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2010年3月の7件の記事

2010-03-31

Het is eindelijk lente!

今日のタイトルは、「ついに春が来た!」(遅ればせながら)

日が短く、寒い冬が終わった。どうやらここオランダでは「正式には」3月20日の夕方で春を迎えたらしい。3月の中ごろから暖かい日が続き、気づいたら冬はどこかに行ってしまった。冬は寒くて夏は暑いわが家も、私が大学から帰ってくると日光を浴びて暖かくなっている。

フローニンゲン大学では、2学期を前半・後半に分けていて、現在は2学期の前半が終わり、試験シーズンとなっている。一昨日は修士論文研究計画の発表、昨日は修士課程最後の試験が無事終わり、ようやく大学行事はほとんど終わった。

冬の間は誰もいなかった大学本部の入口の階段には、いつの間にかまた学生がたまりだしている。

Lenteagebouw

大学本部の向かいにある中央図書館は、試験期間には土日も開放される。閉館の夜の22時まで粘っている学生も結構多い。まあ、私も試験直前にここで追い込みをしていた一人なのだが。

3月28日の早朝にサマータイムが始まり、時計の針を1時間進める。どんどん日が長くなっていく中、今週から日中が更に1時間長くなることになる。ついこの間までは18時くらいには真っ暗になっていたはずなのに、今では20時くらいに夜になる。

Zomertijdklok
昨年の秋にIKEAで買った電波時計。日曜日に見ると、電波を受信したアンテナマークの隣に太陽がある。そんな機能があるとは知らなかった。

また、この日曜日はkoopzondag、つまり買い物の日曜日だった。普段は日曜日は原則として営業できないことになっているが、この日は営業することが可能。フローニンゲンでは年間12日(平均毎月1回)となっているが、以前書いたフローニンゲンの市議会選挙では、このkoopzondagenを増やすべきかというのも論点の1つとなっていた。

町の中心部に行ってみると、通常は火・金・土しか開かない市場が日曜日に開いていた。食料品を主に扱っているVismarkt(魚市場という意味の広場)では、この日は食料品はほとんどなく、雑貨や古本などが並ぶ蚤の市のようになっていて、いつもと違う光景。

Lentemarkt

そんなことを書いていると、昨日は夕方に雨が降り、肌寒い日だった。相変わらずオランダらしい気候である。

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2010-03-24

アムステルダムのレストラン2軒

当初から、オランダには食べ物に対する期待は無かったので、あまりレストランに行く機会がない。しかし、最近、アムステルダムでレストランに行く機会があったので、たまには紹介してみようと思う。

オランダでは、春と秋の年2回、レストラン・ウィークが実施される。このイベントに参加しているレストランでは、この期間に3コースのディナーが€25、ランチが€20で食べることができる(ただし、ミシュランの星を持っているレストランは追加料金が発生する)。事前予約制なので、おいしいレストランは早々に予約で埋まってしまう。逆に、あまり大したことのないレストランは直前でも申し込める。

http://www.restaurantweek.nl/
この春は1250軒のレストランが参加したとのこと。予約は英語でも可能で、キャンセルもオンラインでできる。

そんなわけで、3月のレストラン・ウィークには、アムステルダムのSpuiにあるD'Vijff Vlieghenというレストランを予約した。ガイドブックにも載っている人気のレストラン。店の名前は5匹のハエという意味で、レストランのマークになっている。

Vijff1

大きい通り(Spuistraat)から脇に入ったところが小さな入口になっているが、レストランは横に長くたくさん部屋があるらしい。案内されたのは入ってすぐの階段を上った部屋。古いガラスのびんやワイングラスが並んでいて、雰囲気はとてもよかった。

Vijff2
店内すべての椅子の背中には、このレストランを訪れたことのある有名人の名前が入ったプレートが取り付けられている。

しかし、モダン・ダッチの料理の方は正直言って私には期待外れだった。後から入ってきた他の客は1皿多いだけで、他の3コースの料理は同じだったようなので、レストラン・ウィーク・メニューだからというわけではなさそう。接客もいまいち(しっかりしている人もいたのだが)。

http://www.thefiveflies.com/
毎日夕方18時から営業。ウェブサイトには簡単な日本語での紹介があり、メニューは英語もある。レンブラントのエッチング作品を置いている部屋もあるそうなので、店内の装飾でも楽しめるのかもしれない。味は人それぞれ好みがありますので。

もう1つは、カフェです。ただし、このカフェは只者ではありません。何が只者ではないのかというと、味。日本人が経営する高級寿司や鉄板焼は別格として、普通のカフェでは私の中でオランダ第1位です。で、何がそんなにおいしいのかというと、

