カテゴリー「旅行」の35件の記事

2010-05-21

世界最大の花市場

オランダにいる間に行きたいところリストの中に入っていたAalsmeerの花市場。先週、知り合いの方に連れて行ってもらったので、遅ればせながら紹介。

アールスメールAalsmeerの花市場bloemenveiling (=flower auction) のすごいところは、その敷地面積で、99万平方メートル(約1km四方相当)と世界第3位の広さを誇る。ちなみに、一番はドバイ国際空港第3ターミナルで150万平方メートル、デモの渦中にある(火中でもある)バンコクのショッピングセンターCentralWorldが第2位。

ということで、もちろん世界最大の花市場ということである。アクセスは、アムステルダム中央駅からバス172番で(Museumplein、Amstelveen bus stationなどを経由)1時間弱、スキポールから198番で30分弱のところにある、BVFH Hoofdingangで降りると観光客用の入口の前に着く。何しろ広いので、市場内にいくつかバス停があるが、172番だと市場に入った最初、198番だと4つめ(Ingang C1-D3とかで降りてしまうと相当歩く)。

観光客は平日7時-11時に入ることができ、入場料は€5。全体を見渡すことができる通路を歩くことになる。築地市場で見かける乗り物(ターレットトラック)に似た運搬車両が花を積んで動き回っていて、やはり市場という感じがする。録画して、高速早送りで見てみたい。。

Aalsmeer1

20台くらいカゴを後ろに引き連れていることもある。

Aalsmeer2

こちらが、オークション会場。ガラス張りになっていて、通路から眺めることができる。2つの画面にそれぞれ別の花の詳細情報が出て、それらの下に商品が回っている。担当者が触っている商品が現在のオークション対象。

画面左側の円盤が価格を表示していて、その中に、全体のロット数、現在の価格と競り落とされたロット数、残りロット数が表示される。ここでは、競り下げになっているので、最初は買い手がつきにくく、相場価格に近づくと徐々に競り落とされて、最終的にすべて売り切れたところで次の商品に移る(最低価格が設定されていて、それでも競り落とされない場合は流れる)。

Aalsmeer3

バイヤー(買い付け業者)さん。オランダでは珍しく男社会である。

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競り落とされた花が、落札した業者のスペースに向けて自動的に運ばれる様子。並行して自転車置き場があるのがオランダらしい。

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輸出業者の建物は通りを挟んだ反対側にもあるので、そちらに運ぶ場合はスキー場のリフトのようなものに載せられて運ばれていく。もちろん、行先が入力されているので、自動的に落札した業者のスペースに降ろされる。

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水につけておく必要のない花卉は、バケツではなく段ボールに入っている。当然、再使用されているのだが、そうであればもう少し耐久性のある容器にしたらよいのでは、と素人は思ってしまうところ。しかし、どの箱も使い古されて、色んなシールが付いているのを見ると、それなりにきちんと回っているようだ。

Aalsmeer7

今回は、連れ行ってくださった方のご厚意で、輸出業者さんのところも見学。巨大な冷蔵庫の中には、日本向けのバラやチューリップなど。中でも目を引くのがカラフルなもの。手前は花びらの縁にラメを付けている。

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こちらは眩しいくらいに色鮮やかなバラ。

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こちらの方が多少控え目。色は後から付けたり、色素を吸わせたりするらしい。つぼみのような状態で競り落とされて、日本に届くころには少し開いてくるものなのかと思っていたら、ほとんどの花が既に「満開」の状態になっている。低温できちんと管理されていればそれほど開かないとのこと。

Aalsmeerx

最後に、場内の小売店へ。買い物カゴは、市場で使われているものと同じで、超巨大(笑)

Aalsmeery

せっかくなので、買って帰ったのがこちら。

Aalsmeerz

バラの中から更に花が咲いている、Exciting-Mという変わった品種。フランスで見つけられ、オランダで栽培されているもの。
http://www.excitingm.com/

さすがに上は下のバラほどは開かなかったが、1週間以上は元気に咲いて楽しませてくれた。

期待どおり、カラフルな花をたくさん見ることができた。団体客ルートとは違うところも案内していただき、全体をぐるっと回って満足。

詳細は、市場の運営しているFloraHollandのウェブサイトで。
http://www.floraholland.com/en/

Home > About FloraHolland > Visit the auction > Visit Aalsmeer に関連情報がある。

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2010-05-08

久しぶりに見た日本

アイスランドの火山噴火で延期となってしまった日本への一時帰国だが、約1週間ずらして再予約をした。当初はパリでの乗継便だったが、直行便に変更することができたのが不幸中の幸い。といっても、再予約の時点では復旧の見通しが立っていなかったので、祈るしかない。

幸い、週明け早々には空の便は正常化し、今度は無事日本へ飛び立つことができた。オランダでは、指導教官とのミーティングをずらすだけだったが、日本での調査予定も組み直しとなる。今回の調査は、日本の大学に行って、大学生に質問票を埋めてもらうというもの。キャンパスで勧誘するのは効率が悪いので、講義終了直後に教室内で協力をお願いするという方法を取った。

