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2010年2月の6件の記事

2010-02-27

リートフェルト・シュレーダー邸

外国に旅行に行くときは世界遺産を中心に計画を立てているが、オランダに滞在してみるとオランダ国内の世界遺産をあまり見ていないことに気づく。これまで行ったのは、キンデルダイクの風車群と、昨年世界遺産に指定されたワッデンゼーだけ。

ということで、今回はユトレヒトにある世界遺産、リートフェルト・シュレーダー邸Rietveld Schröderhuisを見学。スタイル派De Stijlのリートフェルトが1924年に設計した邸宅。シュレーダー婦人が発注したことから単に「シュレーダー邸」と呼ばれているが、当初はリートフェルトのスタジオがあり、彼も晩年を過ごしたので、正式には両者の名前が付されている。

Rietveld1

ユトレヒトの住宅地に建っているので、外観は自由に見ることができるが、中に入るには近くのチケットオフィスでチケットを購入する必要がある。ただし、入れる人数が限られているので、運営・管理をしているユトレヒト中央美術館のウェブサイトから事前にオンライン予約をしておくことを強くお勧めする。

http://www.centraalmuseum.nl/
オランダ語又は英語のトップページからrietveld schröderhuisをクリックすると、オンライン予約の画面へのリンク(変わるかもしれないが、現時点ではこちら)がある。右側にJapanese form for online reservationsというリンクがあるが、機能していないので、英語で予約を。

ユトレヒト中心部方面からPrins Hendriklaan(バス4番)を進むと左にリートフェルト・シュレーダー邸があり、その先の椅子のデザインのタイルが壁に敷き詰められた高架下をくぐってすぐの通りを左側に進むとチケットオフィスがある。

Rietveld2

オフィス内にも、家具デザイナーだったリートフェルトの1918年の代表作「赤と青の椅子rood-blauwe stoel」を始め、彼がデザインした椅子等の家具のミニチュアがずらり。ツアーの前後に時間があればビデオを観ることもできる。

Rietveld3

ガイドツアー(参加者に合わせて英語又はオランダ語)とオーディオガイドの2種類がある。ガイドツアーは、リートフェルト・シュレーダー邸を1時間と近くにあるモデルルームを15分の計1時間15分、オーディオガイドは前者のみの1時間。オーディオガイドの言語は詳しく分からないが、日本語版があるようなので、英語がダメな人はオーディオガイドが良いだろう。

今回参加したのはガイドツアーで、大人は€16(Museumkaart提示で€7)。オーディオガイドは€9(Museumkaart提示で€4)だが、これにはユトレヒト中央美術館とその向かいのディック・ブルーナハウスの入館料も含まれている。料金は、当日チケットオフィスで支払い。ちなみに、中央美術館から無料の自転車を借りることができるので、リートフェルト・シュレーダー邸までサイクリングできる。

http://www.holland.or.jp/dick_bruna_huis/
ミッフィーの作者、Dick Brunaの展示館。館内も日本語が充実しているらしい。

邸内は写真撮影不可、土足不可。ビニールの靴カバーを渡されるが、日本人なら靴を脱いで回る方がいいと思う。

赤青黄と黒で構成された直線的なデザインがとても印象的。また、それぞれの部屋に出入口と洗面台があり、部屋ごとに独立した生活空間となっているのも面白い試みである。窓を大きく取っているが、カーテンではなく大きな木の板で蓋をするようになっている。その板は、目立たないように壁に溶け込むように置かれている。

Rietveld4
合理主義的デザイナーである彼の建築は、誰でも住めるように安価なものだったらしく、地階のおしゃれなライトもオランダのメーカーPhilipsのものだとか。直線的な要素の多い家だが、キッチンとこの写真の部屋にある机だけは、曲線的な自然木が使われていた。

更に特徴的なのは、仕掛け。玄関から数段上がったキッチンと、その上(1階=日本式2階)に入るための扉はレバーや紐で開閉できるようになっているし、空間を広く使うために折りたたむことのできる机がたくさんある。また、1階はふすまのようなパーティションをいくつも開いて3つの部屋に区切ることができるようになっている。パズルのように組み立てられていくのを見ているだけで楽しく、どこか日本的なものも感じた。1階には、玄関とつながった管spreekbuis(直訳すると通話管)があり、インターホンintercomのようになっているのも面白い。

