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2010年1月の6件の記事

2010-01-24

ロッテルダムへの道

残り半年のオランダ生活の大きな目標の1つはフルマラソン完走foot

オランダに来た当初からそう思っていたので、この2年間を通しての目標ではある。一昨年の秋にアムステルダムのハーフマラソンに出たときは、初めての大会ということで定期的に走っていたのだが、それ以後はあまり計画的なトレーニングをしていない。

オランダで最も大きな大会の1つであるロッテルダム・マラソンに登録した。4月の大会に向けて、"Road to Rotterdam"(ロッテルダムへの道)というトレーニング・ランのイベントが企画されているので、それにも申し込むことにした。

http://www.trainingslopen.nl/ (Road to Rotterdam - trainingslopen)

イベントは、2,3週間おきに計4回開催され、20-25-30-35kmと毎回5kmずつ距離を伸ばしてフルマラソンに向けた調整を行う。オランダ各地(8ヶ所くらい)で開催されていて、地元のアスリートクラブがイベントを運営している。もちろん、ここフローニンゲンでも開催されると知ったので参加することにしたのだが。

集合場所はクラブハウスで、鉄道駅の反対側にある公園の中。前日に下見を兼ねて自宅から往復のジョグ。これで無理しても意味がないので、軽めに走る。クラブハウスはすぐ見つかったが、公園の中を回っていると迷ってしまった。コースを決めないで、迷いながら走っていると脳だけでなく、身体全体も疲れてしまう。早く定番のコースを作りたい。

翌日、初回のトレーニング・ラン。時間ぎりぎりに着くと、既にスタートしている人たちがいる。集合時間ではなく、出発時間だったようだ。。慌ててクラブハウスで着替えると、ちょうど公園内を回って来たグループを見つけたので、合流。

Atletiek
アスリートクラブのトラック。完全に雪に埋もれている。公園内の道路からクラブハウスまでは全く除雪がされていないのでカチカチ。走るのはもちろん、歩くのも自転車もすごく怖い。

みんなばらばらに走ると安全確保や運営が大変なので、タイムごとにいくつかのグループに分かれて、固まって走ることになっている。私が見つけたのは一番後ろのグループで、トレーナーのベストには6:45と書いてある。つまり、1kmを6分45秒で走るペース。フルマラソンだと4時間半から5時間で、かなりゆっくり。

勝手も分からないし、無理しても仕方ないので、このペースでのんびり走ることにする。みんなおしゃべりしながら楽しく走っている。幸い、これなら息が切れることもない。5kmごとに小休憩で、暖かいお茶・スープ・スポーツドリンク、バナナ、パンケーキontbijtkoekが用意されている。

グループは20~30人くらいで、前後にトレーナー、最後方に自転車。ほぼ全員がオランダ人なので、最初はオランダ語で会話してみるが、複雑になってくると英語に変えてもらう。でも、1人だけ外国人がいて、英語で話していると日系企業で働いているとのこと。後日工場見学させてもらうことにした。

この寒い時期は1人で走るのはやる気がでないし、給水もできない、距離が分からないなど、色々サボる理由があるのだが、こうしたイベントに参加すれば「楽しいジョグ」ができる。もちろん、ハーフマラソンなどのレースに出て調整することも可能。

次のトレーニング・ランはもう少し早めのグループに参加しようと思う。

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2010-01-23

アムステルダムでの再会

しばらく髪を切っていなかったので、誰かと思ったとか、やつれたとか言われる。ということで、いつものAmsterdamの美容院で切ってもらう。日本人のスタイリストさんはもうすぐ日本に帰ってしまうそうで、あと1,2回は別のところを探さないといけない。

その美容院は、昨年住んでいた学生寮の近くだったので、今でもそこに住んでいる韓国人の元クラスメイトと飲むことに。寮の近くのカフェに向かうトラムを降りようとしたとき、近寄ってくる人がいるので、誰かと思ってイヤホンを外すと片言の日本語が。インドネシアから来ている留学生だった。オランダに来た翌日、右も左も分からない私に親切にしてくれた同じ寮の友達。寮までの道のりを歩きながらお互い近況報告。

韓国人の元クラスメイトと現在の大学院生活を話していると、共通点が多い。お互い半年後には自国に戻るし、他の学生と比べるとだいぶ年上なので、境遇が似ている。カフェでは、カンガルーの肉を出していたことから、話題は食文化に。日本のクジラと韓国の犬-どうやら、これは背景がだいぶ違う。

後日、フローニンゲンへの帰路。メトロから鉄道の乗り継ぎに失敗して、がっくりしながら駅で待っていると、今度は中国人の友達が通りかかる。同じ寮に住んでいて、アムステルダムのIntroductionで知り合って以来の長い仲だが、彼は交換留学でしばらくノルウェーに行っていたので、オランダに戻っているとは思わなかった。今週戻ってきたばかりらしい。彼も、私がアムステルダムにいるとは思わなかっただろう。次の電車を待っている間、しばらく立ち話をする。

