カテゴリー「大学」の25件の記事

2009-11-07

映画館で講義

今週から、前期の後半、つまり2つめのブロックが開始された。大学の施設は町中に散らばっているので、科目によって学部の本館、別館、大学本部など様々な場所に移動することになる。

木曜日の講義は、いわゆる学部の別館に当たる建物で行われる予定だったのだが、最初の講義は「Images 1」に変更になった。これが、Images。

Image1

どう見ても、大学の施設ではない。地階はカフェになっていて、そこを通り抜けると、Images 2と3があり、階段を上った1階にImages 1がある。建物の上部にConcerthuis(コンサートハウス)と書いてあるが、実はここは映画館movie 

ということで、「教室」の中は、こんな感じ。

Image2

おそらく200席くらいあるのだが、学生は30名程度。教室の大きさの問題ではなく、単に教室の数が不足しているようだ。映画館なので、映像や音声は大丈夫だと思ったのだが、Realplayerがインストールできずに開始が遅れ、予定していた講義内容が終わらなかった。。

実は、映画館で講義をやっているらしいという話は以前から聞いたことがあった。ここよりも大きなPatheという映画館も教室として使われている。先日、心理学科の学部生に会ったとき、学部は毎年肥大化していて、今年はオランダ語コースの新入生は800人、internationalの学生を含めると1000人近くになっているそうだ。もっとも、1年経つと25%くらいは休学したり、転籍したり、辞めてしまうらしい。

ということで、心理学概論のような授業は800人近くが必修となることがあり、一番大きな映画館(上映部屋)で講義があり、それには入れなかった学生は隣の部屋でサテライト講義を受けるという仕組みになっているとのこと。

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2009-10-21

アムステルダム・マラソン、そして試験

日曜日、アムステルダム・マラソンに行ってきた。といっても、今回は応援のみ。

アムステルダム・マラソンは事前申込制となっていて、翌日の月曜日に試験があることが分かっていたので、今年はエントリーをしなかった。今回の試験期間では試験は1つだけだったので、週末をずっと勉強に充てなくても何とかなりそうなことが分かり、アムステルダムに行くことにした。

ゴールのオリンピックスタジアムの少し手前にあるフォンデルパークVondelparkで応援。マラソンを沿道で応援するのは初めて。当日は快晴で、気温もそれほど高くないのでマラソン日和。今思えば、ハーフマラソンにエントリーしておけばよかった。。

40km地点付近で待っていると、ちょうど2時間くらいで先頭のランナーが通過。ケニア人のGilbert Yegonという初マラソンの選手で、結局そのまま2.06.18のコースレコードで優勝した。

Adammarathon1

2,3位もケニアの選手。上位10人は、全員ケニア・エチオピア勢だった。

Adammarathon2

その後も女子の選手や、一般ランナーを拍手で応援。知り合いの日本人も数名見つけることができた。昨年出場したハーフマラソンのときは、Vondelparkでかなり声援を受けた記憶があるのだが、実際に応援している人は意外とまばらだった。

Adammarathon3

その後、試験勉強を終わらせて、日本人ランナーの飲み会に合流。といっても30分ほどで終電になってしまい、そのままGroningenに帰宅。走っている姿を見て、再びマラソン熱が上昇中spa

翌日の試験は、18:30-20:30というかなり遅い時間。フローニンゲン大学では、通常試験はexamenhalという体育館のような試験専用の巨大な会場で実施される。複数の試験が同時に実施されるので、自分の受験する科目のエリアを見つけて着席する。

18:30ちょうどに会場に入ると既に問題用紙と解答用紙が並べられていて、解き始めている学生もいる。結構適当な感じ。。日本人の得意な持込み不可closed-book examだったので、がんばって覚えれば何とかなる。最初の試験ということで緊張したが、落とすことはないだろうと思う。ちなみに、今回落とすと、学期末(年明け)の追試期間に試験がある。つまり、前期の科目を落とさなければ、この期間は春休み(冬休み?)になる。

Vondelparkでのかわいい1シーン。

Adammarathon4

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2009-09-20

修了式

アムステルダムでの修士プログラムは、7月に修論が受理された時点で事実上修了していたのだが、8月末日に最終的な修士号取得の可否の審査が行われた。と言っても、その場に立ち会う必要もないし、結果も特に知らされず。あくまで事務手続である。

ようやく先週に修了式が行われた。50名強のクラスメイトのうち、今回の修了式の対象者は半数以下で、既に帰国している留学生もいるので、実際にその場で修了証書を受け取ったのは(2年がかりの学生も含めて)約20名。

日本では、大学全体の卒業式の後に流れ作業で卒業証書が渡された記憶があるが、オランダでの修了式はだいぶ違う。このプログラムだけの修了式で、場所は普通の教室、立派な衣装を着るわけでもない。私服で来ている学生(特にオランダ人)も多い。

事前に知らされた所要時間は2時間半。一体、何人がスピーチをするのかと思ったら、プログラムのDirectorである教授から一言あった後、修論の指導教官から一人ずつ呼び出して、修論の成果やエピソードを数分話してくれる。そして、修了証書にサインをしてめでたく修了となるpencil

おそらく指導教官の都合で、私が一番バッターで呼ばれる。クラスメイトとその家族や知人の前で指導教官からお褒めの言葉を頂き、言われるがままに数枚の証書にサインをして、保存用の筒とバラと記念のカバンをもらう。

個人的には修了証書に入る文字が気になっていたのだが、指導教官が最後にcum laudeだと言ってくれたので、喜びもひとしおshine ぎりぎり要件は満たしているはずだったが、担任に聞いてもそれは自分の担当じゃない(やはりオランダ!)と言われて分からないままだったので、一安心である。他には、オランダ人3人と一番仲の良かったフィリピン人(帰国したので欠席)がcum laudeをもらっていた。

これが20人続くのはあまり面白くないので、途中に修了生による修論発表(概要)が2回ほど入る。最後にDirectorから終わりの言葉があり、式は予定時間を少し超過して終了。その後、構内で立食パーティ。もちろん、パーティが終わってから、学生だけでアムステルダム市内へ出かけて2次会となる。3次会もあったが、さんざんみんなと話して食べて飲んだので、トラムが無くなる前に2次会で失礼する。

アムステルダムでは、今さらながらシロダムSilodamという住居やオフィスが入る有名な近代建築を訪問。近くで面会があり急いでいたので、アムステルダム中央駅からタクシーに乗ろうとしたが、近いので歩けと言われる。バスも出ているが2km程度なので、徒歩圏内foot

Silodam1

シロダムという通りに沿っているが、建物と通り(陸)の間に少し隙間があり、海(湾)に浮かぶように建っている。駅前から北へ渡る無料フェリーから眺めると全体が分かる。オランダらしい建築であり、フローニンゲンの我が家はこれを参考にしている気もする。

Silodam2

設計は、MVRDVというオランダの建築家集団で、自由大学の医学センターVUmcのがんセンターも手がけている。

Vumc

その週末は、その日に知り合いに誘われて、Wouter Hamelという日本でも少し人気があるらしいジャズシンガーのコンサートを聴きに、彼の地元であるハーグのライブハウスへ。見た目は若いが、実は30過ぎらしい。彼自身のパフォーマンスもよかったが、バックのバンドメンバーと楽しんで演奏しているのが伝わってきて、楽しめた。

Wouterh

ステージの左脇では、曲に合わせてOHPに影絵を映し出すという細かい演出をしている人がいた。地元の友達という感じで、ちょっと和んだ。

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2009-09-18

新学期、始まる。

前回の更新からかなり時間が経ってしまった。新しい大学院が始まってしばらく経つが、まだ慣れていない感じがする。

3週間の集中オランダ語講座は無事終わり、5単位をもらったが、おそらく修士の卒業単位には算入できないだろう。それとほぼ入れ替わりで、大学のIntroduction weekが始まった。留学生向けのwelcoming ceremonyは、フローニンゲンのランドマークであるマルティニ教会Martinikerkで行われ、学長らが祝辞を述べた。

Bommenbered

国旗を掲げるMartinikerk。8月28日は、Bommen Berendと呼ばれるフローニンゲンの解放記念日で、フローニンゲンだけの祝日である。当時のフランス王国と戦ったオランダ戦争は1672年だが、フローニンゲン大学は1614年創立である。今年が395周年だが、あと5年後の400周年はより盛大になるに違いない。

Rugrector

この方が学長。学生に呼ばれて自宅から(確か15kmくらいと言っていた)学生寮でのイベントに参加したのだが、その際も自転車で行ったというエピソードを話していた。オランダの中でもここフローニンゲンは自転車の町であるbicycle

夏休みが明けると、フローニンゲンは学生だらけになる(つまり、自転車だらけでもある)。フローニンゲン大学とHanzehogeschool(高等専門学校)にそれぞれ2万5千人以上の学生が在籍するので、17万人の市民の約3割が大学生ということである。