年末に見てきた(でもまだブログに書いてない)、同時代の近代建築バウハウスのドイツ・デッサウにある校舎やマイスターハウスの建設(1926年)よりも2年早いが、色使いも家の中の構造も、リートフェルト・シュレーダー邸の方が圧倒的に斬新である。

唯一残念な点は、前述のとおり、目の前が高架道路になっていること。建築当初は素晴らしかったであろう1階の窓からの眺めが、今は車が行き交っている。道路との間には多少緩衝帯があるのだが、世界遺産の歴史的近代建築にもう少し配慮してほしかったものである。

毎日のように来場者がいるにもかかわらず、外装・邸内はとてもきれいだった。リノベーションもされているようだが、なにしろ80年以上経っているので、今後も適切に管理してもらいたい。一緒に回ったオランダ人観光客が、邸内のある部分を指して「これはアスベストだ」と言っていたが、本当だったら除去するのだろうか。。

Rietveld5

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2010-02-22

ローカルなハーフマラソン

2週続けて大会に出場。理由は1人で長距離を走るのはあまり好きではないから。。

今回は、Vinkeveenというアムステルダムとユトレヒトの間くらいにある小さな町で開催されたBosdijkloopというイベントに参加。ローカルなイベントは、オランダのRunner's worldのウェブサイトで見つけることができるが、情報が不十分だったり、変更があったりするので、主催者の情報を確認する必要がある。

http://www.runnersweb.nl/ (Agendaからオランダ国内外のレースを検索できる)

バスを乗り継いで会場に向かう。事前に路線検索(http://www.9292ov.nl/)で検索していたのだが、Vinkeveenに入ったところでバスが数分停車し、また動き出すと、車内の表示画面から目的地の停留所名が消えている!運転手に確認すると、今日はマラソンだから停まらないとのこと。そう言われれば確かに何かアナウンスしていた(もちろんオランダ語で)weep 知らない町では、目的地を告げるようにしよう。。

ちなみに、最近普及が進んでいるOV-chipkaartだが、プリペイド式はチャージし忘れて残高不足になるのが危険(自動リチャージについては過去のエントリー参照)。そんな中、今回乗ったConnexxion社のバスには、PIN(デビットカード)でチャージできる黄色の端末が車内に設置されていた。これは便利。

Connexxion

幸い、時間に余裕を持って出発したので、バスで1駅戻ってから会場へ徒歩で移動。大きなイベントと違って事前登録は無く、当日15分前までに参加登録。€6でチップ込み。

ハーフマラソンの参加者はわずか70名程度。スタートの号砲が鳴ってから数秒でスタートゲートをくぐるのは初めて。当日は雪もなく、気温もプラスでラン日和。しかもフラットなコースなので走りやすい。コースは普通の道で、通行止めは特に無い。交差点では、ボランティアの人が誘導と自動車の交通整理をしてくれる。家の中から眺めている人はいるが、沿道に出てきて応援してくれる人はほとんどいない。

Bosdijkloop

今回はキロ5分のペースを目標にしていて、序盤から大体予定どおりに進む。こまめに給水しようと思っていたのだが、半分の10kmを過ぎても給水ポイントがない!多くの大会は5kmごとにあるのだが、今回は13km地点の1回だけ。しかも、メニューは水とオレンジだけ。さすが€6のイベントである。

後半は足が重くなってきたので、ラップが落ちないように手足を動かして必死に走る。ちょうど良いペースで走っている人の斜め後ろで風をよけながら走るのだが、人数が少ないので、もう少しペースを上げたいときにその前を走っている人に追いつくのが大変だった。

結果は、何とか目標の1時間45分を切ってゴール。レンタルのチップを回収されると、ペットボトルの水をもらって終了。記念品とかは一切なし。

事務局に聞くと、タイムはその日の夕方にウェブサイトで確認してください、とのこと。で、確認すると全体で42番目、真ん中よりも下。だが、成年男子で3位!参加者はシニアがほとんどで、35歳以下の男性出場者は3名だったので、最下位ということsweat02 リーフレットを読んでみると、各カテゴリ上位3名は表彰されるとのことだったので、表彰式に行けば何かもらえたのかなあ。。恥ずかしいけど。

レース終了後はみんなあっという間に後片付けをして、さっさと帰宅。私は(以前から気になっていた)レース後のマッサージを初めてやってもらった。地元のフィジオセラピストが無料でマッサージをしてくれるのだが、担当の人は今回初めてだそうで、ほとんど効果が無かった気がするが、お互いカタコトの英語とオランダ語でやり取り。

