出るのを待っている車もある。有料と言っても週末の夜は無料になるところもあるらしく、またお金を払わない違法駐車も多いらしい。

Velib10

さらに自転車道がないと悲惨である。自動車に混じって自転車を運転するのはかなり危険である。おそらく自動車のドライバーも邪魔だと思っているはずで、交通事故も多いのではないか。大通りのラウンドアバウトでは石畳になっているところが結構あり、自転車で通過するのは一苦労である。

ヴェリブが普及した次は、交通安全対策として自転車が安全に通行できるインフラ整備が課題である。

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2009-04-22

日本人街+フランス競馬

前回(2週間前の週末)に引き続き、先週末の話。

土曜日は、前回祝日に行って閑散としていたオペラの日本人街へ行く。あいにくの雨だったが、オランダにいるときの癖で傘を持たずに出てきてしまった。幸いそれほど強くなかったのだが、ずっと小雨のまま止まないので散歩するにはいまいちの天候。

目的地は2つで、最初は日本でもおなじみの本屋ブックオフBOOKOFFへ。2店舗あり、1つは日本の本を扱い、もう1つは洋書(英・仏)を置いている。日本の本に囲まれると、すっかり日本に戻った気になる。ここでは、新刊と古本の両方を置いている。オランダでもそうだったが、新刊はかなり高い。古本は日本円で新刊と同じくらいの本もあるが、1冊2ユーロという古本もかなりある。世界経済、料理、教育など、駐在していた日本人が残していった本が多いような印象。

続いて、日本食料品を扱うお店へ。その前に寄った15区のAvenue Émile Zola沿いのお店も含めて計5件ほど回る。さすがパリで、品揃えは豊富だ。アムステルダムの日本食料品店では、そこで手に入らない日本食品は無いんじゃないかと思っていたが、パリに来ると、そんな物まで日本から輸入してくるか、という食材がたくさんある。オランダと比べると、冷凍食品、お酒・お茶、ペットボトル入り飲料などの種類が豊富だと思う。

そして、もう1つの違いは、日本人以外のお客さんも多少いたこと。パリでは、Japonaisという看板を掲げたレストランを散見する。オーナー・従業員は日本人ではないレストランが多く、メニューは寿司と焼き鳥が定番となっている。

小雨の中、日本品種米5kgや、豚バラ薄切りなどを買い込んで帰宅。

翌日曜日は、昼近くまで降り続いていた雨も止んだので、ブーローニュの森の隣にあるオートゥイユ競馬場Hippodrome Auteuilに遊びに行く。ジョギングをしているときに、ロンシャン競馬場にLes Dimanches au galop(日曜日は競馬場)という広告があり、この日曜日はオートゥイユの開催日だった。
http://www.dimanchesaugalop.com/index.php

競馬場の入場料は、平日3ユーロ、日祝4ユーロ、グランプリ開催日8ユーロ。この日はメトロのホームで券を配っていたので、入場券かと思ったら、この日はイベントだからか無料開放だった。帰ってウェブで翻訳してみると、もらった券は今年中に1回使える無料入場券と書いてあった。

競馬は午後から8レース。無料で配っているレース表をみただけでは、情報量が少なく、ほとんど予想のしようがない。お客さんも少ないし、馬券の種類は日本よりも豊富なのにモニターに写されるオッズは基本的に単勝しかない。また、スポーツ新聞のようなものを持っている人はいたが、レース表だけで予想している人も結構いるが、やはりゴール直前は歓声と叫び声。何となく(行ったことないけど)地方の競馬場みたいな雰囲気。

Hippodrome1

日本の競馬場ほどおじさんであふれていなかったのは、この日はイベントでポニーの乗馬体験や、顔のペインティング、ゲームなど、子供向けのイベントもたくさんあって、家族連れが多かったからなのかもしれない。