アムステルダム自由大学と異なるのは、留学生の規模である。大学が大きいこともあり、留学生がとにかく多い。ERASMUSプログラムと呼ばれるヨーロッパ内の交換留学システムの学生が相当数を占める。また、ドイツ国境と近いこともあり、ドイツ出身の学生が目立つ。留学生ネットワークの事務局の学生はアムステルダムでは数人だったが、フローニンゲンでは100人くらいいて、イベントも常にグループに分かれる。

歓迎イベントの内容はアムステルダムと同様で、初日の夜はPub crawlと呼ばれるパブのはしご。ウェルカムドリンクのチケットを渡されたパブは何と6~7軒。さすがに3,4軒回ったところで引き上げる。その他は、市内の散歩、大学の運動施設や文化センターでの体験デーなど。

それと並行して、大学院も始まる。初日は説明と各種手続ということで、キャンパスに行ってみると、教室には数名のクラスメイトと担当教授とアカデミックアドバイザーだけ…gawk この日は留学生向けだった。入学前に聞いたときは10名以上留学生がいると聞いていたのだが、実際に入学したのは最終的に私を含めて5名だけだった。奨学金がもらえずに辞退したアフリカ等途上国の学生もいたらしい。結局、クラスメイトは、ギリシャ人、メキシコ人、中国人、インドネシア人の4名である。

オランダ人のクラスメイトは何人いるのかと聞いても、よく分からないとか。。私のプログラムは1年コースで、数年前にinternational programmeになったので、留学生への対応は言わば「後付け」なのである。

実はこの説明会と同時刻に既にある科目の1回目のレクチャーが始まっていると言われた。規模も大きいし、歴史もある大学なので、しっかりしていると思ったのだが、たまにそうでもないところがある。科目の履修登録も、英語表示のinternational programmeとしては登録できずに、オランダ語表示の同じ科目を登録しないといけない。

更にひどいのは、教授ら大学スタッフとの連絡は大学のwebmailで行うこととされているのだが、そのwebmailがInternet Explorerとの相性が悪いので、メールを書くときはFirefoxを使わないといけない。IT担当スタッフはたくさんいるのに、何でシステムがこんなにしょぼいのか。。

授業は1日1コマ程度だが、新しい分野なので、毎日図書館にこもって予習をしないとついていけない。そのリーディングの量が多いし、社会科学系の論文は難解である。。1年が2つの学期から構成され、各学期が2つのブロックに分かれている。1ブロック週1コマで5単位が基本だが、基礎的な必修科目などは週2~3コマでも5単位しかもらえない場合もある。

卒業に必要な単位は60単位で、その半分の30単位を修士論文が占める。アムステルダムではほとんど科目を選ぶことができなかったが、ここでは選択科目の幅が広いのがいい。しかし、最後のブロックにも科目が設定されているので、最後は修論を書きながら単位を取るという厳しい生活が待っていることになる。

今年のうちに修論のテーマを決めて書き始めるくらいでないと、と言われているので、早速分野の近い教授のアポを取って、打合せをするつもりである。

Rugacademiegebouw

Welcoming ceremonyの日のAcademiegebouw。フローニンゲン大学は、市内の至るところに建物が点在しているが、このAcademiegebouwが中心的な建物で、その向かいに大学図書館がある。

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2009-08-17

オランダ語への再挑戦

フローニンゲンに早めに引っ越した理由の1つはアムステルダムの学生寮を出なければならなかったためだが、もう1つはオランダ語講座である。アムステルダムでも週2回のオランダ語講座に通い、ほとんどの授業に参加したものの、実際のところは大学院のグループワークや普段の勉強に時間を取られて、ほとんど身に付かなかった。そこで、今度は夏の集中講座に通うことにした。月曜日から金曜日まで午前の3時間半を3週間。全く初めての人から多少単語を知っている程度の人が参加する、初級者コースに参加している。ちなみに、この大学では、言語的にも地理的にも近いドイツ語ネイティブだけを対象にしたクラスもあり、このクラスの進み具合は相当早いに違いない。

クラスメイトの出身はアジア、ヨーロッパ、アフリカ等と散らばっている。サウジアラビアから病院関係(看護士?)の勉強をしに来た学生が多く、10名強のクラスのうち5人がサウジアラビア人である。また、パートナーの都合でオランダに住んでいるという主婦の外国人も数名いるのがアムステルダムのときとの違いである。一応勉強したことがあるので、最初からついていけないということはないが、原則オランダ語だけで教えるという方法には相変わらず苦労する。やはり、全く初心者のインド人は相当苦労しているし、スペイン語しかしゃべれないキューバ人は2回目でドロップしてしまった。どうしても分からないと英語で説明してくれるのだが、その英語も分からないとコミュニケーションも難しかったのだろう。

とにかくヒアリングが最大の問題である。3時間半のクラスが終わると、次の日までの宿題が出る。と言っても、テキストを読んでくる程度のものなので大したことではないのだが、CDを何度も聞かないと聞き取れないところがあるので、予習はかなり時間がかかる。当初は、これと並行して英語のライティングの授業も取ろうかと考えていたのだが、オランダ語だけで十分時間を取られるので、ライティングは授業が始まってから改めて考えることにする。復習をする余裕はほとんどないが、幸か不幸か金曜日にはテストがあり、復習するよい動機付けとなった。テストは、単語の複数形を書いたり、動詞を主語に応じて変化させて穴埋めをしたりと、中学生のときに受けた最初の英語のテストのようなものもあってどこか懐かしかった。

今度こそは多少身に付くように3週間がんばらねば。

テキストの一節。

 オランダ人は、朝食にはチーズか肉を乗せたパンを食べます。昼もパンを食べます。夜は、じゃがいも、肉か魚、そして野菜を食べます。

初級者向けのテキストなので極めてシンプルだが、確かにそのとおりbread これだけの文章で食生活を表現できてしまうのがオランダ。

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2009-07-17

ついに修論が終わったので。

修論、ようやく提出しましたshine

当初予定から1週間遅らせて月曜日の予定だったが、どうしても終わらなかったので火曜日に提出。それにしてもしんどかった。日本でも修論を書いたことがあるが、こんなに大変だと思わなかった。研究前に想定していたワード数の倍くらいになっていた。

遅れたと言っても、この時点で提出している人は少数派で、8月中旬までに出せば9月の修了式に間に合うらしい。それに間に合わなくても修了はできる(9月以降になると授業料が発生するらしいが、ヨーロッパの学生は大した額ではない。)。そのため、修了式は10月、12月、2月、6月にも予定されている。

修論を提出したのも束の間、最後に自己評価レポートを出さなければいけない。プログラム開始当初に自ら設定した目標が達成されているかをレビューする。2,3枚で終わると思ったのだが、結局これも10枚。修論が終わって集中力が切れてしまったので、木曜日の深夜までかかってしまった。

今日は、その自己評価レポートを基に担任と面談。点数が付くのだと思っていたが、パスか再提出しかないから、どんなに褒めても結果は同じだと言われた。先に言ってくださいgawk

実は修論の成績ももう出ているので、すべての結果が揃い、修了の申請を終えた。これで大学の手続は一通り終わったことになる。クラスメイトとランチを食べるのも最後かもしれないと思うと少しさみしい。みんな9月の修了式に間に合うといいのだが。

修論は、今週の月曜日に最後の追い込みをしていたら、指導教官からメールが。これが成績だと言って、評価レポートのPDFが添付されていた。あの、、まだ提出してないんですけど、としばし呆れてしまったが、クレームを言う気力もなく、最低限ほしい点数はもらえたので結局このまま確定した。最終ドラフトは読まないで、最終レポートで評価すると言っていたのに。。このいい加減さがすごい。

というわけで、1週間ほどのんびりしようと思う。帰ってきたらGroningenへの引越しの準備。

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2009-07-07

オランダに戻りました。

久しぶりの更新。というのも、予想どおり修論に追われているため。

前回のエントリーの時点では、当初の締切り(今日!)に間に合わせるつもりだったのだが、どうやら間に合わなさそうということが判明して、指導教官に了解をもらって1週間だけ延長することにした。

今月いっぱいくらいは延ばしても卒業時期に影響はなく、実際その予定の学生も結構いるらしいが、指導教官とチューター(担任)が夏休みに入ってしまうのと、自分の夏休みが短くなるという理由で1週間で何とか終わらせるつもり。と書きながら、本当に大丈夫か、と思っているのだが。それにしても、卒業の手続でサインが必要なのに、それを担当する職員の2人が同じタイミングで1ヶ月もバカンスに行く。代理もいない。はっきり言って信じ難い。