日本での専攻は理系だったので、社会科学系の調査のお願いをするにもほとんど伝がなかったが、何とか名古屋と東京で計4つの講義を確保できた。渡航延期になって1週間ずらしたいとの連絡をすると、どの先生も快諾していただいたが、4月29日は祝日、30日も臨時休校(再予約してから判明)ということで、別の枠で調査させていただくこともあった。

調査はしっかりやるとして、帰国の楽しみはやはり日本食である。行く前は、寿司・ラーメン・焼肉を食べまくると意気込んでいたが、そんな余裕はあまりなかった。

土曜日に帰国して、まずは予定どおり大学時代の後輩たちと焼肉。日曜日は、先輩の結婚式にお呼ばれするも、作業を仰せつかっていたので、時差ボケする暇もなく準備に追われる。結婚式はこれまで参加した中で一番すごかった。何がすごいかと言うと、人数と迫力、そして食事(肉がおいしかった!)などなど。作業も何とか形になり、一安心。

月曜日は、早朝の新幹線で名古屋へ。1限の終了間際に滑り込んで、最初の調査実施。お昼は味噌カツを食べて、データ入力をしたところでほぼ力尽きるが、がんばってひつまぶしを食べに行く。

Nagoya1

名古屋は全くと言っていいほど来たことがないので、一番有名らしい「あつた蓬莱軒」へ。確かにとてもおいしいが、3000円近く払って食べるのはこれが最後だろう。

翌日も朝から調査。私の研究分野では大家の先生の講義にお邪魔し、その後には研究室でお話を聞かせていただく。同じ大学にお世話になった先生がいらっしゃるので、そちらの研究室にもご挨拶。講義直前にもかかわらず、お時間を頂戴した。

その後、仕事の関係で挨拶に行き、その足で雨の名古屋城をぐるっと回る。帰りは駅前で味噌煮込みうどん。

Nagoya2

水曜日は母校で調査。以前お世話になった先生に相談したところ、わざわざ同じ学科の別の先生にお願いしていただき、予定数を確保。最後の調査に至っては、祝日になってしまうので、大変恐縮ながら前の週に実施していただいた。その回答を受け取りに伺う。大量の調査票を抱えながら、家に帰る途中でラーメンを食べる。

翌日からはデータ入力作業。400件近いサンプルをエクセルに入力するのは想像以上に大変だった。山のような紙をオランダに持って帰るわけにはいかないので、家族の力も借りて、データ入力とチェック作業。その合間に、調査のときに関心を持ってくれた学生さんと会ったり、お世話になった方の退職のお祝いに駆けつけたり。おしまいに友達と会って、最後の夕食で無事寿司にたどり着いた。

スーツやコートを持って帰ってきたので、トランクに空きスペースができる。カップ麺などをたくさん買い込んでトランクに詰め込み、オランダに戻る。残り2ヶ月、とにかく修論を仕上げなければ!

さて、久しぶりに見た日本。オランダ人に東京出身だと言うと、多くの人が、アムステルダムなんか比べ物にならないくらい人が多いだろうと言ってくる。私は、東京にはアムステルダムやロッテルダムのような都市がいくつもぎゅっと詰まっているだけで、個別に見れば大して変わらないと返答してきた。だけど、週末の池袋を出たとたん、祭のような人の波が襲ってきた。2年近くですっかり忘れてしまっていたが、改めて東京の人込みは異常と感じた。

もう1つ気づいたことは、自転車。オランダに比べて走っている台数は圧倒的に少ないが、自転車専用道がないので、前から後ろから歩道の中に自転車がやってくる。歩行者と自転車が完全に住み分けられた社会で生活していると、これも異常な光景であった。もっとも、オランダのようにすごいスピードで自転車を漕いでいる人はほとんどいないのだが。

今回は、調査にご協力いただいた先生を始め、多くの方に本当にお世話になりました。ありがとうございます。

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2010-04-20

火山噴火で帰国延期

修士論文研究の調査のために、日本に1週間ほど一時帰国することになっていた。そんなところに、アイスランドのEyjafjallajökull(エイヤヒャットラヨークトルとか読むらしい)火山が14日に噴火し、欧州の空が閉鎖されてしまった。

私のフライトは18日だったので、まあ数日で収まれば大丈夫だと思っていたのだが、甘くなかった。スキポール空港もKLMも頻繁に最新情報を更新していたが、再開の見通しは無い、欠航したら空港には来ないように、という情報ばかり。

前日になっても飛ぶかどうか分からなかったので、スキポールの鉄道駅を降りてみると、構内の飛行機出発・到着便案内はCancelledで埋め尽くされていた。

Eruption1

一方で、鉄道のTickets&Servicesには、国際線の窓口に長蛇の列。欧州なら空がダメでも陸があるのだが、当然こちらもパンク状態のはずである。

Eruption2

おとなしくアムステルダムに行って、パーティに参加していると、早々に19日の朝まで飛ばないという情報を聞いてしまい、インターネットでそれを確認。キャンセルが確定。この日のパーティには、他にも2人、帰れなくて困っている人たちがいた。

Eruption3
空は雲ひとつ無い快晴なのにsun 

そうなると、調査の日程調整を再度やり直さないといけない。約1週間ずらす方向で考える。今回の火山噴火の影響でキャンセルされたチケットは、航空会社かチケットを販売した代理店で、同一クラスへの変更や全額払戻しが特別に手数料無料で受けられる。私はインターネットでオランダの代理店から買ったので、情報がすべてオランダ語でよく分からず、KLMのコールセンターに電話するも当然待たされたままでつながらない。(注:チケットの取扱いは、それぞれの航空会社で確認を!)