Hippodrome2

オートゥイユは障害競走専用の競馬場。中山競馬場までは9738km。看板には、世界の主要な障害競争の1つとして中山大障害が載っていた。

Hippodrome3

驚いたのは、スタート。

Hippodrome5

この写真は、実はスタート直前。なんとゲートがない。気づいたら、ばらばらに出走していた。

外周コースの内側にも入ることができて、かなり近くまで見に行くことができる。

Hippodrome4

水濠の近くには、カモの親子chick

Hippodrome6

そのまま、水濠に入ってしまった。。まだ競争が残っていたけど大丈夫だったのだろうかcoldsweats01

Hippodrome7

競馬場を後にして、帰ろうかと思ったが、まだ明るいのでメトロに乗って少し散策。この日は、既に閉館の時間だったので建物の中には入れなかったが、プチ・パレ、グラン・パレからアレクサンドル3世橋を渡って、国民議会などを見る。

Petitpalais
プチ・パレも大きいが、グラン・パレは写真に入りきらないほど大きい。

セーヌ川の右岸に戻って、コンコルド広場からチュイルリー公園。

Jardin_des_tuileries
天気が良いので、どこも日光浴や写真撮影をする観光客でごった返していた。

Madeleine
最後はマドレーヌ寺院からコンコルド広場の眺め。

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2009-04-20

Navigoでパリを回る。

昨年、パリに始めてきたとき(記事はこちら)にルーブル美術館、オルセー美術館、シテ島といった主要観光スポットを急ぎ足で回ったので、週末はその他の場所に遊びに行く。まともなガイドブックを持ってきていないので、メトロに乗ってからどこに行こうかと考えることも。

パリの公共交通機関は、1回券は1.60ユーロ(約200円)だが、カルネCarnetという回数券は10枚で11.40ユーロ。数日の滞在にはパリ・ヴィジットParis Visiteというフリーパスもあるが、ちょっと高い。

もう1つは、ナヴィゴNavigoという非接触ICカード(SuicaやPASMOと同じようなもの)がある。ここで紹介するのはデクーヴェルトNavigo découverteという非居住者向けのカードで、即時発行だが、最初だけ発行費用5ユーロが必要。これだと、1-2ゾーン(パリ市内+ブーローニュなど)は1週間16.80ユーロ、1ヶ月55.10ユーロ。1週間では、毎日往復してもカルネの方がお得である。注意が必要なのは、1週間は月曜日から日曜日、1ヶ月は1日から末日と期間があらかじめ設定されていること。

2週前の月曜日はイースターで休みだったので、まずはNavigo découverteを買ってその場で試しに1週間分チャージしてもらう。ふと日本人街に行ってみたくなったのでメトロでオペラ・ガルニエの近くまで行き、散歩してみる。当たり前だが祝日はほとんどの店が閉まっているので、閑散としている。うーん、何しに来たのか分からない。

ということで、そこから近そうな観光スポットを探すと、北にサクレ・クール寺院Basilique du Sacré-Coeur(フランス語では、oeはくっついて œ となるらしいがここではoeとする。)があるので、メトロを乗り継いでモンマルトル地区へ。

Montmartre_tertre

階段でモンマルトルの丘を登ると、似顔絵や風景画を描いて売っている広場が人だらけ。人ごみをかき分けてサクレ・クール寺院にたどりつくと、これまたすごい人!天気も良かったので、通路や階段に人がびっしりgeminigemini ちなみに、週明けにオフィスで話をしたら、夏はバカンスの観光客でもっとすごくなると言われた。

Sacrecoeur

そして、もちろんここでもドームに登る。入場料は5ユーロで入口の自動販売機で購入するのだが、おじいさんが丁寧に買い方を説明してくれるので、列は長くなるばかり。いざ買ってみると、改札はチケットを通さずに入れるgawk なるほど、これは階段(300段)の混雑緩和のための作戦だったのか。。

Sacrecoeur2

丘の頂上ということで、パリを一望できる見事な眺め。エッフェル塔や凱旋門よりもこっちの方がよさそうだ(両方登ったことはないけど)。入口の通行規制(?)のおかげで人もそれほど多くないし、天気のいい日は特にお勧めshine

Sacrecoeur3  

帰り際に、エトワール凱旋門Arc de triomphe de l'Etoileにも寄ってみる。とにかくでかい。そして、12本の通りが放射状に伸びていて、すごいインパクトである。そして、ここのラウンドアバウトを見ると、とてもパリで車を運転する気にはなれない。

Arc_de_triomphe

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