先週の金曜日でインターンシップが終了。同じ課の職員の送別会で、ついでに私も祝ってもらい、シャンパンを頂く。論文を書きたいので、結局土日も出勤する。Velib(レンタサイクル)に乗ってオフィスから帰宅したのだが、土曜日の夜に帰ると、家の前のステーションが自転車で埋まっていて留められない。そういうときは、ボルノ(端末)にNavigoカードをかざすと15分延長できるはずだが、1台空きがあると表示される。どこを探してもみつからないので、近くの別のステーションに行くと、やはり埋まっているのに1台空きがあるって。。これは作戦か、と思いながら、結局30分を超過してしまい、もう1つのステーションに留める。

翌日曜日、家の前のステーションから自転車を抜こうとしたら、反応しない。で、自転車を引っ張ってみると、動いた。。ステーションと接続する部分がなくなっていて、単に置いてあっただけらしい。土曜日は気づかなかった。夜、本当に最後のオフィスを後にして、これまた最後のパリジョグに出かける。Velibでブーローニュの森まで行き、ロンシャン競馬場を2周。24時間で5回も乗れば、2ユーロ(使用料1ユーロ+延長の1ユーロ)の元を取っただろう。ブーローニュの森を走ることもおそらくもうないのだろうと思うと、なんとなく寂しい。

残っている荷物からして、シャンパンを持って帰る余裕がないので、職場の方にお願いして、最後に一緒にシャンパンを空ける。美味しかったbar で、夜中に荷造り。明らかに荷物が多過ぎる。2回に分けて持ってきた上に、論文用の書類や本があるので、1回で持って帰るのは無理があるらしい。

結局、バックパック、スーツケース、スーツ、ウエストバッグ、ノートパソコンと書類を入れたバッグが2つの計6個になってしまった。しかもすべてパンパンに。。朝8時半のタリスだったが、ラッシュアワーのメトロに乗るのは厳しいと思い、早めに出ることにした。何とか荷物を持てたが、歩くだけでしんどい。長い階段は途中で休憩を入れる。メトロに乗ると、自分の荷物で囲まれてしまう。とにかく大変だったが、何とか北駅に着く。

この日は初めてのタリス1等車。いつも2等車で遠くまで歩かされていたのだが、何とこの日は1等車が先頭。つまり、一番奥まで歩かされる。北駅のホームはコンクリートがはがれまくっているので、キャスターが壊れたスーツケースで歩くのは大変。何の試練なのだろうかbearing

1等車は、広いし、食事や飲み物もたっぷり出るし、インターネットも無料ということで、とても快適bullettrain この日のチケットは65ユーロで買ったので、この値段なら費用対効果は高い。

アムステルダムに戻って、大学へ。指導教官に挨拶して、しばらく論文を書いていたが、カフェテリアに行くとクラスメイトと再開。やはり、学生同士の方が気が楽だ。境遇が一緒で話題も身近ということもあり、英語が分かりやすい。パリにいたときはランチタイムの日常会話(もちろん、英語。フランス語のときは黙々とランチを食べていたけど。)についていけないことも多々あったなあと。

やっぱりこの国の方が落ち着くconfident

そんなわけで、あと一週間。気合い入れて終わらせますgood

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2009-06-22

ユトレヒトに行ってきました。

修論はいよいよ大詰め。今週は、大学でプレゼンテーションがあったので、久しぶりにオランダに戻る。

帰ったついでに、知人の紹介で環境・社会配慮型のまちづくりのプロジェクトを見学。この話はまた書くとして、翌日は昼から指導教官と面談をして、その後にプレゼン。論文を書くのに必死であまり準備する時間がなかったので、発表は時間どおりにおさまらずいまいちだった。

その日の夕方、久しぶりにいつものところで髪を切ってもらった後、友人を訪ねてクラスメイトとユトレヒトへ。と言っても、着いたときには既に20時過ぎ。町のランドマークであるドム塔はオランダで一番高いらしい。

Utrecht_domtoren

その後は、運河沿いにあるタイレストランで食事。アムステルダムの大きな運河は近くまで寄れないのだが、ここでは運河沿いの通りから1階下がったところにカフェ・レストランが並んでいて、店の外なら運河を目の前にして食事を取ることができる。

Utrecht_thais

あいにく、肌寒かったので、料理が出てくる前に店内に移動したのだが。その後は、友人にどうしても行きたいところがあると言って、連れて行ってもらう。

そこは一見ただの歩行者信号。

Utrecht_signal1

近づいてみると、信号機の中の人がミッフィーになっている。

Utrecht_signal2 Utrecht_signal3

ここユトレヒトは、ミッフィーの作者ディック・ブルーナ氏が暮らしている町。Miffyとは英語で、オランダ語ではNijnjeナインチェと言う。喜んで写真を撮っている私を見ていた友人は、そんな私を笑いながら写真に収めていたcoldsweats01

ミッフィーの小さな広場という意味のNijntje Pleintje(ナインチェ・プレーンチェ)には、シンプルな銅像がある。

Utrecht_nijntje1 Utrecht_nijntje2

絵本のキャラクターだからなのか、2次元。。横から見ると板になっています。

あっという間にパリに戻ってきて、残すところあと2週間!

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2009-06-15

白アスパラガス

先週は、一週間ほとんど会議だった。そうしている間にも時間は確実に過ぎているので、いよいよ今週は大学でプレゼンをしないといけない。日本では卒論・修論を提出してからプレゼンだったので、最終審査というイメージがあるが、現在のプログラムは原則として論文提出前にプレゼンをする。このプレゼンは研究プロジェクトの評価の10%を占める。

来週頭には最終ドラフトを提出することになっているが、文章はまだまだ空白が多い。いよいよ追い込みになってきた気がする(結構前からそのつもりなのだが。。)。

そんな中、ちょっと食べ物の話を。

この時期はヨーロッパでは白アスパラガスが美味しいと聞いていた。オランダ・ドイツだけでなく、フランスでもそうらしい。ということで、2週続けて週末にマルシェで白アスパラガスを買ってきた。とにかく大きい。直径が3cmくらいあるので、緑のアスパラガスとは全く違う種類のように見える。実際のところは同じアスパラガスで、土をかぶせて栽培すると日が当たらないので白くなるらしい。

白アスパラガスは皮をむく必要があるのだが、ピーラーだとうまくむける。下手に包丁で厚めにむいてしまうと、食べるところがどんどん減っていく気がする。。直径1cmくらいの白アスパラガスは安いのだが、それこそ食べるところがなくなってしまうのではないか。

鍋にアスパラガスがかぶる程度の水と塩を少しを入れ、むいた皮と切り落とした根の部分と一緒に茹でる。20分くらい(多分)茹でたら完成。料理というレベルではない。

問題はソース。最初はわさび醤油で食べたのだが、これが美味しい。そして、2回目はSauce hollandaise、つまりオランダのソースという白アスパラガスにかけるソースを買ってきてかけてみた。バターと卵黄、それにレモン汁を入れて作るようなのだが、これが非常においしくない。さすが「オランダ」という名が付いているだけのことはある。

味の違いはアスパラの質もあったのかもしれない。1回目はオランダ産でキロ7ユーロくらい。2回目のアスパラは少し茶色になっていて、値段も安かった(4.5ユーロ/kgくらい)。と、2回目はいまいちだったので、写真は次回にします。

最後に大事なことを。茹で汁はスープにできます。チキンブイヨンを入れたらそれだけで十分美味しい。牛乳とか、玉ねぎとかジャガイモも一緒に入れるとよいらしい。

ようやく旬の食べ物にありつけたのだが、白アスパラガスは6月まで。

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2009-04-09

ラストスパートinアムステルダム

今週からパリでの生活を再開しているのだが、遅ればせながら慌しい先週について。

月曜日にパリから戻り、木曜日の試験に備えてひたすら勉強。日本人の得意な持込み不可の試験なので、とにかくスライドを覚えて、リーダーも重要なところを頭に叩き込む。

試験は、一問目が「principle(原則)の定義を書け」という問題。それだけしか書いていないが、おそらく「国際法における」という文脈。確かにprincipleについては講義の中でかなり時間を割いたのだが、定義なんてスライドに無かったような。。その後は多少知識を問う問題があったものの、ほとんどが自分の考えを書かせる記述式。試験開始当初は本当に終わるのかという分量だったが、これまでと同様に見直す時間もなく、ぎりぎりまで書き続けて終了pencil

おそらく落ちることはないだろうという前提で、ようやく研究プロジェクト以外のすべての試験と課題が終わったshine 次の日の昼は、クラスメイトがバイトしているインドネシア料理のレストランに招待してもらった。やはりアジア料理は何を食べてもおいしいrestaurant

Indonesian_restaurant

夜は、最初で最後のクラス会。会場はオランダ人クラスメイトの寮のキッチン。典型的なオランダ人大学生の寮とのことで、1月まで住んでいたゲストハウスと比べると多少はきれいだったが、キッチン・シャワー・バスは十数名で共用とのことで、大して変わらなかった。