予定のフライト時刻が過ぎた後に、空港にあるKLMのチケットオフィスに行ってみることにした。もはやCancelledを並べても意味がないことが分かったのか、案内板には便名の表示が無くなっていた。

Eruption4
空っぽの案内板にGoede Reis(良い旅行を)とは、むなしいものである。

チケットオフィスは閉じていて、KLMのスタッフ数名がオフィスの前で対応している。変更も払戻しもコールセンターか代理店に電話しろと言われて、24時間のコールセンターの電話番号がプリントされた紙を渡される。

テロでもないのに、スキポールが閉鎖されてしまった。

Eruption5

その後、コールセンターに電話。数十分待たされた後、超忙しそうなオペレータが出て、あっという間にre-bookingが完了。電話での会話は以前よりだいぶましになった気がするが、早口で時間を読み上げられるとなかなか正確に聞き取れない。繰り返してくれと言うとオペレータはいらついていたが、適当に予約してしまうと後で困るので仕方ない。

そんな中、率先してテストフライト等で安全確認を進めてきたKLMが19日の夜にアムステルダムから上海、ドバイ、ニューヨークへの便をついに再開。20日にはほぼ平常運転に戻る見込み(ただし、アムステルダム→大阪便は欠航)とのこと。

安全最重視で進めてもらいたいが、とりあえず再開の知らせにほっとする。誰もが想定していなかった自然災害による空の便への影響、そして自分もその当事者の1人になるとは思いもしなかった。

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2010-02-27

リートフェルト・シュレーダー邸

外国に旅行に行くときは世界遺産を中心に計画を立てているが、オランダに滞在してみるとオランダ国内の世界遺産をあまり見ていないことに気づく。これまで行ったのは、キンデルダイクの風車群と、昨年世界遺産に指定されたワッデンゼーだけ。

ということで、今回はユトレヒトにある世界遺産、リートフェルト・シュレーダー邸Rietveld Schröderhuisを見学。スタイル派De Stijlのリートフェルトが1924年に設計した邸宅。シュレーダー婦人が発注したことから単に「シュレーダー邸」と呼ばれているが、当初はリートフェルトのスタジオがあり、彼も晩年を過ごしたので、正式には両者の名前が付されている。

Rietveld1

ユトレヒトの住宅地に建っているので、外観は自由に見ることができるが、中に入るには近くのチケットオフィスでチケットを購入する必要がある。ただし、入れる人数が限られているので、運営・管理をしているユトレヒト中央美術館のウェブサイトから事前にオンライン予約をしておくことを強くお勧めする。

http://www.centraalmuseum.nl/
オランダ語又は英語のトップページからrietveld schröderhuisをクリックすると、オンライン予約の画面へのリンク(変わるかもしれないが、現時点ではこちら)がある。右側にJapanese form for online reservationsというリンクがあるが、機能していないので、英語で予約を。

ユトレヒト中心部方面からPrins Hendriklaan(バス4番)を進むと左にリートフェルト・シュレーダー邸があり、その先の椅子のデザインのタイルが壁に敷き詰められた高架下をくぐってすぐの通りを左側に進むとチケットオフィスがある。

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オフィス内にも、家具デザイナーだったリートフェルトの1918年の代表作「赤と青の椅子rood-blauwe stoel」を始め、彼がデザインした椅子等の家具のミニチュアがずらり。ツアーの前後に時間があればビデオを観ることもできる。

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ガイドツアー(参加者に合わせて英語又はオランダ語)とオーディオガイドの2種類がある。ガイドツアーは、リートフェルト・シュレーダー邸を1時間と近くにあるモデルルームを15分の計1時間15分、オーディオガイドは前者のみの1時間。オーディオガイドの言語は詳しく分からないが、日本語版があるようなので、英語がダメな人はオーディオガイドが良いだろう。

今回参加したのはガイドツアーで、大人は€16(Museumkaart提示で€7)。オーディオガイドは€9(Museumkaart提示で€4)だが、これにはユトレヒト中央美術館とその向かいのディック・ブルーナハウスの入館料も含まれている。料金は、当日チケットオフィスで支払い。ちなみに、中央美術館から無料の自転車を借りることができるので、リートフェルト・シュレーダー邸までサイクリングできる。

http://www.holland.or.jp/dick_bruna_huis/
ミッフィーの作者、Dick Brunaの展示館。館内も日本語が充実しているらしい。

邸内は写真撮影不可、土足不可。ビニールの靴カバーを渡されるが、日本人なら靴を脱いで回る方がいいと思う。

赤青黄と黒で構成された直線的なデザインがとても印象的。また、それぞれの部屋に出入口と洗面台があり、部屋ごとに独立した生活空間となっているのも面白い試みである。窓を大きく取っているが、カーテンではなく大きな木の板で蓋をするようになっている。その板は、目立たないように壁に溶け込むように置かれている。