1時間後にはほとんど人がいなくなる。帰りのバスは会場の目の前のバス停にも停まり、通常運転に戻っていた。町はあっという間にいつもどおりの静かな日曜日になっていた。

Vinkeveen

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2010-02-16

30kmラン

日曜日は、オランダ北東部のAlkmaarの近くでGroet Uit Schoorl Runという大会に参加。
http://www.groetuitschoorl.nl/
昨年のイギリスでのハーフマラソン以来、約1年ぶりのレース。

4月のロッテルダム・マラソンに向けて、今回は初めて30kmに挑戦。前日まで降雪はほとんどなかったのだが、当日の朝になって再び雪snow 気温マイナスの中では、スタート前の寒さが辛い。

ちなみに、集合場所のスポーツセンターは火災で焼けてしまったらしく、着替えは大きなテントの中。大きなオランダ人がぎっしり。

Schoorl1

道路はほとんど除雪されていたため走りやすく、前半はすいすいと飛ばしてしまう。しかし、サイクリングコースになっている砂丘に入ると、除雪車が入れないので雪が残っている。しかも前のランナーに踏みしめられて滑りやすくなっているので、いつも以上に足に力が入る。寒さで手足の感覚が弱くなり、20km手前からペースがどんどん落ちてしまう。

実はハーフマラソンの参加者と同時刻のスタートで、18km過ぎまで同じコースを走るため、彼らのペースについて行ってしまったのも失敗の原因。

最後の10kmは全然足が前に出ない状態で、キロ6分くらいのペース。わずかな傾斜の上り坂がだらだらと続くのはかなりしんどいが、最後の3kmくらいからは下り坂になって救われた。ふらふらになって何とかゴールまでたどり着いた結果、タイムは2時間42分。サブ4(フルマラソン4時間以内)を達成できるのか不安になる結果だった。ペース配分が原因なので、距離を伸ばしても一定のペースで走れるように練習しないといけないということを実感した。

この日は、30kmとハーフの後にオランダ選手権を兼ねた10kmレースも開催されていたので、ゴール前でトップ選手を応援。男子の優勝選手はオランダ人。28分台の好タイム。

Schoorl2

女子の優勝選手(イギリス人)。気温マイナスの中、へそ出しウェアは応援している方も寒くなる。

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彼らの通っているAsicsのゲートはゴールではなく、Finishはその先。私はAsicsのゲートを見つけて、やっと終わったと思ったのだが、実はまだ数百メートル残っているのである。

Schoorl4

メインスポンサーのAsicsはヨーロッパでもとてもメジャーである。レース途中のゲートにも、「半分以上の人がAsicsのシューズを履いています。あなたは?」と書かれていた。

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2010-02-08

11stedenstore開店中

昨シーズンも寒かったが、今年もやはり寒い!

このところ暖かい日が続き、運河や池の氷もすっかり融けてきたと思いきや、再び寒波がやってきて日中でもマイナス5度以下の寒さになっている。

そんな中、フローニンゲンに11stedenstoreというイベントショップがオープンしている。

Elfstedenstore

FBTOというレーワールデン(フリースラント州の州都)にある保険会社がスポンサーになっているらしい。中に入ると、フリースラント州の11市をオランダ語とフリジア語で書いた看板が並んでいて、クイズやゲームがあり、スケートシューズなども展示されている。

Elfstedenstore2

これは、オランダの冬の国民的スポーツイベントElfstedentocht(11市をめぐるツアー)を再現(?)したもの。

Elfstedetochtは、フリースラント州の11市を結ぶ運河の上を走るスケートレース。世界最長のその距離はなんと199km。ただし、安全確保のためにすべての(天然)氷が厚さ15cm以上にならないと開催されない。1909年から1997年までに15回しか開催されておらず、地球温暖化の影響もあってか、ここ12年間は一度も開催されていない。

1997年のフィニッシュの映像。すごい速さのラストスパートだが、左上の時計を見ると、何と6時間49分。どこにそんな体力が残っていたのか。。ゴール後のマスコミ・観客の多さを見て、改めてすごいイベントだということが伝わる。

100年前の第1回は189kmで優勝タイムは13時間50分。1世紀で時間が半分(スピードが2倍)になったことになる。比較のためにフルマラソンの記録を見てみると、100年前の世界記録は2時間55分(1908年)なので、現在の2時間03分(2008年)は約30%短縮。スケート靴の機能の向上などが利いているのかもしれない。

また、1963年のElfstedentochtを題材にした「De Hel van '63」という映画も昨年末から公開されている。このときは、マイナス18度という記録的な寒さで完走者はわずか1%だったらしい。
http://www.dehelvan63.nl/

このショップは4週間限定で、今週いっぱいで閉店となる。また寒い日が続きそうだが、残念ながら今年もElfstedentochtの開催は難しいのではないかと思う。

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2010-02-06

OV-chipkaartでNSに乗れる!