Classparty1 Classparty2 

参加者は、クラスメイトの友人や、どうしても来たいという先生(1名)も含めて総勢40~50名。最初はスーパーファミコンgame のマリオカート(懐かしい。。)大会だったのだが、どんどん人が増えてくるとそれどころではなく、音楽を大音量で流してクラブ状態。オアシスとかが流れるとみんなで大合唱になるkaraoke これで会うのは最後というクラスメイトも多いと思うのだが、感動に浸る余裕もないくらい、とにかくすごかった。途中で力尽きてソファーで寝て、結局明け方にタクシーで他のクラスメイトと帰宅。

Classparty3 Classparty4 

土曜日は、中国人の友達が中華料理を振舞ってくれた。ただし、彼のキッチンが狭いので我が家を会場にすることに。アジアの留学生友達、彼のクラスメイト、そしてルームメイトのマーくんの総勢10名。やはり中華もおいしい。韓国人のクラスメイトが持ってきたタコのキムチもおいしかった。

Chinese_party

終了後は、キッチンや共有スペースを掃除して、荷造りと部屋片付けもいよいよラストスパート。少しだけ寝て、早朝のタリスでパリへbullettrain この日はロッテルダムとパリで大規模なマラソン大会があったが、パリのRERやメトロには特に影響なく、無事ブーローニュに到着。今回は荷物も重くて疲れたので、ぐっすり寝て翌日からの仕事に備える。

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2009-03-26

パリに来ました。

Bonjour!

先週からいよいよ最後のモジュールが始まった。今回は、環境政策の国際関係論。楽しみにしていたモジュールの1つだが、講義はわずか2週間で、その間にペアでレポートを書くことになっており、その翌週には試験というタイトなスケジュール。

今週も講義が続いているのだが、月曜日からパリに来ている。実は、パリでのインターンシップを研究プロジェクト(修論に相当)とすることとした。研究テーマに最も関係のある会議が今週開催されており、それに出席するためにパリに滞在している。

とは言え、来週試験があるので一旦オランダに戻り、試験が終わってから再びパリに来ることになる。研究期間は約3ヶ月。

昨年末にも関連の会議に参加するためにパリに来たので、メトロの乗り方やカルネ(回数券)の買い方くらいは覚えていて、滞在先と会議場を往復する程度であれば、まあ問題はない。ずっと会議をやっているので街中を歩くこともほとんどないが、ようやく明日で終わるので、週末は散歩かジョギングでもしようかと思う。

滞在先は、アパートの1部屋を借りている。窓からエッフェル塔がばっちり見えるのが素晴らしい。アムステルダムもパリも、春めいていた先週から一転して今週は寒いため、夜に冷え込むのが難点だが、4月になればそんな心配もいらないだろう。

Toureiffel
滞在先から見たエッフェル塔。毎正時になるとピカピカ光りだす。

会議の方は、ある程度中身を理解していると思ったのだが、知らないトピックが出てくるとほとんどついていけなくなる。結局は英語の問題のような気もするが、ここでのインターンシップで仕事も語学もスキルアップできるようにがんばらねば。語学はまずは英語。で、フランス語は・・・オランダ語もろくに身につかなかったので、ほどほどに。

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2009-03-20

Bath in Bath

Please scroll down for English version.

前回のエントリーの続き。

金曜日は、5つめのモジュールの試験。今回は、環境政策も環境経済学もリーダー(予習用の論文や本)をベースにした問がいくつかあって、難しかった。試験は持ち込み可なのでリーダーを広げて該当箇所を読むのだが、試験時間が限られているため、内容をある程度覚えていないと試験中に読んだ上で自分の考えを書くというのはかなり厳しい。結局すべての解答欄をとりあえず埋める程度で終わってしまった。

いずれにせよ試験は終わったので、あれこれ考えることなくイギリス・バースに行って、Pre-sessionalのクラスメイトたちと久しぶりに再会。みんな大変そうだった。

次の日は、ローマ風呂のあるバースならではのスパ(温泉)に行く。昨年の夏には行けなかったので、今回の楽しみの1つ。週末は混むと聞いたので、午前中に行くと既に行列ができていた。2時間で22ポンド(約2500円)とかなり高い。その分、施設は清潔感がある。水着着用で、バスタオル、スリッパ、バスローブの貸出しは有料。

Bath_thermae_spa

Thermae Bath Spa → http://www.thermaebathspa.com/
イギリスで唯一の天然温泉とのこと。

室内風呂、屋上の展望風呂、スチーム風呂の3種類しかないので、2時間あれば十分である。客はほとんどイギリス人で、久しぶりにネイティブのブリティッシュ・イングリッシュだらけの環境の中、発泡スチロールの浮きに身を任せてぷかぷかしていた。お湯がぬるいので、特に屋上では(私も含め)みんな震えながらスパを移動していた。昼近くになると客が増えてきて、屋上は日本のプールのように人があふれていた。ハーフマラソン前日だったので、膝が良くなるようにと念じながらマッサージなどをしてみたのだが、本当にこれが効いたとは、、ちょっと信じがたいかも。

その後、下見を兼ねて、ゼッケンとタイム計測用のチップを取りにRunners Villageに行く。本来事前に送られて来るはずだったが届かなかったので、現地で受け取ることに。(ちなみに、このゼッケンはようやく今日届いていた。住所を見ると、国はもちろん、市の名前すら書いていない。きっとイギリス国内のどこかで止まっていたのだろう。)

Bath_pulteney_bridge
Pluteney Bridge

日曜日は早めに起きて、近くをゆっくり散歩したり、少しだけ軽く走ったり、柔軟体操をする。膝を中心に足にクリームを塗って、準備を整えて会場へ。その後の話は前回書いたとおり、ハーフマラソンは無事完走。

問題はその後で、実はスタートから2時間40分後の電車に乗らないと帰りの飛行機に間に合わないことになっていたので、ゴール後の渋滞や着替えを考えるとぎりぎりの予定だった。そこにスタートが30分遅れ…crying 時間差スタートなので、予定タイムが遅い人は後ろからのスタートになり、スタートラインをまたいだのは更に10分後。

つまり2時間以内に完走した上で駅(通常時なら歩いて10分強)まで行くという、私にとってはほぼ無理な条件だったので、当初は2周コースを1周だけしてリタイヤしようと思ったのだが、予想に反して調子が良かったのでそのまま2周目に入ってしまったのである。

結局、感動のゴールも余韻に浸ることなく、大混雑をかき分けるようにgoody bag(完走者に配られるお土産袋)をもらって、荷物を引き取り、当然着替える間もなく駅に向かう。歩きながら電車に間に合わないのは分かっていたのだが、思考能力が低下していたので、とにかく駅についてからタクシーに乗るか考えようと思っていた。

駅に着いたのは出発予定の5分後だったのだが、時刻表のテレビモニターを見ると、一番上に10分遅れの電車が残っている!そこに、友人登場shine その電車がブリストルに行くか確認してもらっている間に切符を買い、別れを惜しむ間もなく(ごめんなさいthink )、再び走って電車に飛び乗る。間に合った。。

ゴール後にもらったスポーツドリンクやgoody bagに入っていた飲み物をすべて飲み干したのだが、goody bagに入っていたジャムが100ml以上ということで空港で没収されてしまった。それ以外は何も言うことの無い、充実した週末だった。

--- Enligsh version ---

More than half a year has past since I wrote in English last time. Well, I tried several times to write something in English, but I didn't have enough time and motivation.. I decide to write in English after a long time because I visited Bath last week where I undertook a pre-sessional programme last summer.

The main purposes of this trip were to meet my classmates of the pre-sessional and other friends there and to run the Bath Half Marathon, which was "one of the longest established and most popular city centre road races in the UK." [the race programme]

On Friday I finished the exam of the current master programme in the afternoon. Although it was difficult for me and the result was not satisfactory I didn't have a time to be disappointed with it since I had to go to the airport immediately after the exam was finished. On that night I spent with our old friends at pubs reminiscing of the days when I was in Bath and talking about the present situation including the current masters programmes each other. I admired their diligences because they seemed to have managed more classes and assignments than me..

On Saturday I went to Thermae Bath Spa where I had no chance to visit when I was a student in Bath last year. Bath is well-known for the Roman baths which are main components of UNESCO World Heritage as well as Royal Crescent and The Circus, and therefore I wanted to experience this thermal spa which is the only natural one in Britain. The entrance fee was a bit expensive - 22 pounds for two hours, but the facilities were well kept clean and I was relaxed both my mind and body.

Bath_royal_crescent
Royal Crescent

Then, Sunday had come. I got up early in the morning and walked around and exercised to wake my body up. It was really a sunny and warm day, but I had a serious ache on the side of my knee. That made me feel uneasy about whether I could finish running a half marathon. However, thanks to the warmhearted spectator along the course I could run pleasantly and finish running successfully within around 1h52. I was satisfied with the result as I didn't do enough training before the race due to an ache.