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合理主義的デザイナーである彼の建築は、誰でも住めるように安価なものだったらしく、地階のおしゃれなライトもオランダのメーカーPhilipsのものだとか。直線的な要素の多い家だが、キッチンとこの写真の部屋にある机だけは、曲線的な自然木が使われていた。

更に特徴的なのは、仕掛け。玄関から数段上がったキッチンと、その上(1階=日本式2階)に入るための扉はレバーや紐で開閉できるようになっているし、空間を広く使うために折りたたむことのできる机がたくさんある。また、1階はふすまのようなパーティションをいくつも開いて3つの部屋に区切ることができるようになっている。パズルのように組み立てられていくのを見ているだけで楽しく、どこか日本的なものも感じた。1階には、玄関とつながった管spreekbuis(直訳すると通話管)があり、インターホンintercomのようになっているのも面白い。

年末に見てきた(でもまだブログに書いてない)、同時代の近代建築バウハウスのドイツ・デッサウにある校舎やマイスターハウスの建設(1926年)よりも2年早いが、色使いも家の中の構造も、リートフェルト・シュレーダー邸の方が圧倒的に斬新である。

唯一残念な点は、前述のとおり、目の前が高架道路になっていること。建築当初は素晴らしかったであろう1階の窓からの眺めが、今は車が行き交っている。道路との間には多少緩衝帯があるのだが、世界遺産の歴史的近代建築にもう少し配慮してほしかったものである。

毎日のように来場者がいるにもかかわらず、外装・邸内はとてもきれいだった。リノベーションもされているようだが、なにしろ80年以上経っているので、今後も適切に管理してもらいたい。一緒に回ったオランダ人観光客が、邸内のある部分を指して「これはアスベストだ」と言っていたが、本当だったら除去するのだろうか。。

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2010-02-04

リンブルフに行って来ました。

リンブルフLimburgは、オランダの12州の1つで南東端に位置する。今回行って来たのは、ファルケンブルフValkenburg (aan de Geul) と州都のマーストリヒトMaastricht。

そもそも私自身、オランダ人にこの2都市に行って来ると言ったところ、Veel plezier in Limburg! (Have a good time in Limburg) と返されて、リンブルフってどこだろ、と思ったのだが。アムステルダムにいたときからマーストリヒトは行ってみたい都市の1つだったものの、行く機会なくフローニンゲンに来てしまった。フローニンゲンとマーストリヒトはオランダの北端と南端なので、狭いこの国でも電車で4時間以上かかる。

今回はジョギング合宿に参加することになり、念願のマーストリヒト訪問となった。マーストリヒトへの憧憬は、ベルギー(+ドイツ)との国境が近いこともあり、オランダ的ではない、特に食べ物がおいしいと聞いていたため。金曜日からファルケンブルフで2泊し、ジョグをして温泉(thermae)に入って、日曜日の午後にマーストリヒト観光。

オランダ最南端ということで多少暖かいことを期待したのだが、残念ながらとても寒かった。夜に着いたら路面は凍っているし、気温もフローニンゲンやアムステルダムとさほど変わらない。翌朝目覚めると、何と雪がかなり積もっているsnow 今年はどこに行っても雪らしい。

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橋の上から運河を見つめる銅像も寒そう。

市内観光を兼ねて、ファルケンブルフの街中から郊外まで、雪が積もった中を走る。

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Thermaeは、古代ローマの公衆浴場という意味なので、スパspa、あるいは日本的には銭湯。温水プールとサウナから構成されていて、裸で湯船に入る日本式とは違う。プールは水着着用が必須で、サウナは水着不可。そして、驚くべきことは、サウナは基本的にみんな裸で入る。タオルを持っていくのだが、タオルは衛生面からサウナ内で座る又は寝るところに敷くためのもの。高温、低温、スチーム、アロマなど10種類くらいあるサウナの外を歩くときはタオルを巻いているのだが、サウナ室内に入ると裸。衝撃的な体験だったが、郷に従えばすぐに慣れてしまった。

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今回行ったのは、Thermae2000というところで、年中無休9時-23時。一日券は€30程度で、午前のみ、夜のみだと€20程度で入場できる。バスローブは無くても良いが(施設内のレストランに入るときは必要)、冬は温水プールを出た後がすごく寒いので、レンタルした方がいい。入場は10歳以上とされているが、子供はほとんどいないので、静かでリラックスした時間を過ごすことができる。
http://www.thermae.nl/