Biefstuk1

肉です。牛ヒレステーキですshine 焼き方は任せておくとこんな感じです。

Biefstuk2

ステーキはあまり好んで食べないのだが、ここのステーキは日本でもフランスでも、どこでも食べたことがないほどおいしい(実は、フランスでおいしいステーキに会ったことがない)。やわらかくて、ジューシーで、しつこくない。完璧。

ちなみに、Biefstukを頼むと肉だけ出てくるので、サラダやフライドポテトを別途頼むことになる。カフェなので、€16と値段も手ごろ。教えてくださった方に悪いので、とりあえず店の名前は伏せておくが、グルメ情報でも上位にランクされているので少なくともオランダ人には有名なはずで、少し調べればきっと分かるのでは。ちなみに、メニューはオランダ語のみだが、英語は基本的に通じる。

帰るまでにあと何回このステーキを食べることができるのだろうか。

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2010-03-19

Broodtrommelという物

オランダで最も驚いたことの1つ。

オランダ人の友達の住む学生寮に遊びに行ったときのこと。

彼は肉や魚は食べず、野菜もあまり好きでないという超偏食。オランダ人だから外食はほとんどないのだが、たまに一緒に食べるときはピザ屋に行く。そして、彼が頼むのはいつもマルゲリータ。

そんな彼のキッチンは整然としていて、電子レンジ、ホットサンドをつくる機械、湯沸かし器、そして電気プレート(電熱器)があるが、ほとんど料理をしていないであろうことは明らかである。

ところが、そのキッチンに燦然と輝くスタイリッシュな物を発見shine

Broodtrommel

高級な調理道具な雰囲気。

何が入っているのか、期待と不安で取っ手を上げると、そこに入っていたのは、

Broodtrommel2 

食パンだったbread 

衝撃的だった。と同時に、これは本来の使い方ではないと思ったので、「で、本当はどうやって使うの?」と聞くと、彼曰くこれはbroodtrommelだと。パンのドラム=パンを保管する容器。つまり、この使い方が正しいとのこと。

確かに、この道具にはコンセントも付いていない。また、後ろに小さい穴が開いていて、別に密閉性が高いわけでもない。そもそも食パンは買ったときの包装で十分保管できると思うのだが。。

彼の実家から持ってきた物で、€200くらいする高級品だそうだ。まあ、デザインにこだわるというなら仕方ない。ステンレス製のごみ箱などで有名なドイツの老舗メーカーの製品らしい。

彼によると、オランダではほとんどの家庭にこれがあるとのこと。全く必要性を感じない。ちなみに、日本の弁当箱に相当するサイドウィッチ・ボックスもbroodtrommelと呼ぶらしい。これはかさばるので、私はサンドウィッチ用のビニル袋boterham zakjeを使っている。

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2010-03-18

フローニンゲンの学生はイケてるらしい。

最近インターネットでよく聴いているオランダのFMラジオのクラシック音楽のチャンネルClassic FM。何もインストールする必要がなく、WMPで聴けるのがよい。インターネットなので、雑音が入ることもない。曲紹介と音楽以外には、ごくたまにニュースが入るだけなのも良いところ。

http://www.classicfm.nl/

もちろんオランダの放送局なので、他の国からは聴取できないかもしれない。

日本でも、ラジオのインターネット配信サービスradiko(IPサイマルサービスと言うらしい)のテスト配信が始まったが、海外はサービス提供地域外ということで聴くことができない。

http://www.radiko.jp/

で、Classic FMから流れるニュースを聴いていると、フローニンゲンの学生がmooiste(nice, beatiful, handsomeなどの最上級)というようなことを言っていた。調査元らしいウェブサイトを見てみると確かにそうだった。

http://www.studenten.nl/nieuws/groningen_heeft_de_mooiste_studenten

フローニンゲンの(男子)学生が一番イケてる、という記事。このウェブサイトが実施したオンライン・アンケートの結果なのだが、「イケてる男子学生はどこに住んでいるか?」という質問で、アムステルダムのある北ホランド州(15%)、ライデン、ロッテルダム、デルフトなどがある南ホランド州(14%)を抑えて、フローニンゲン州が全体の24%と圧勝している。ちなみに、過去に女子学生を対象にした同じ調査でも、同様にフローニンゲン州が4分の1を超える票を得ている。

大学は1つしかないのに、不思議。フローニンゲンの学生の方が少し背が高い気がするが、アムステルダムと比べて特段かっこいい、かわいいと思ったことはない。でも、唯一フローニンゲン出身だったクラスメイトは確かにイケメンだし、Language exchangeをしている友達も元モデルでかっこいい。女子学生は、どこに行ってもオランダらしい女性ばかりなのであまり違いは感じない。