Bathhalf4
Queen Square, just before the half marathon

The real battle against time was waiting for me after finishing the half marathon. I had to arrive at Bath Spa station 2h40 after the half marathon started and this was not very enough time to spare for me. However, for unknown reason the gun start was late for half an hour and I stepped on the start line ten more minutes later. Actually, I thought to drop out in the middle of race several times during the race, but I kept running and finished ten or fifteen minutes before the train was to be left. Even though I understood it would be difficult to be in time for a train, I got a goody bag and collected my luggage pushing my way to the station. As I expected I was late several minutes for the scheduled time, but I was unbelievably lucky because the train was arrived at the station with ten minutes late. Therefore, I caught the train and was able to catch the scheduled flight consequently.

It was really a full weekend in Bath, though there are still muscle pains in my legs...

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2009-02-16

アムステルダムの焼却施設見学

前回のエントリーで書いたとおり、先週、大学院のエクスカーションでアムステルダム市の焼却施設の見学に参加した。

この見学会は当初、大学にみんなで集合してバスを貸し切って行くつもりだったのだが、オランダ人のクラスメイトが「環境の勉強をしているのにバスでCO2や汚染物質を撒き散らすなんてけしからん。自転車で行くべきだ!」とメーリングリストに投稿したところ、みんな賛同したのでバスは中止、自転車bicycle か公共交通機関bus で現地集合ということになった。大学からの距離は11km程度、確かに"bike-able"ではあるが、さすがオランダ。

当初は自転車で行くつもりだったが、天気の悪さと自転車の整備不良(チェーンが外れる)のため、トラム→メトロ→バスを乗り継いで焼却施設Afval Energie Bedrijf(廃棄物・エネルギー工場)へ。住宅地から少し離れた工場地帯で、周りには風力タービンも数台並んでいる。

Amsterdam_afval1
Afval Energie Bedrijf http://www.afvalenergiebedrijf.nl/ (蘭・英)

Amsterdam_turbines

見学の受入れを積極的に行っている模様で、プレゼンテーションの部屋以外にも、見学通路のいたるところに豆知識(この施設でアムステルダム市の全家庭の40%をまかなう電気を発電している、など)が書かれている。ちなみに、この施設の発電効率はなんと30%thunder 焼却施設が世界で一番多い日本でも高効率と言えば20~25%程度なので、この数字は驚きである。

Amsterdam_afval2

全体を見学した印象としては、日本の焼却施設とあまり雰囲気は変わらない。ごみピットもほぼ同じ。見た目では、日本では紙ごみでごみピットが白くなっているのが、こちらはそれほどでもない。ごみ袋の色の問題なのかもしれないが。

この日は寒かったからなのか(それとも白煙防止の再加熱をしていないのか)、煙突から白煙がもくもくと出ていた。

Amsterdam_afval3

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2009-02-11

Groningenに行ってきました。

この夏からの大学院の出願を進めていたところ、Groningen大学から合格通知が来た。そのため、他の志望順位の低い大学院は出願を取りやめることに。後は、出願済みのLeiden大学の結果待ち。

Groningenは、英語読みをすると「グローニンゲン」という人間の一種のようだが、オランダ語読みでは「フローニンヘン」が近いはず。このフローニンヘンは、オランダの一番北のフローニンヘン州にあり、アムステルダムから電車で3時間近くで、50kmほど東に行くとドイツとの国境がある。

今日は、フローニンヘン大学の説明会があったので、小旅行に出かけることにしたtrain 午前中に大学院のエクスカーションで焼却施設の見学があったのだが、そこから急いでフローニンヘンに向かうも着いたのは16時前。15時からの説明会は既に終わっている時間。しかも、アムステルダムは雪も雨も降っていなかったのに、ここに着いたら冷たい雪snow

Groningen_station
ここフローニンヘンも駅舎が立派。

説明会はオランダ語だったので、まあ仕方ないということで、気を取り直して駅前のフローニンヘル美術館Groninger Museumに行く。ここはMuseumkaartを持っていても2ユーロの入場料が必要(一般料金は10ユーロ)。1時間歩き回ったけれど、どうも物足りないと思ったら、隣の建物も同じ美術館だったらしい。全く違う建物なので分からなかった。。

Groningen_museum
この美術館は建物も見どころ。

説明会以外の時間は個別相談会をやっていたので、のんびり歩いて大学のメインの建物Academiegebouwに行く。オランダの大学は、キャンパスを持たずに街中に建物が点在していることが多く、ここフローニンヘン大学も同様。

今日はオランダ人学生向けということで、当然ながら資料も会話もすべてオランダ語という完全にアウェーの中、出願でやり取りをしていたアドバイザーに会う。私がアムステルダムからはるばるやってきたのに感動したのか、異常なまでに親切に説明してくれた。特に、ライデン大学と迷っているという話をすると、この町もこの大学も素晴らしいと熱心にPRしてくる。

Groningen_martinikerk会場の建物まで案内してくれた後、「今日はもう暗くなってしまったので学部の建物は見られないけど、近くの芸術学部の建物がきれいだから見て帰ってね。」と言われたので、そこを通って中心街を散策する。

写真はこの町のランドマークのマルティニ教会。天気のいい日に鐘楼を登ってみたい。

そして帰りはまた3時間の長旅。おかげで論文をじっくり読むことができた。

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2009-01-17

ようやく美術館めぐり開始。

木曜日、オランダ人のクラスメイトの誕生日会があったbirthday オランダではみんなに祝ってもらうために本人が主催する。週末には地元の友達を家に呼んでホームパーティをやるようだが、この日はクラスメイトをカフェ(パブ)に集めてみんなで飲むという企画。オランダでホームパーティをやると主役は料理の準備と皿洗いでずっと忙しいのだとか。

プレゼントを準備する時間が無かったので手ぶらで行ってみると、お店の前で主役と合流。日本と違って予約はしていないので、テーブルは1つしか確保できていないのに、20人近くが続々とやってきて、狭い店に小さな輪を作って立ったままビールを飲む。キッチンは閉まっていて、ビールしか飲まないので、せいぜい10ユーロで済むbeer それにしても、飲み会の英語を聞き取るのが相変わらず一番辛い。

この日、何人かのクラスメイトによくやったとお褒めの言葉を頂く。何かというと、年末のグループ・プロジェクトの成績が出て、うちのグループは9.0(おそらく最高点)をもらったからであるshine 成績は各グループに通知されて、グループ内では皆「信じられない」と狂喜乱舞していたのだが、どうやらもう知れ渡っていたらしい。最初の週には指導教官から、「無理そうだと思ったらテーマを変えてもいいよ」と言われるくらい問題山積のテーマだったのだが、最終的には何とかまとまったところを評価してもらえたようだ。しっかり精査すればジャーナルに投稿できる可能性もある、とまで書いてもらったが、適当にまとめたところがたくさんあるのでそのレベルに持っていくには相当大変である。ということで、修論のテーマとすることは遠慮するつもり。

土曜日はクラスメイトとMuseumplainに作られているスケートリンクに行く。貸し靴は5ユーロだが、入場は無料。実はゴッホ美術館Van Gogh Museum(日本語もあり)で日曜日まで特別展をやっているというポスターを見たので、スケートが終わった後に、すぐ近くのゴッホ美術館へ。

Museumkaart昨年11月のmuseumnacht以来、美術館に行っていなかったのだが、ようやく意を決して美術館カードmuseumkaartを購入。1年間のフリーパスで39.95ユーロ(約5,000円)。大きい美術館ならその場で購入できる。例えば、ゴッホ美術館は12.5ユーロなので、4つくらい回れば元が取れる。

ゴッホが画家として活動したのはわずか10年程度だったということすら初めて知った私が美術館について細かくコメントする立場にはないが、自画像、肖像画、風景画、そして浮世絵の模写など、ゴッホの作品がずらりと並んでいる。基本的に年代を追って展示されているので、10年の間に移り住んだ土地や、周りの環境、彼の精神状態などが作品に反映されているのが分かるようになっている。

特別展では、レンブラント協会の125周年展をやっていて、普段はすぐ近くの国立美術館Rijkmuseumに展示されている、フェルメールの「恋文」The Love Letterも来ていた。

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2008-12-20

Cleaning up the GPGP!