再び走って、またスパに戻る。最後にビールを飲んで終了。ディナーは市内のレストラン。期待どおりのオランダ離れした味だった。

土曜日の夜もまた雪。翌朝もジョグがあったのだが、もう十分走ったので、午前は11世紀に建てられたファルケンブルフの城跡へ。

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城跡から洞窟にも行くことができるのだが、ガイドツアーの時間が合わずに断念。この洞窟は11月から12月にクリスマスマーケットが催されることで有名。

http://www.kasteelvalkenburg.nl/ ファルケンブルフ城跡とベルベットの洞窟

午後は車で30分ほどでマーストリヒトへ。日曜日なのでほとんどの店はしまっていたが、市内を散策。

オランダでは一般的である、市内の中心の広場に市庁舎が建っているのはここでも同じ。

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もう1つの広場Vrijthofに並ぶカフェ。赤黄緑の旗は、星の無いガーナの国旗のようだが、ファルケンブルフや郊外でもよく見かけた(最初の銅像の女性のマフラーも)。リンブルフ地方のお祭りの旗のようだ。

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その反対側には古い2つの教会が並んでいる。逆行で見えにくいが、左の聖ヤンス教会の赤い塔が印象的。

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町の南側には城壁が残っている。

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Helpoort地獄の門。18世紀にペスト患者がここをくぐってペストハウスに隔離されたというもの。

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最後にマース川を眺めて散策終了。

Maastricht6

ここで知った異文化は、言語。散策していて、町中のオランダ語があまり読めないのはいつものことだが、たまにオランダ語らしくないスペルや省略形を見かけた。実はそれらはリンブルフ語Limburgs(英語ではLimburgish)だったらしい。オランダのリンブルフ州、ベルギーのリンブルフ州、そしてドイツの隣接地域の160万人が使っている。もっとも、一般的に使われている文語は標準のオランダ語で、リンブルフ語は主に日常の話し言葉として用いられているとのこと。

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2010-01-21

ハノーファー22時間日帰り旅行

年末のドイツ旅行で使ったGerman Rail Passが1日分残っていたので、1ヶ月の期限ギリギリでドイツへの日帰り弾丸ツアーを敢行。行先は、がんばって日帰りで回れそうなところでHannoverとBraunschweig。

フローニンゲンからだと、ドイツ旅行は気軽に行ける。中央駅前からオルデンブルクOldenburg経由でブレーメンBremenに行くバスが出ている。ブレーメンまでは2時間半で片道€19、往復€33。
http://www.publicexpress.de/

午前から深夜まで、1日5往復程度運行していて、ブレーメン空港でも停まるのが魅力。ブレーメン空港は、欧州の格安航空会社Ryanairが主要空港の1つとしている。まだRyanairを使ったことがないが、本当にすべて込みで€5前後でチケットを買うことができる。

フローニンゲンから電車で国境を越えるとなると、朝まで待つことになるので、午前2:15発のバスでブレーメンへ。

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ブレーメンの駅舎。大きな壁画の右側には音楽隊も見える。

ブレーメンはまた遊びに来るだろうということで、今回はスルーし、そこから鉄道でハノーファへ。着いたのは7時前だったが、7時にはMarkthalleという屋内市場が開いたので、そこで朝食。パンもコーヒーもおいしい。平日ということで、通勤前の会社員なども多かったが、のんびり雑談をしているおじさんたちも多い。

とにかく極寒なので、できるだけ外を歩かないようにする。9時にヘレンハウゼン庭園Herrenhäuser Gärtenが開くとあったので、U-Bahn(地下鉄だが、郊外に行くと地上を走る)に乗って向かったものの、入口らしきところは閉まっていて入れない。ちなみに、U-Bahnは1回乗車券(1ゾーン)€2.20だが、一日乗車券は€4.20と2回乗る(又は往復する)だけで元が取れてしまうという不思議な料金体系なので、一日乗車券を購入。

Herrenhaeusergaerten1
案内のプレートを見る限り、相当大きい庭園なのだが、フェンスの先に行くことができず断念。

仕方なく向かいの植物園に行って、温室の蘭やサボテンを眺める。直前の環境心理学のゲスト講義で、自然環境を見たり触れたりすることにより人間の機能向上やストレス低減が起こるのは、自然が持つフラクタル(自己相似性)によるのだという面白い話を聴いたので、幾何学的な植物たちをしばし観察。

Herrenhaeusergaerten2 Herrenhaeusergaerten3 

温室以外は雪に埋もれて何があるのかほとんど分からない。温室のチケット売場で庭園の入口を聞くも結局分からず。鉄道駅まで戻り、ハノーファは後回しにして、電車で30分ほどのブラウンシュヴァイクBraunschweigに行くことに。

ここでの目当てはHerzog Anton Ulrich-Museumに展示されているフェルメールの「ワイングラスを持つ娘」。ただし、この美術館は2012年半ばまで閉館中で、その間はダンクヴァルデローデ城Burg DankwarderodeのRittersaalにて、フェルメールを含む主要作品の展示を行っている。城のホールが臨時美術館になっていて、雰囲気がとても豪華。お客さんも少なくて、じっくり見ることができた。おまけに美術館のカタログも無料でくれた(在庫処分らしい)。
http://www.haum.niedersachsen.de/ (ドイツ語のみ)

ブラウンシュヴァイクの紋章はライオン。12世紀にこの地を拠点としたハインリヒ獅子公にちなんだもの。

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城広場Burgplatzのライオン像。左の建物がダンクヴァルデローデ城、中央の塔は市庁舎Rathaus、右は大聖堂Dom。