まあ、サンプル数がそれほど多くないので、単にフローニンゲンにいる学生が多く投票しただけではないかと推測。なぜなら、60万人弱しかいないGroningersがオランダ各地でそんなに名を馳せているとは思えないから。アムステルダムでもクラスメイトの1人しか会ったことなかったし。

そんなGroningenの最大の観光スポットであるGroninger museumに久しぶりに行った。初めて行ったときは、地下通路でつながっているのに気づかずに観られなかった常設展も今回はしっかり観ることができた。日本や中国の陶磁器が展示されているところを撮るとお化けが写っていた。

Groningermuseum2

心霊写真か。でも、楽しそう。

Groningermuseum1

こちらはタバコを吸いながら甕を眺めている。

この陶磁器の展示スペースには、こうしたお化けがたくさんいる。絵画でも彫刻でもなく、子供にすれば(大人も?)一番退屈かもしれないこの展示を少しでも楽しくするための配慮か。驚いて周辺の展示ケースにぶつかってしまう人がでないといいのだが。

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2010-03-12

読書週間

オランダでは、3月10日から20日まで、第75回Boekenweekを開催している。本の週間なので、日本でいう読書週間のことである。

Boekenweek http://www.boekenweek.nl/

オランダ語を全く読めない人には関係なさそうだが、この期間に€12.50以上のオランダ語の本を読書週間に参加している書店にて購入すると、Joost Zwagermanという作家のDuelという本がプレゼントBoekenweekgeschenkとしてもらえる。

同様に、この期間にオランダの図書館の会員になると、Duelに加えて€5の図書券がもらえる。昔のエントリーで書いたとおり、オランダでは公共図書館には無料で入場できるが、本などを借りるためには会員になる必要がある。ちなみに、アムステルダムでは23-64歳は€25.50(2010年)、フローニンゲンでは年間€29-55と結構高い。これに加えて、本や音楽・映像メディアを借りるたびに費用が発生することもある(図書館や会員の種類によって異なる)。

さて、オランダ語を全く読めない人にもメリットがある。読書週間のメインスポンサーはオランダ鉄道NSで、3月14日(日)には、プレゼントでもらえるDuelを持っていればオランダ国内を運行する鉄道(2等席)が乗り放題になる。つまり、極端な話、オランダ語が分からなくても€12.50の本を買いさえすれば、一日乗車券(定価€44.60)がもらえるということになる。ただし、これはあくまで3月14日乗車分だけ。

オランダ語が分からなくても、これを機に、絵や写真を見るだけで楽しめるような本を買ってみようと思う。

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2010-03-04

オランダ市議会選挙

昨日、3月3日はオランダの全国統一市議会選挙だった。全国431地方自治体gemeenteのうち、昨年冬に実施済みの自治体を除いた、394自治体が4年に1度の改選を行った。日本の地方議会選挙とは制度面でだいぶ異なる。

【投票日】日本では選挙と言えば日曜日が慣例だが、昨日は水曜日。町は普通に機能していたので、休日になるということでもない。投票率は50%強。

【投票時間】平日ということもあり、朝7:30から夜21:00まで投票所が開いている。ただし、いくつかの投票所は、なんと投票日の0:00から投票可能。そのうちの1つがフローニンゲンにあった。

Nachttien普通の大学生にとっては今回が選挙権を獲得してから初めての選挙となるため、学生の町であるフローニンゲンでは、市も協力して、"Nachattien"というイベントを投票日前日の夜から開催している。

Nacht(夜) + Achttien(18)ということで、18歳以上の若者向けの選挙前夜祭。場所は市の劇場である。DJが来てクラブのようになった劇場が、24:00を迎えると投票所になる(もっとも、イベントは続いているので、投票場所は別の部屋だろうが)。目的は、若者に投票してもらうことなので、それを誘導するために、フローニンゲン市の投票権を持った18-22歳の人は入場無料としている。それ以外の人は有料。

【選挙権】日本では外国人地方参政権についての議論が盛り上がっているが、オランダでは、市議会選挙については一部の外国人も投票権がある。年齢は18歳以上で、(1)オランダ国民のほか、(2)EU加盟国民、そして、(3)オランダに5年以上継続して(合法的に)滞在している者にも投票権が与えられる。ちなみに、国政選挙の投票権は18歳以上のオランダ国民のみであり、被選挙権も国・地方ともに18歳以上のオランダ国民のみである。

【選挙活動】日本では、選挙カーに乗った立候補者が市内を走り回るのだが、オランダではそのような光景はほとんど見られない。選挙ポスターや、スーパーなどが並ぶ町中でビラを配る人は見かけるが、選挙カーやマイクを使った活動は禁止されているのかもしれない。