金曜日、ようやく1ヶ月にわたるグループプロジェクトが終了(開始当初のエントリーはこちら)。今週は月曜日から木曜日まで、毎日昼から大学のパソコンルームにメンバーが集まって、レポートの執筆とExcelでCBA(費用便益分析)をやっていた。木曜日にほぼ完成したところで、メンバーの家に行って軽くパーティ。

最終的なレポートに仕上げるためにはしっかり見る必要があるので、24時くらいに帰宅してから朝までチェック作業+追加分析。7時前にもう1人のメンバーにバトンタッチしてほぼ終了。

結果を簡単に紹介。まずは、GPGP (the Great Pacific Garbage Patch) の同定から。今回はアメリカの西海岸にテキサス州の2倍の大きさのごみを設定。同じようなごみの塊が日本の東側にもあると言われている。

Gpgp_map

それを、2010年から5年間かけて片付けた場合(Cleanup alternative)、家庭へのキャンペーンや海岸の清掃によりGPGPが大きくなるのを抑制した場合(Prevention alternative)、両方の対策を取った場合(Combination alternative)の3つに加え、何もしなかった場合(Doing-nothing alternative)の4のシナリオを設定して、2050年までの対策費用と、対策をとることにより避けられる費用(=便益)を比較した。

Gpgp_size

何もしないと当然ながらGPGPは肥大化するのだが、この排出シナリオは少し楽観的で、排出量の伸びをアメリカのGDP成長率と同じとすると、より急なカーブになる。(ここでは、将来的に脱物質化dematerialisation、つまり経済と消費の乖離decouplingが進むことを見込んでいる。)

ごみによる影響は、以下のものを設定。
・海洋・沿岸生態系への影響(物質循環機能の低下など)
・漁獲量の低下
・船舶事故(ごみへの衝突)の増加(修理費用・人的被害)
・レクリエーション・観光産業への影響
・汚染された魚を食べることによる人健康への影響

とにかく基本データが不足しているので、不確実性の高い分析になる。一番不確実なのは、ごみ(主にプラスチック)が浮いていることにより、その下に存在する生態系の機能がどの程度減少するのかということ。結果は、人健康や経済への影響はそれほど大きくなく、生態系に1%以上の影響が出るのであれば、いずれかの対策をとるべきという結論。既存の知見によると、それだけ生態系の機能は大きいということである。

ちなみに、どの手段が一番良いのかについては、条件にもよるが、すべてのごみを回収するのは膨大なコストが見込まれるため、家庭からのごみの排出抑制とそれでもなお出る海岸のごみは片付けるのが望ましいという結果であった。環境汚染が広がる前に対策を講ずる方が効率的である、という一般論を支持する形になった。

そうであれば、なぜ誰も片付けないのか、というのが次のresearch questionになるのだが、今回はそこまではあまり考察できずに終了した。それでも、当初予定の4,000‐5,000wordsの大きく超えて12,000wordsの大作になったが、全体の2/3近くが条件設定の記述である。

こういうグループワーク自体日本では全くやったことがないし、みんな違う国から来た人が、文系・理系混合グループで、英語で作業をするというとても貴重な経験だった。ディスカッションを通じて一番印象的だったのは、もっともらしい結論を導くことを目指す人と、説明できる条件を設定しようとする人に二分化されたということ。私はもちろん後者なのだが、今回は短期決戦ということもあり、結果的には両方を取り入れた形になっている。

これでようやく今年のプログラムは終了し、待ちに待った冬休みに入りますsnow

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2008-11-30

ライデンの大学院説明会(Masterdag)

来年度の勉強先を探すために、金曜日はライデン大学のmasterdag(修士プログラム向け説明会)に参加。参加登録のページこそオランダ語だったが、ほとんどのプログラムは英語のウェブサイトが完備されていて、講義も一部の選択科目を除いてすべて英語で行われる。

Leiden_masterdag

最初に訪れた公共政策プログラムの説明会は20名弱が参加していたが、すべてオランダ人。担当者が説明を始めると、オランダ語。。思わず「授業は英語なんだから、英語でプレゼンしてくれませんか?」と言うと、「今日はオランダ人向けの説明会で、インターナショナルは来年の春にやるからそのときは英語でしゃべる。聴きたくなければ、フロアでコーヒーでも飲んでていいよ。」とのこと。まあ、オランダ語の勉強のつもりでそのまま残ることに。

一言一句分かるわけではないが、スライド(オランダ語)もあるので何となく言わんとしていることは20%くらい分かった気がする。説明会が終わった後に、英語で必要な情報を教えてもらう。1学年は150人と多いが、専攻が5つあり、選択科目の自由度も高い。また、オランダ人と外国人はおおよそ半々とのことで、あまりネガティブな点はなかった。

2回目は別のプログラムの説明会に参加したが、こちらは外国人がいるので英語でやります、と言ってくれた。スライドも英語。社会科学系の大学院は、入学要件としてその分野の学部卒業レベルを要求していることが多いのがネック。事務局の人に相談してみると、条件付きconditional(大学院開始前にPre-masterを受講するなど)で入学が認められる可能性もあるので、とりあえず出願してみては、とのこと。

ということで、そろそろ出願手続を始めます。

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2008-11-24

オランダ語を習い始めました。

大学のオランダ語講座が始まった。もちろん、全く分からないので初心者Absolutely beginnerコース。参加者は20人くらいで、ほとんどがVUの修士・博士課程の大学院生(在校生は外部受講者の1/3の授業料で受けられる。)。出身は、トルコ、ポーランド、ポルトガル、イスラエルなど、非英語圏・中央ヨーロッパ以外が多く、アジアは私を含め日中韓が1人ずつ。英語のうまいオランダ人がいないこともあり、普段のクラスよりも参加者の英語のレベルは低い。

このコースは、夜に2時間半×週2回を年末年始を挟んで合計8週間。何も習ったことがない人の集まりなので授業は当然英語で始まるが、ところどころでオランダ語が入ってくると私も含めてほとんどがぽかーんとしている(もちろん、その後に英語の解説がある。)。3ヶ月も住んでいるとなんとなく分かるものもあれば、英語から推測できることもあるが、改めてオランダ語はドイツ語に近いと感じることが多々あった。

今日はとりあえず慣れるという感じで、発音や文法など細かい話にはならなかった。きちんと復習しないと、普段からアルファベットを使っている人たちについていけなくなる気がする。

テキストはすべてオランダ語で書かれているので、辞書がないと全く勉強にならない。大学からの指示は、母国語(又はspeak wellの言語)⇔オランダ語の辞書を持ってくるようにとされていた。日本語⇔オランダ語の辞書は唯一、講談社から「オランダ語辞典」というものが出ているが、蘭⇔英を和訳したもので8,000円以上という高級品なので断念し、当面は日常生活用に持ち歩いているポケット蘭英辞書で乗り切ることにした。

Woordenboek
携帯電話とほぼ同じ高さ(約10cm)のポケット辞書。

授業中は分からなければ質問すればよいし、自習するときはオンライン辞書を使えばよいので、あまり支障はなさそうだ。

日蘭辞典については、ライデン大学が一部スポンサーになって、「日蘭辞典編纂プロジェクト」が開始されるとのことで、立派なものができることを期待したい。

それにしても、外国語で別の外国語を勉強するというのは不思議な体験である。蘭単語の意味を英単語で書く。相乗効果でどちらも上達すればよいが、そのうち混乱するんじゃないかと思う。

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2008-11-22

試験(その3)終了、次はグループプロジェクト

金曜日に今年最後のモジュールの試験が終わった。さすがに3回目ということで、少しは慣れてきたので、多分大丈夫のはず。

試験問題と解答用紙がセットになっていて、20ページくらいある(図表も多い)。5週間分なので、大きく分けて5問で、それぞれ小問題がたくさん。最初から順番に解いていくと、1,2問終わった段階でどう考えても時間が足りない。

ということで、あまりじっくり考える間もなく、思いついたことをひたすら解答用紙に書いてみるという感じ。試験は3時間なのだが、これまでは半分過ぎた辺りから学生が退出するはずが、今回はみんな2時間半くらいは必死でやっている。時間が足りないと言っている学生も結構いて、有志の連名にして抗議文を送りつけようというメールまで来た。

そんなわけで、今回も時間制限ぎりぎりまで使って終了。キャンパスに新しくできたカフェでみんなでささやかな打上げ。昼から1,2杯のビールを飲んで、その後は三々五々に帰るなり、遊びに行くなり。

この日は朝は風が強く、昼は寒くて、ビールを飲んでいる間も雨が雪になっていた。今朝も雪が降っていると思ったら、もう止んで晴れてきている。

さて、これで今年の試験は終わりで、講義もない。かといって冬休みにはまだ早く、これからグループプロジェクトが始まる。プロジェクトは、自分たちで課題設定をして、このモジュールで学んだ分析ツールを使って解決してみようというもの。期間は1ヶ月弱しかないので、そんなに大したことはできないのだが。

で、私のグループは「Great Pacific Gabage Patch」というトピックを取り上げることにした。太平洋に浮かぶ巨大なごみ、ということだが、日本語では「太平洋ゴミベルト」と言ったりしているらしい。瀬戸内海の漂流・漂着ゴミと混同されそうだが。

検索すると色々出てくるが、YouTubeの動画などを見ると大体分かるかも。

The Great Pacific Garbage Patch - Good Morning America

私は全く聞いたことが無かったが、主にプラスチックごみで、潮流(日本は黒潮)に乗って太平洋の真ん中に漂流しているとのこと。大きさは情報によって様々で、フランスと同じくらいだとか、アメリカの2倍になったとか、錯綜している。

このごみをどうすべきか。すべて撤去するのか、これ以上増えないようにするのか、それとも現状維持(放置)がいいのか、というのを費用便益分析でアプローチしてみようと思う。気になるのは分析に必要なデータが不十分なことだが、不確実なデータを用いた場合の政策決定についても考察できれば、と考えている。

グループは、私以外に、オランダ人、ハンガリー人、フランス人、フィリピン人で合計5名。途中経過や最終的な結果が出たらまた書きます。

Entrance寮の入口。ガラスにすごいひびが入っている。酔っ払いがぶつかったのか、カートか何かがぶつかったのか・・・最初は驚いたが、翌日にはガムテープで補強して、既に1週間くらい経過している。いつまでこのままなのだろうか。

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2008-10-16

最初の試験の結果発表!