フェルメールを見てこの町は満足したのだが、広場にある土産物屋兼観光案内所に寄って、観光マップをもらってみると、意外と大きい町で見どころが多いことを知る。時間が限られているので、案内所でお勧めしてもらったRizzi hausを見に行った。

Braunschweig2

アメリカNYのポップアーティストJames Rizziがデザインしたというビル。トラムが走る大通りに面していて、すぐ奥には教会が見えるというこのコントラストが凄い。ちなみに、ビルの中には普通にオフィスが入っている(おそらく内部見学は不可)。

ハノーファに戻り、市内観光。この町はU-Bahnが発達していて、中心部は鉄道駅からも歩けるクレプケKröpkeという広場。驚くことに、この駅は13本もの地下鉄が通っている。

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ちなみに、この駅を通らないのは10番(Kröpkeを通るのは夜間運行のみ)と17番の2本だけ。さすがに東京のメトロでもここまで集中した駅はない。赤青黄の色ごとに3種類のホームがあり、中心部の数駅は同じ色の路線が同じルートを進み、郊外に出ると枝分かれするという仕組みになっている。

しかし、この日はU-Bahnやバスにはほとんど乗らずに町中を歩き回ることに。散策のガイドは、「赤い糸」Der Rote Fadenという歩道に引かれた赤いライン。

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4.2kmの赤い糸に沿って進むと、町の主要観光スポットをすべて見て回れるというもの。36ヶ所の見どころを網羅したポケットサイズの日本語の小冊子(約100ページ)は€2.50で、駅前の観光案内所や市庁舎で購入できる。座る設備の有無、入口・トイレの段差の有無などの情報も載っていて、非常に親切なガイドブック。

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「赤い糸」は、鉄道駅付近は人通りが多いため見えにくい。そこを除けば、大体たどれるようになっているが、赤い糸が引かれているはずの橋が工事中だったために、1つ奥の橋を渡らないといけないということもあった。

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右側に見える橋は工事中のため閉鎖。

大通りのLeibnizuferに並ぶ、ニキ・ド・サンファルNiki de Saint Phalleのナナ像Nanas。相当目立ってます。

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ハノーファで最も楽しみにしていたはずの、市庁舎。射手の狙っている先は市長室とのこと。

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庁舎内には自由に入ることができて、その豪華な内装にも圧倒されるのだが、本当の「楽しみ」は庁舎の丸ドームの傾斜に沿って昇るという珍しいエレベータだった。しかし、残念ながら冬の間は休業。

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正面の反対側から見た市庁舎の全景。目の前はMaschteichという湖だが、完全に凍っている。

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市庁舎の近くにある、Nord/LBという銀行のビルもかなり奇抜で目立っている。飛び出ている部分は職場環境としてはどうかと思うが。

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最後に、ピカソ、クレー、レジェ、そしてニキ・ド・サンファルらの近代美術を展示しているシュプレンゲル美術館Sprengel Museumをぐるっと回って終了。

Hannoverx

帰りは時間がなかったので、バスに乗って再びMarkthalleへ行き、スタンドでハムとジャガイモサラダをビールで流し込み、走って鉄道駅へ(実際は、そこまで急がなくても良かったのだが)。

Hannovery

帰りはフローニンゲンまで電車で行き、家に着いたのはほぼ24時。長い日帰り旅行だった。

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2009-12-31

デュッセルドルフのラーメン

久しぶりに更新します。

日本ではもう年が明けているが、オランダはもう少しで新年。ということで、外では年末年始だけ許される爆竹や花火の音がずっと鳴っている。

年末の講義が終わってから、デンマークとドイツを訪問していたので、しばらく更新できず。その内容も近いうちに記事にします。年明け早々に試験とレポートの提出があるので、それが終わって落ち着いてからになりそう。。

とりあえず、大晦日とは何の関係もないが、忘れないうちに一番最後の訪問地のデュッセルドルフについて。ドイツのデュッセルドルフは、日系企業が多く進出していることもあり、ヨーロッパで最も日本人が多い都市の1つ。インマーマン通りImmermannstraßeは日本人街になっている。そんなわけで、この都市を訪れる最大の目的は、ずばりラーメン。かねてから、デュッセルドルフのラーメンは日本の味だと言われていたし、そろそろ本物のラーメンが食べたくてたまらなかったので、1日の滞在だったが昼と夜をラーメンに。

最初に行ったのが、「匠」。店員は全員、お客さんも7-8割は日本人。もちろんメニューも注文も日本語で大丈夫。注文したのは特上味噌。ランチタイムは、ライスともやし増量が無料ということに気を取られて、麺を大盛りにし忘れる。。

Takumi

味は、確かに日本のラーメンです。味噌はコクがあって、麺は日本から運んでいると書いてあった。価格は10€前後で、日本のラーメン屋と比べると確かに高いが、オランダやドイツでこの値段で普通の食事をするのは難しいことを考えると、ここでは安いと思えてしまう。

もう1つは夕食として、「なにわ」に行く。アジア人を中心に10人以上並んでいた。こちらでも、味噌ラーメン。ライスセットでキムチも付いてくる。野菜増量と味付玉子が無料。ドイツのホテルの朝食ビュッフェにはゆで卵があるので、ヨーロッパ人も玉子は食べると思うのだが、味付玉子は頼むと付けてくれるようになっている。個人的には、こちらの方がシンプルなスープがストレート麺と良くからんで好きだった。さすがに後半はお腹いっぱいになってしまったが。

Naniwa

デュッセルドルフはラーメンを食べて、日本食料品店を回って終わり、そこからオランダに帰国(アムステルダムまで2時間強)。ICEで快適な旅のはずだったのだが、車両トラブルなのか国境駅で乗り換えるはめに。

それでは、2010年もよろしくお願いいたします。
Gelukkig nieuwjaar!