今回は、オランダに住んでいる人向けの情報。

アムステルダムやロッテルダムのメトロなどに乗車するためには、OV-chipkaartと呼ばれるカードが必要。もちろん1回乗車カードを購入することもできるが、おそらくオランダに滞在する人は誰でも持っているであろうVoordeelurenabonnement(平日朝以外の鉄道NSが4割引きで乗車できるパス:オランダの鉄道料金のエントリー参照)にもあらかじめチャージすることによりOV-chipkaartの機能を持たせることができる。

オランダの鉄道の切符販売機にはOV-chipkaartをタッチする部分があるし、一部の駅にはアムステルダムのメトロのようにタッチ式の改札(といっても常時開いている)が設置されていたので、日本のSuicaと同様に鉄道でも使えるのだと期待していた。

Ns_ov1
NSの切符販売機。右下の部分にOV-chipkaartをかざして、チャージや履歴の確認などができる。

先日、NSのウェブサイトhttp://www.ns.nl/ で乗換検索をしていたところ、運賃のところに「enkele reis片道」「dagretour日帰り往復」に加えて、「Ritprijs voor reizen op saldo bij NS」という項目があった。これが、OV-chipkaartにチャージしたお金で乗車する場合の料金。特筆すべきは、OV-chipkaartで乗車すると、片道が日帰り往復運賃の半額で乗車できるということ。NSは、特に遠距離だと往復の割引が大きいので、個人的にはとてもありがたい。

例えば、Gronigen-Schipholの2等車が、片道€27.70(割引パス適用で€16.60)、日帰り往復€43.50(同€26.10)だが、OV-chipkaartを使うと片道が€21.75(同€13.05)となる。

さて、使用方法。まず、OV-chipkaartを有効化する必要がある。これは切符販売機ではできず、インターネットから登録aanvragenしないといけない。

https://www.ns.nl/reizenopsaldo/activeer/

ここで、常時1等車か2等車のどちらに乗るかを選択する。チェックイン/アウトはカードをかざすだけなので、都度の等級の選択はできない。登録が完了すると、すぐに入力したメールアドレスに自動メッセージが送られてくる。

その後、駅の切符販売機で有効化activerenすることにより、その時点から使用可能となる。鉄道駅には、端末(切符販売機ではない)が設置されているので、そこでチェックインincheckenをして、電車に乗る。切符を買う時間も節約できる。メトロなどと同様に、忘れてはいけないのがチェックアウトoutchecken。降りた駅で同様の端末にかざす必要がある。

Ns_ov2
鉄道駅にある端末。初めてNSでOV-chipkaartを使う場合は、まずNSのウェブサイトに行くようにと書かれている。

これで、車内での検札時は割引パスを提示するだけでOK。乗務員の端末で磁気情報が確認される。NSが運行している路線は全国使用可能だと思われるが、Arrivaなど他社が運行しているローカル路線は使えない場合があるので注意。

ちなみに、メトロなどでは€4があらかじめ差し引かれ、降車時に差額が返還される仕組みになっているが、NSの場合は割引パスは€10、その他(割引なしの記名式、無記名式のOV-chipkaart)は€20が差し引かれるので、それ以上の額がチャージされていないとチェックインすることができないので注意。チャージはスーパーや本屋などに設置されている黄色い小さな端末でも可能。

忘れやすい人は、自動リチャージも申し込むことができる。これは、残額が€5以下になった場合、自動的に銀行口座から€10、€20又は€50のいずれかの指定した額をリチャージしてくれる機能。個人的には勝手に引き落とされるのが怖いので、これは申し込んでいない。自動リチャージはOV-chipkaartのウェブサイトから申込みができる。
http://www.ov-chipkaart.nl/

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2010-02-04

リンブルフに行って来ました。

リンブルフLimburgは、オランダの12州の1つで南東端に位置する。今回行って来たのは、ファルケンブルフValkenburg (aan de Geul) と州都のマーストリヒトMaastricht。