9月の下旬に初めての試験(初めての試験。参照)があったのだが、それから2週間以上が過ぎても結果が出ないので、最近のクラスメートの会話は「試験結果出た?」から始まることが多かった。

英語の試験かつclosed-book examということもあり、不安な出来だったので、毎日のように個人の管理ページ(Blackboard)を見ていたのだが、出ていない。

それが、ようやく表示されたとの噂を聞き、チェックしてみると、無事パスしていた。よかったよかったscissors これでクリスマス休みの追試を受けないで済む。しかも意外と(期待値と比べて)良い点数だったので満足。

ということで、クラスの話題は「試験結果見た?どうだった?」に変わる。平均点は6.4で合格ラインは5.5なので、不合格の学生も結構いる模様で、留学生仲間にも数人がっかりしている人がいた。

せっかくなので、これまでのモジュールの評価方法などについて紹介。最初のモジュールはSustainabilityとGrowthをキーワードにした概論的なリレー講義で、この試験の結果とエッセイの評価が50%ずつで合計される。おそらくエッセイは大丈夫なはず。

=====

その次のモジュールはエネルギーの環境的・技術的・経済的な評価手法についてで2週間の短期コース。この試験は先週末に終わったが、日本人の得意なclosed-book examだったので、日本人の意地を見せるべく気合いを入れてひたすらレクチャーのスライドを覚えて試験に臨んだ。結果はまだ出ていないが、これは簡単だった。

このモジュールは、80%が試験、20%が試験の前日のグループ・プレゼンテーションで評価されることになっていて、プレゼンはグループメンバーみんな同じ点数が付く。6人のグループだったが、自分の主張を通すのはなかなか大変だし、面倒くさい。それでも、オランダ人は(幸い他のメンバーもそうだったが)「こいつは何か主張しようとしている」と思うと、きちんと聞いてくれるのでありがたい。

グループ間でそんなに差がつくものではないだろうと予想していたので、無難に終わらせることに気を配り、それほど立派な出来ではなかったと思う。

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現在のモジュールは環境評価のためのツールを習得するもので、年末までの長期戦。50%が試験で、50%がグループレポート。今度は自分たちで4人程度のグループを作り、習得したツールを使って4週間のプロジェクトを行うことになっている。気の合う仲間を見つけて、Energyのときよりも気合いを入れてやるつもり。このグループワークは4人合計の点数が与えられ、それをみんなで協議して配分するという面白い仕組み。「ただし、全員が納得しないといけません。」と書いてあるので、等分するグループが多いと思う。

中には「私は合格点だけあればいいから、エフォートを下げてくれ」とか「ドクター進学したいから、良い点をくれ」という人もいるかもしれないし、「こいつは全然仕事しなかったので減点」という判決が下るグループもあるかもしれない。オランダ(と言っても半分が留学生)の合意形成過程を垣間見れそうで楽しみである。

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試験とは特に関係ないが、大学から近い鉄道駅Amsterdam Zuidからの景色を。

Zuid1

別に壊れているわけではなく、こういうビルなのです。オランダには斬新な建築物がたくさんある。

駅の反対側には、比較的地味なWTC(世界貿易センター)がある。 ガラス張りの建物が多い。

Zuid2

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2008-10-09

大学が爆発。-Vijf mensen onwel na explosie in VU.

今日、グループワークのプレゼンテーションが終わった。そして明日は試験、ということで簡単に。

一昨日、午前中の講義が終わってから別の建物に移動して、グループワークのメンバーと発表の準備をしていた。それが終わり自転車を取りに戻ろうとしたら、人だかりができている。

Spectator

火事でも起きたのかと思って観察していると、建物からどんどん人が出てくる。実験中で白衣を着たままの人もちらほら。

Explosie

消防車も何台か来ているが、奥の消防車は大学のロゴが張ってある。そんなに災害が多いのか、この大学(義務付けられているのかも)。。

Keepout

まあ、待っても何か起こるわけでもなさそうだし、試験勉強もしないといけないので、自転車を取りに行こうとビニールテープを超えると、消防署の人らしき人に入っちゃダメ、と追い返される。分からないふりをして更に進むと、今度は市の職員らしき人にも止められる。目の前の自転車を取るだけなんだけど、と言っても聞いてくれない。

ということで、諦めてメインの建物で1時間くらい勉強をしていると、気のせいか薬品の臭いがするので少し不安に。戻ってみると、テープも取られて人だかりもなくなっていたので大丈夫だったらしい。

インターネットのニュース(AT5というアムステルダムのローカル)によると、(無機?)化学実験の爆発事故が起きたので、念のため建物から全員避難させたらしい。5人が体調不良を訴えたとのこと。
Vijf mensen onwel na explosie in VU.(記事)
(動画)

動画も配信されているので、いつも通っているキャンパスの景色を見ることができます。

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2008-09-26

初めての試験。

とりあえず、最初のモジュールの試験が終わった。結果は、ノーコメントでweep

これがオランダの典型的な試験が分からないが、一応結果報告。

最初に驚かされたのは、9時からの試験なのに、9時になっても試験監督(講師)が来ない。30分以上経って、他の学生が事務所に確認に行ったところ、coordinatorの教授がやってきた。「本来であれば試験は始まっているはずだが、私も困っている。担当者が試験の最終版を持っているはずだが、連絡が取れない。」とのこと。その直後、寝過ごした試験監督が登場dash 何もなかったように45分遅れで試験開始。
※オランダ人によると、こんなことはオランダでも滅多にないとのこと。

試験はopen-book exam、つまり持ち込み可なので、教科書と発表資料や過去問・サンプル問の自作回答を机に並べる。そして、私には必須の電子辞書。とにかく質問が理解できないと回答すらできないのでcoldsweats01

試験は、2時間45分で5つの大区分から2-3問ずつの記述式。パターンとしては以下の3つ。
(a) Knowledgeベースで説明を求める問。これは教科書の該当箇所を見つけ出してそれを写せばよい。
(b) 授業で触れたある研究(例えば、指標)について自分の考えを述べさせる(賛成or反対+その理由)パターン。これも教科書に長所・短所や、批判が載っていることが多いので、それを参考に自分の意見を書く。
(c) 授業の内容を踏まえて、全く新たな事例について考察を求める問。これは結構しんどい。

英語に不自由がなければ時間としては十分なはずだが、教科書の該当(関連)箇所を見つけ出して内容を理解すること、自分の意見をまとめること、それを英語で表現すること、という3段階がそれぞれ大変なので結局時間切れで終わってしまった。

で、どんな問なのか。一番困惑した(c)パターンの問。この大学院(ひいてはそれを運営している研究所)の特徴はinterdisciplinary、つまり色んな学問分野が集まって環境問題を解決しようというコンセプトで、このモジュールでは地球科学、経済学から、ガバナンス、倫理、民族・宗教、哲学、と実に幅広い。その必要性を説明させる問題。

『あなたはsustainable food productionの研究をしている。周りの学者は自分のdisciplinaryに固執してそれが絶対的だと信じている。そこで、あなたはmultidisciplinary approachでないとこのプロジェクトは絶対に成功しないということを説得する必要がある。どのように説得するか、3つ述べよ。』

うーんgawk 技術開発、経済学、国際政治学など、それ単独では解決しないよということを書けばよいのか?何が期待されているのかよく分からないまま時間が過ぎる(笑)ちなみに、教科書には1つの学問分野に固執するとsearchlight effectと言って、周りが見えなくなってしまうと書いてある。

まあ、こんな感じ。そんなわけで、今日は特に写真はありません。ぐっすり寝ますsleepy

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2008-09-24

自分との闘い×2

闘い1・ランニング

ようやく筋肉痛がなくなってきたので、今日はランニングに出掛けた。実は土曜日に初めて走った後、日曜日も1人でトライしてみたら、太腿と股関節が痛すぎて10分くらい走ったところで断念foot そのまま公園を散歩しているうちに迷ってしまい、何しに行ったのかよく分からないで終わった。