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2009-12-13

今日からアムステルダム-パリ間が3時間18分に。

オランダ、ベルギー、フランス、ドイツを結ぶ高速鉄道Thalysが今日13日から新ダイヤになった。これまで4時間9分だったアムステルダム-パリ間が51分短縮されて3時間18分になる。

これまでのタリスは、パリ-ブリュッセル間は300km弱を1時間20分で走っているのに対し、ブリュッセル-アムステルダム間は200km弱なのに時間は倍の2時間40分かかっていた。今回の時間短縮は、ベルギー・オランダの高速鉄道線路の整備が進み、最大時速300km運転が可能になり、後者の時間が1時間50分に短縮されたことによる(パリ-ブリュッセル間は変わっていない)。同様に、ブリュッセル-ケルン間も30分短縮されて1時間50分になった。

速くなる分、値段も上がるわけで、パリ-アムステルダム片道の定価はComfort1(1等車)€199、Comfort2(2等車)€123。ヨーロッパの多くの鉄道は早く予約すると安いチケットを買うことができるので、この定価で乗ることはまずない。これまでは、2等席は一番安くて€25あるいは€36があり、それが売り切れていても€50-60で乗れることがほとんどだった。

http://www.thalys.com/nl/en/new-fares/Amsterdam/Paris

新しい料金表を見ても、前日まで販売されている、変更可・キャンセルは半額払戻しのチケットは€62-105、変更不可のチケットは15日以上前で€45、30日以上前で€25とある(ただし、安いチケットは席数が少ない)。

2等席が€25で乗れるのであればこれまでどおりだが、現時点でインターネットで予約可能な来年3月まで探しても€25のチケットは販売されていない。最安値は12月21日まで販売のプロモーション価格で、3月中旬までの乗車の変更不可のチケットが€35。プロモーションが終われば、多くの場合は€45が最安値のチケットになるかもしれない。

さて、これまでもオランダ-ベルギー間は、特急券等や座席指定を必要としないInterCity(急行)が走っていた。アムステルダム-ブリュッセル間はInterCityでも2時間48分となっているので、以前のタリスとほぼ同じ。値段は年間割引パスVoordeelurenabonnementとRailpassがあれば€25程度。問題はブリュッセル-パリ間はタリスの独占運転となっているので、長距離バスに乗らない限り、タリスを乗らなければいけない。

近くなったパリ。チケットのavailabilityがこれまでどおりであれば、accessibilityが向上したと喜べるのだが、どうなるか。

Thalyscomfort1

1等車で出される軽食(アルコールやコーヒーも飲める)。3時間強に短縮されても、多くの電車で引き続き2回の軽食が提供される。この他、無料Wi-Fi、新聞サービスなど至れり尽くせり。新しい料金体系では€79からだが、空席状況によっては2等車とほとんど値段が変わらないこともある。

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2009-10-14

10月限定鉄道割引パス

以前、オランダの鉄道料金という記事で書いたとおり、年間55ユーロでオランダ国内の鉄道が平日朝を除いて40%引きになる割引パス(voordeelurenabonnement)を購入することができる。

昨年購入したパスが1年経ったので、継続するために窓口に申し込みに行くと、10月限定で3ヶ月間の割引パスが販売されていた。値段は15ユーロ。一日券や遠距離の往復が通常料金44ユーロなので、これを1回購入するだけで元を取ることができる。短期滞在者にもお得である。

1年パスは顔写真付きのカードが発行されるが、3ヶ月パスはおそらく写真不要。ただし、住所や電話番号などの個人情報の記入が必要となる。(そのため、数日程度の旅行者が購入できるかは分からない。ホテルの住所でも書いておけばよい気もするが。)

インターネットでも申込みが可能。
http://www.ns.nl/driemaandsvoordeel

オンラインショップにリンクされているので、actie code 2934E を半角で入力すると、購入の画面に進む。デビットカード・クレジットカードで決済すると、送料無料で自宅に郵送される。住所はヨーロッパ域内から選べるようになっているが、日本に郵送するのは無理だろう。
http://shop.zetes.be/PromoInputPage.aspx

これは10月31日までの期間限定キャンペーンなので、私は再び1年パスを購入した。

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2009-08-28

Wadlopen!