今ではFacebookなどを通じて友達の近況を知ることができるが、こうして実際に再会できるのはやはりうれしいものである。

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2010-01-21

ハノーファー22時間日帰り旅行

年末のドイツ旅行で使ったGerman Rail Passが1日分残っていたので、1ヶ月の期限ギリギリでドイツへの日帰り弾丸ツアーを敢行。行先は、がんばって日帰りで回れそうなところでHannoverとBraunschweig。

フローニンゲンからだと、ドイツ旅行は気軽に行ける。中央駅前からオルデンブルクOldenburg経由でブレーメンBremenに行くバスが出ている。ブレーメンまでは2時間半で片道€19、往復€33。
http://www.publicexpress.de/

午前から深夜まで、1日5往復程度運行していて、ブレーメン空港でも停まるのが魅力。ブレーメン空港は、欧州の格安航空会社Ryanairが主要空港の1つとしている。まだRyanairを使ったことがないが、本当にすべて込みで€5前後でチケットを買うことができる。

フローニンゲンから電車で国境を越えるとなると、朝まで待つことになるので、午前2:15発のバスでブレーメンへ。

Bremenhbf
ブレーメンの駅舎。大きな壁画の右側には音楽隊も見える。

ブレーメンはまた遊びに来るだろうということで、今回はスルーし、そこから鉄道でハノーファへ。着いたのは7時前だったが、7時にはMarkthalleという屋内市場が開いたので、そこで朝食。パンもコーヒーもおいしい。平日ということで、通勤前の会社員なども多かったが、のんびり雑談をしているおじさんたちも多い。

とにかく極寒なので、できるだけ外を歩かないようにする。9時にヘレンハウゼン庭園Herrenhäuser Gärtenが開くとあったので、U-Bahn(地下鉄だが、郊外に行くと地上を走る)に乗って向かったものの、入口らしきところは閉まっていて入れない。ちなみに、U-Bahnは1回乗車券(1ゾーン)€2.20だが、一日乗車券は€4.20と2回乗る(又は往復する)だけで元が取れてしまうという不思議な料金体系なので、一日乗車券を購入。

Herrenhaeusergaerten1
案内のプレートを見る限り、相当大きい庭園なのだが、フェンスの先に行くことができず断念。

仕方なく向かいの植物園に行って、温室の蘭やサボテンを眺める。直前の環境心理学のゲスト講義で、自然環境を見たり触れたりすることにより人間の機能向上やストレス低減が起こるのは、自然が持つフラクタル(自己相似性)によるのだという面白い話を聴いたので、幾何学的な植物たちをしばし観察。

Herrenhaeusergaerten2 Herrenhaeusergaerten3 

温室以外は雪に埋もれて何があるのかほとんど分からない。温室のチケット売場で庭園の入口を聞くも結局分からず。鉄道駅まで戻り、ハノーファは後回しにして、電車で30分ほどのブラウンシュヴァイクBraunschweigに行くことに。

ここでの目当てはHerzog Anton Ulrich-Museumに展示されているフェルメールの「ワイングラスを持つ娘」。ただし、この美術館は2012年半ばまで閉館中で、その間はダンクヴァルデローデ城Burg DankwarderodeのRittersaalにて、フェルメールを含む主要作品の展示を行っている。城のホールが臨時美術館になっていて、雰囲気がとても豪華。お客さんも少なくて、じっくり見ることができた。おまけに美術館のカタログも無料でくれた(在庫処分らしい)。
http://www.haum.niedersachsen.de/ (ドイツ語のみ)

ブラウンシュヴァイクの紋章はライオン。12世紀にこの地を拠点としたハインリヒ獅子公にちなんだもの。

Braunschweig1
城広場Burgplatzのライオン像。左の建物がダンクヴァルデローデ城、中央の塔は市庁舎Rathaus、右は大聖堂Dom。

フェルメールを見てこの町は満足したのだが、広場にある土産物屋兼観光案内所に寄って、観光マップをもらってみると、意外と大きい町で見どころが多いことを知る。時間が限られているので、案内所でお勧めしてもらったRizzi hausを見に行った。

Braunschweig2

アメリカNYのポップアーティストJames Rizziがデザインしたというビル。トラムが走る大通りに面していて、すぐ奥には教会が見えるというこのコントラストが凄い。ちなみに、ビルの中には普通にオフィスが入っている(おそらく内部見学は不可)。

ハノーファに戻り、市内観光。この町はU-Bahnが発達していて、中心部は鉄道駅からも歩けるクレプケKröpkeという広場。驚くことに、この駅は13本もの地下鉄が通っている。

Hannover1

ちなみに、この駅を通らないのは10番(Kröpkeを通るのは夜間運行のみ)と17番の2本だけ。さすがに東京のメトロでもここまで集中した駅はない。赤青黄の色ごとに3種類のホームがあり、中心部の数駅は同じ色の路線が同じルートを進み、郊外に出ると枝分かれするという仕組みになっている。