今日は、土曜日のコースをもう一度走るつもりだったのに、曲がるところを間違えたらしく少し遠回りすることに。そのため前回よりも少し時間が掛かって40分くらいのランニング。日曜日のように途中で歩きたい衝動に駆られるので、1人で走るのはなかなかしんどい。まだ楽しんで走れる状況ではないのでとにかく必死だったが、何とか走り切ることができた。

闘い2・試験勉強

大学院の講義が始まってまだ4週目だが、先週までの3週間で1つのモジュールが終わったので金曜日に試験がある。これがとにかくしんどい。しかもエッセイの提出も重なっていたので、試験勉強は置いておいてエッセイだけ書き続けていた。ようやく昨夜で大体めどがついて、さっき最終版が完成した。

今日は午前中にクラスメートとの勉強会を企画して、過去問の勉強をした。予習(=講義の復習なんだけどcoldsweats01)がほとんどできていないまま臨んだので、ディスカッションにあまりついていけない。留学生だけで英語は比較的ゆっくりだったはずだが、やはり英語もネックになっている。

ということで、あと1日ひたすら試験勉強をするのだが、こうしてブログを書いたり現実逃避をしているのは日本で学生をやっていたときから全然変わっていない気がする。ちなみに、試験はopen-book examつまり持ち込み可になっている。たまに持ち込み不可の試験もあるようだが、ここではopen-bookが一般的のようだ。当然それだけ難易度が上がる(自分の意見を書かせる)わけで、多くの学生はopen-bookを好むようだけど。

Pathe今日の写真は、現実逃避の一環で週末に行った映画館movie 日本にもよくあるシネマコンプレックスである。観たのは、Hugh Jackman、Ewan McGregor、Michelle WilliamsのDeceptionという映画。

オランダでは、英語音声にオランダ語の字幕、という日本と同様のスタイルが一般的のようだ。映像(+たまに英語と似た単語が出てくるの字幕)があるので言っていることは大体分かった気がしたけど、周りの笑いについていけなかったり、終わった後に一部消化不良になったりしているのが少しさみしい。

ここの映画館は通常1人9ユーロ(約1400円)と日本より少し安い程度だが、今回は1人の値段で2人観られるというクーポンがあったので安く観ることができた。ちなみに、館内で買ったペットボトルは2.7ユーロとかなり高い。。

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2008-09-02

大学院のプログラム構成

大学院のプログラムが始まりました。どんな感じなのかをざっと紹介します。

私のプログラムでは、曜日ごとに科目が異なるのではなく、一定期間同一のテーマのコース(course module)が続きます。最初のコースは、3週間の講義の後、エッセイの作成、そのプレゼンテーション、筆記試験(持込可)と続きます。

さらに、プログラムを通じてPortfolioというコースがあり、最初にPersonal Development Plan(PDP)なるものを作成し、このプログラムでの各個人の達成目標を明確にします。また、プレゼンテーションやエッセイ等について、他の学生からの評価feedbackを受けることになっています。そして、最後には、Self Reflection Reportを作成して自己評価を行う、という教育システムが用意されています。

このコースは1日1コマで余裕があると思いきや、PDPの作成やエッセイの準備をしないといけないので実は最初から大変なのかもしれません。

さて、最初のコースが2日終わりました。講師の書いた論文などを収めたコース全体の教材を事前に購入しており、該当部分をざっと見てから講義に臨みます。予習が必要な場合はあらかじめ通告されますが、私の場合は英語を理解しながら講義の内容についていく必要があるので、ある程度目を通しておかないとついていけません。

講義は通常パワーポイントで行われ、資料は講義後にオンラインの掲示板にアップロードされます。2時間程度の場合、途中で10分程度のコーヒーブレイクが入ります。あくまで講義なので、教授のペースで進みますが、基本的に質問は随時認められています。ただし、時間が限られているので挙手をしてもスルーされることもあります。

初日の講義は、正直あまり興味がわきませんでした。そして、教授がちょっと怖かったですthunder遅れてきた学生に「その態度は気に入らない」(まあ当たり前ですが)とか、質問に対して「君の質問にはがっかりした」とか。その上、肝心なところが良く聞き取れなかったので、かなり先行きが不安な一日でした。

2日目の今日は、知っている教授の講義でした。とても雰囲気の良い方で、内容も面白く、話も分かりやすかったので少しほっとしました。講義の後、オランダ人のクラスメートに「昨日よりもかなり面白かったよね。」と言われて、あーやっぱりそうなのかと思ったら、彼は学部(Political Science)時代にその教授が指導教官だったとのことでした。教授のバックグラウンドが、初日は生物学、2日目は国際法ということで、社会科学系の学生には後者の方がなじみやすいのかもしれません(私は理工系ですが)。

明日はまた初日の教授です。遅刻しないようにしないとsweat01

Cruquius今日の写真は、先週のIntroduction Programmeのエクスカーションで訪れたCruquisという巨大な蒸気ポンプ(現在は博物館)です。150年以上前、これを含む3つのポンプで巨大な湖を3年がかりで揚水するという干拓事業に用いられていました。オランダの代名詞である風車も揚水目的でしたが、このポンプは1ストローク当たり64,000リットルという膨大な量の水を吸い上げていたとのことです。「世界は神が作ったが、オランダはオランダ人が作った。」という言葉がありますが、正にそれを実感させる迫力がありました。

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2008-08-30

Master Programme is going to start!

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この2週間は授業開始までの準備期間になっており、私のプログラムでは今週から事前授業が始まりました。先週は学生ネットワークのイベントなどで街中を散策しましたが、いまだに自転車で行くと迷います。飾り窓地帯も見学しましたが、写真は撮れないので代わりに面白い通りを載せておきます。

Narrowstreet_3 「人が通れます」という標識がないと分からないくらい細い道です。これでも立派な「道」で、トンネルみたいになっています。くれぐれもスリにはご注意を。

事前授業の内容は、滞在許可や住民登録手続に始まり、評価(成績)方法、試験方法、リーディング・プレゼン・論文の進め方、文献検索、プロジェクト(修論)の進め方、といった大学院の授業を進めるために必要な基礎的なものです。イギリスで勉強したことも多いですが、いきなり本格的な授業に入るよりも心の準備ができるという点で良い仕組みだと思います。

今年のプログラムの学生は55名程度で、半分がオランダ人、30%が他のヨーロッパ人、残りの20%がヨーロッパ以外という構成になっています。ヨーロッパは、ギリシャ、ブルガリア、ポーランド、ベルギー、ドイツ、フランス、イギリス、ベラルーシ、その他としては、アメリカ、コロンビア、チリ、フィリピン、インドネシア、ブータン、スリナムという構成です。東アジア人は私1人で、全部で17カ国だと思います。専門は、工学・生物学・経済学・地球科学・環境科学・政治科学といったところがメジャーで、その他はばらばらです。平均年齢は、おそらく25-27歳かと思います。特にオランダ人が大学卒業したばかりの人が多いですね。

これだけ国際色が豊かでも、英語を使うのに難があるというのは私を含めて2,3人だと思われます。教員は、分かりやすくゆっくりとした英語で話してくれるので、言っていることはまあまあ分かりますが、普通に学生と話していると毎回のように聞き返していますcoldsweats01

来週からどうなるか、期待と不安がありますが、当面は基本的に毎日1コマ(2~3時間)程度の講義が続くことになります。生活面では、日本食スーパーを見つけ、生活の立上げもぼちぼち整い、日本人コミュニティにも参加したりしています。しばらく更新がなければ、勉強に必死になっているのだと思います。

--- Enligsh version ---

CanalviewThe past two weeks was the introduction weeks in our University. Our master programme provided us the introduction programme. In last week, I attended some activities prepared by the international student network and walked around the city centre of Amsterdam. The picture is a view of the canal on a sunny day. You can find plenty of bikes on the bridge.

The introduction programme contains the procedure for residence permit and registration of municipality, evaluation and grading, examination, critical reading, presentation, writing a paper, literature search and research project, which are the fundamentals to pursue the master programme. These programmes are helpful and warm-up opportunities for the coming programmes.

There are approximately 55 students from 17 countries in the master programme 2008-09; half of them are Dutch, 30% are from other European countries but the Netherlands, 20% are from non-European countries. The countries are: The Netherlands, Greece, Bulgaria, Poland, Belgium, Germany, France, UK, Belarus, US, Columbia, Chile, Philippines, Indonesia, Butane, Suriname and Japan. I'm the only student from East Asia. Their backgrounds are various e.g. engineering, biology, economics, earth science, environmental science, political science. The average age are supposed to be 25-27.

Regardless of the internationality, only few students including me have difficulty in English. I can almost understand what the lecturers talking since they speak clearly and rather slowly, but often can't hear what the students taking.

From next week, there will be basically one lecture (two to three hours) a day. I'll be busy for preparing the lectures. See you next time!

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