そもそも私自身、オランダ人にこの2都市に行って来ると言ったところ、Veel plezier in Limburg! (Have a good time in Limburg) と返されて、リンブルフってどこだろ、と思ったのだが。アムステルダムにいたときからマーストリヒトは行ってみたい都市の1つだったものの、行く機会なくフローニンゲンに来てしまった。フローニンゲンとマーストリヒトはオランダの北端と南端なので、狭いこの国でも電車で4時間以上かかる。

今回はジョギング合宿に参加することになり、念願のマーストリヒト訪問となった。マーストリヒトへの憧憬は、ベルギー(+ドイツ)との国境が近いこともあり、オランダ的ではない、特に食べ物がおいしいと聞いていたため。金曜日からファルケンブルフで2泊し、ジョグをして温泉(thermae)に入って、日曜日の午後にマーストリヒト観光。

オランダ最南端ということで多少暖かいことを期待したのだが、残念ながらとても寒かった。夜に着いたら路面は凍っているし、気温もフローニンゲンやアムステルダムとさほど変わらない。翌朝目覚めると、何と雪がかなり積もっているsnow 今年はどこに行っても雪らしい。

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橋の上から運河を見つめる銅像も寒そう。

市内観光を兼ねて、ファルケンブルフの街中から郊外まで、雪が積もった中を走る。

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Valkenburg4   

Thermaeは、古代ローマの公衆浴場という意味なので、スパspa、あるいは日本的には銭湯。温水プールとサウナから構成されていて、裸で湯船に入る日本式とは違う。プールは水着着用が必須で、サウナは水着不可。そして、驚くべきことは、サウナは基本的にみんな裸で入る。タオルを持っていくのだが、タオルは衛生面からサウナ内で座る又は寝るところに敷くためのもの。高温、低温、スチーム、アロマなど10種類くらいあるサウナの外を歩くときはタオルを巻いているのだが、サウナ室内に入ると裸。衝撃的な体験だったが、郷に従えばすぐに慣れてしまった。

Valkenburg5

今回行ったのは、Thermae2000というところで、年中無休9時-23時。一日券は€30程度で、午前のみ、夜のみだと€20程度で入場できる。バスローブは無くても良いが(施設内のレストランに入るときは必要)、冬は温水プールを出た後がすごく寒いので、レンタルした方がいい。入場は10歳以上とされているが、子供はほとんどいないので、静かでリラックスした時間を過ごすことができる。
http://www.thermae.nl/

再び走って、またスパに戻る。最後にビールを飲んで終了。ディナーは市内のレストラン。期待どおりのオランダ離れした味だった。

土曜日の夜もまた雪。翌朝もジョグがあったのだが、もう十分走ったので、午前は11世紀に建てられたファルケンブルフの城跡へ。

Valkenburg6

Valkenburg7 

城跡から洞窟にも行くことができるのだが、ガイドツアーの時間が合わずに断念。この洞窟は11月から12月にクリスマスマーケットが催されることで有名。

http://www.kasteelvalkenburg.nl/ ファルケンブルフ城跡とベルベットの洞窟

午後は車で30分ほどでマーストリヒトへ。日曜日なのでほとんどの店はしまっていたが、市内を散策。

オランダでは一般的である、市内の中心の広場に市庁舎が建っているのはここでも同じ。

Maastricht1

もう1つの広場Vrijthofに並ぶカフェ。赤黄緑の旗は、星の無いガーナの国旗のようだが、ファルケンブルフや郊外でもよく見かけた(最初の銅像の女性のマフラーも)。リンブルフ地方のお祭りの旗のようだ。

Maastricht2

その反対側には古い2つの教会が並んでいる。逆行で見えにくいが、左の聖ヤンス教会の赤い塔が印象的。

Maastricht3

町の南側には城壁が残っている。

Maastricht4

Helpoort地獄の門。18世紀にペスト患者がここをくぐってペストハウスに隔離されたというもの。

Maastricht5

最後にマース川を眺めて散策終了。

Maastricht6

ここで知った異文化は、言語。散策していて、町中のオランダ語があまり読めないのはいつものことだが、たまにオランダ語らしくないスペルや省略形を見かけた。実はそれらはリンブルフ語Limburgs(英語ではLimburgish)だったらしい。オランダのリンブルフ州、ベルギーのリンブルフ州、そしてドイツの隣接地域の160万人が使っている。もっとも、一般的に使われている文語は標準のオランダ語で、リンブルフ語は主に日常の話し言葉として用いられているとのこと。

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