Verkiezing1
比較的自由な感じの掲示板。この裏にもポスターが貼られていたりする。左上は赤鉛筆。オランダの投票は赤鉛筆でチェックするらしい。投票ボタンも導入されたらしいが、不正行為やプライバシーの問題などがあり、赤鉛筆に戻っている。

Verkiezing2
オランダらしい広告媒体。大学の駐輪場に一斉にかぶせられた赤いサドルカバーは、ある政党の宣伝用のもの。選挙活動に限らずたまに広告入りのカバーが勝手にかぶせられている。私のサドルはひびが入っているので、サドルカバーはありがたい。

【投票支援ツール】市議会選挙では、政党ごとの立候補者名簿が並んだ投票用紙から、1人を選んで投票することになっている。特定の立候補者を選ばない限り、投票したい政党の名簿順位1位の人にチェックを入れるらしいので、実質的には比例制で政党を選ぶのに近い。ということで、市民は何十人もの政策を比べる必要はなく、政党ごとのマニフェストを読むなどしてどの政党に投票するかを決めればよい。国レベルの政党もあれば、地方のみで活動している政党もある。

それでも、フローニンゲン市には11の政党があり、チラシなどですべての政党の政策に目を通すのは大変である。そのため、いくつかの自治体で導入されたのが、Stemwijzerである。投票のためのガイド(ポインタあるいはカーソル)という意味で、30項目の政策に賛成か反対を選ぶと、その選択がどれだけ各政党の政策と合致しているかを計算してくれる(個別の項目について、回答しない、あるいは計算から除外することも可能)。

http://www.stemwijzer.nl/

Stemwijzer
30項目にランダムに回答した後の計算結果画面。各政党の政策との合致割合を降順で示している。ちなみに、たまたま一番合致しているとされたのは、フローニンゲンの地方政党Student en Stad(学生と市)。

質問項目は、もちろん市のローカルなテーマで、例えば市内にトラムを走らせること、市職員の削減、月1回の営業可能日曜日の増加など。これを読むだけで、自治体の抱えている問題がある程度分かって面白いので、次回にでも興味深い項目を挙げてみようと思う。

さて、このStemwijzerの重要な点は、すべての政党が参加しているということである。日本の国政選や地方首長選でも、こうしたツールを導入すれば、市民の関心が高まるだろう。

開票作業は完了していないが、VVDとD66というリベラル系の2政党が大きく議席を伸ばした一方で、連立政権を組んでいたPvdA、CDA、CUは軒並み議席を減らすという結果になった。全国の市議会の合計議席数がこれまで最多だったPvdAは約1/3を失い、CDAが最多議席、VVDがそれに次ぐことになった。

現在、オランダの政局は混沌としており、2月20日にPvdA(労働党)がアフガニスタンへの派兵延長の是非を巡って連立政権を離脱、残った2党では過半数を維持できないために暫定政権となっていて、6月上旬に総選挙が行われる。

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2010-03-01

3月1日と言えば

1810年3月1日生まれとされている、ショパン生誕200年だそうです。ですが、私はそんなにクラシックに詳しいわけではないので、特にこれ以上書くことはできません。

それよりも、1910年3月5日生まれの日清食品の創業者、「インスタントラーメンの父」と呼ばれる安藤百福氏も、あと数日で生誕100年を迎える。ということで、日清食品から、記念パッケージのチキンラーメンとカップヌードルが3月1日から販売される。値段は発売当時のもので、何とチキンラーメンが35円、カップヌードルが100円であるnoodle

Cupnoodle
日清食品のプレスリリースはこちら

日本にいたら、カップヌードルをケースで買っていたと思うが、残念ながらオランダでは高級品である。記念パッケージは多少割安になってオランダの日本食料品店に並ぶとありがたいのだが。。

それぞれ限定1000万食とのことで、あっという間に売り切れてしまうだろう。 あわせて、長さ1mの麺が入ったカップラーメンとそばも販売されるそうなので、これもできれば食べてみたい。日本で買っておいてもらおうかと思う。

私はコンビニのバイトをしていたときに、カップめんの発注をやっていた時期があり、新商品が出ると毎回食べていたし、ラーメン好きのオーナーと仕事が終わってからラーメンを食べに行ったこともあった。別にそれらが商品陳列に反映されたわけではないのだが、そんなこともあり、カップめんが大好きになった。

それが高じて、某社の研究開発職も就職活動をしたのだが、面接で落とされた。当時、宇宙にインスタントラーメンを持っていくとか、健康に配慮したカップめん、水で作れる(お湯がいらない)カップめんという話は既にあったので、私は水のいらないカップめんのような更に独創的な商品を開発したいとか提案したのだが、あまり相手にしてもらえなかった。こういうどうでもよい記憶は鮮明に覚えているものである。

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