8月にフローニンゲンに引っ越して、オランダ語漬けの日々。先週末が唯一のお出かけ旅行で、フリースランドの島に行った。オランダ北部のもう1つの主要都市、Leeuwardenに電車で行き、そこからバスでHolwerdという町へ。

Wadlopen01
フェリー乗り場。左端がフリースランドの旗。斜めに入った白のラインの中に、ピンクのハートが並んでいる。

旅の一番の目的は、島でのんびりすることではなく、Amelandという島まで歩いて海を渡るというwadlopenというレクリエーションに参加することfoot HolwerdからAmelandまでは10km程度で、これを4時間近くかけて歩く。フローニンゲンに来ることを決める前から気になっていたのだが、地理的にも近くなったし、一緒に行ってくれる人もいたので、参加することにした。

なお、この海(ワッデンゼー)は、オランダからドイツ、デンマークまで続く湿原で、今年UNESCOの世界遺産(自然遺産)に指定されている。

集合は、フェリー乗り場に隣接したレストラン。おおらかな人たちなので、予定の時間を過ぎてもみんなのんびりしていてなかなか始まらない。

Wadlopen02
レストランの下は、ピロティになっている駐車場。見えにくいが、看板には「注意!最高身長1.95(m)!」と書いてある。1.95m以上の人は頭をぶつけるという注意書き。さすがオランダ、本当にぶつけそうな人が結構いる。とにかく男女問わず、みんな大きい。

30分以上遅れて、ようやくガイドが説明を始める。もちろんオランダ語で。靴は、バスケットシューズが推奨されているが、そうでない人は紐をしっかり結ぶshoe 泥にはまって靴だけ抜けてしまうらしい。また、190cm以上あるガイドのおじさんが、水が胸辺りまで来るとジェスチャーで示すのだが、せいぜい膝くらいまでで、冗談だと思っていた。

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開始地点。泥の中を数十人のグループになって進む。

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何も無い田んぼの中を歩いている感じ。懐かしいヘドロ臭がする。とにかく、オランダ人は一歩が大きいので、小さな日本人はあっという間に遅れてになってしまう。。前半で、一番後ろの2,3人がリタイヤして引き返してしまったので、いよいよ最後方から必死でついていく。

30分に1回くらいずつ、休憩が入る。もちろん立ったまま、水やバナナを摂る。しばらく歩き続けると、泥から砂に変わってきて、だいぶ楽になる。途中、川のようになっている地帯があり、水の中を渡ると、再び水のほとんど無い砂や泥を歩く。

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ついに膝上まで来てしまった。ハーフパンツが濡れないようにと注意していたが、意味が無くなった。

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とうとう本当に胸まで水が来てしまった。バックパックは濡れないように持ち上げて、「川」を渡る。

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最初に深さを調べるガイド。

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それを見守る参加者。

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ゴーサインが出て、荷物を持ち上げながら川に入る参加者。難民か、あるいは宗教的な儀式のようにさえ見える。(自分もその一員だったのだが。)

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後半は歩きやすくなって、自然を感じる余裕が出てくる。小さな魚やヒトデも見かけたが、貝殻がとにかく多かった。

Wadlopen11

ようやく、Amelandが見えてくる。が、最後の最後にまた泥の中を歩くことに・・・gawk お陰でせっかくきれいになったスニーカーが再び泥まみれ。洗ってみたものの、ヘドロ臭が全く取れないので、捨てるしかないのかもしれない。。

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島に着いてもまだゴールではない。反対側のビーチまで砂丘を歩いて移動。

Wadlopen13

そこから、トラクターらしき移動手段に詰め込まれてホテルに行く。日帰りの場合は、バスに乗り換えてフェリー乗り場へ行き、Howlerdに戻ることになるが、これだけ汚れて、鉄道に乗って帰れるのだろうか。何といっても疲れるし、日帰りはあまりお勧めしない。

島で一泊して、翌日、1時間弱のフェリーでHolwerdに戻る。よくもこれだけの距離を歩いたものだと改めて感じるとともに、あの時間にあそこだけ潮が引けていたから歩けたのだと思うととても不思議な気分である。

【おでかけ情報】

ワドローペンのシーズンは5月~9月。複数の団体が主催しているので、ウェブサイトで日時・場所を確認して、予約をする。行き先の島によって初心者向けから上級者向けまで様々なコースがある。土日の開催が多いが、早朝スタートなどのツアーもあるので、時間の調整が必要なこともある。今回のツアーは帰りのフェリー代が込みで22.50ユーロ。

http://www.wadlopen.net/ (主催団体の1つWadloopcentrum Fryslânのウェブサイト。英語あり。)

AmsterdamからLeeuwardenまでは、NSのIntercityで約2時間20分。Leeuwardenからバス66番で終点Holwerdまで、40分程度、2.50ユーロ。

島のトラクターは3ユーロ。歩くこともできるらしいが、さんざん歩いたのに、更に砂浜を歩こうという人はいないと思われる。

靴は、バスケットシューズでなくても大丈夫だと思われるが、捨ててもよいものを。メッシュ地だと靴の中が小さな貝で大漁になるので(私)、普通のもので。水、お菓子、バナナ、長袖などをお忘れなく。荷物に泥が跳ねて汚れるので、ランドセルカバーのようなものを装着している人もいた。それから、日差しが強いので、日焼け対策、サングラスなど。

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