しかし、この日はU-Bahnやバスにはほとんど乗らずに町中を歩き回ることに。散策のガイドは、「赤い糸」Der Rote Fadenという歩道に引かれた赤いライン。

Hannover3

4.2kmの赤い糸に沿って進むと、町の主要観光スポットをすべて見て回れるというもの。36ヶ所の見どころを網羅したポケットサイズの日本語の小冊子(約100ページ)は€2.50で、駅前の観光案内所や市庁舎で購入できる。座る設備の有無、入口・トイレの段差の有無などの情報も載っていて、非常に親切なガイドブック。

Hannover2

「赤い糸」は、鉄道駅付近は人通りが多いため見えにくい。そこを除けば、大体たどれるようになっているが、赤い糸が引かれているはずの橋が工事中だったために、1つ奥の橋を渡らないといけないということもあった。

Hannover4
右側に見える橋は工事中のため閉鎖。

大通りのLeibnizuferに並ぶ、ニキ・ド・サンファルNiki de Saint Phalleのナナ像Nanas。相当目立ってます。

Hannover5

ハノーファで最も楽しみにしていたはずの、市庁舎。射手の狙っている先は市長室とのこと。

Hannover6

庁舎内には自由に入ることができて、その豪華な内装にも圧倒されるのだが、本当の「楽しみ」は庁舎の丸ドームの傾斜に沿って昇るという珍しいエレベータだった。しかし、残念ながら冬の間は休業。

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正面の反対側から見た市庁舎の全景。目の前はMaschteichという湖だが、完全に凍っている。

Hannover8

市庁舎の近くにある、Nord/LBという銀行のビルもかなり奇抜で目立っている。飛び出ている部分は職場環境としてはどうかと思うが。

Hannover9

最後に、ピカソ、クレー、レジェ、そしてニキ・ド・サンファルらの近代美術を展示しているシュプレンゲル美術館Sprengel Museumをぐるっと回って終了。

Hannoverx

帰りは時間がなかったので、バスに乗って再びMarkthalleへ行き、スタンドでハムとジャガイモサラダをビールで流し込み、走って鉄道駅へ(実際は、そこまで急がなくても良かったのだが)。

Hannovery

帰りはフローニンゲンまで電車で行き、家に着いたのはほぼ24時。長い日帰り旅行だった。

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2010-01-15

「テニス場」で試験。

年が明けてから半月、ようやくひと段落した。

年始の最初の週*に1つめの試験。年末の最後の授業でサンプル問題を見せられても全く分からなかった。教科書丸々1冊と指定された数本の論文すべてが試験範囲で、授業はそれらのリーダーを補うためのものという位置付け。したがって、授業で全く触れていない教科書からも出題される(サンプルは正にそれだった)。

(*オランダでは、週に通し番号を付けることがあり、年始が第1週、最後の週が第52週となっている。元旦は第1週(week 1)ではなく、その次の週、今年で言うと1月3日からを第1週になる。)

しかも、アムステルダムのときと違って、こちらではすべてクローズドブック(持込み不可)となっている。つまり、教科書などを全部覚えないといけない。それまでに予習できちんと読んでいなかった自分が悪いのだが、何とか大体読んで試験に臨んだところ、やはり授業で触れていない問題が多い。全く分からない&忘れたのが10問中3問。オランダ初の追試になるのではないかとかなりショックだったが、結果的にはその他は点数をくれたようで、無事パス。ほっとした。(オランダでは、6割未満で不合格となります。)

続いて、課題のレポート。中国人とペアを組んでいて、まずはドラフトを提出すればよいので、とりあえず形にして期限ぎりぎりに提出。予定では来週の中ごろにフィードバックがくるはずだったのだが、早速返ってきたので、それを受けて月末までに仕上げる必要がある。

そして、昨日。前期最後の試験。開始時間は朝8時半!頭を起こさないといけないので、5時に起床して最後の追い込みをかける。8時近くに家を出てもまだ外は暗い。

ちなみに指定された試験会場は「tennishal」、つまりテニス場。

Tennishal

そこのテニスコートは当然ながら雪に埋もれて閉鎖中。もちろん、屋外テニスコートに机と椅子を並べて試験をするのではなく(凍える…)、テニスコートに隣接する大学のスポーツセンターの中にある屋内運動場(屋内テニスコートなのかもしれない)が試験会場となっている。

Acro

この科目は授業中心と勝手に予想して、リーダーである25本の論文は斜め読み。多少、リーダーからの問題も出たが、ほとんどがマークシート(多肢選択式)だったこともあり、大体できたと思う。

ようやくこれで、ひと段落spa

と言っても、レポートの仕上げと、修論計画の提出が待っているのだが。。

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2010-01-11

塩の切符Zoutkaartje

日曜日。昨年はクォーター(10km強)を走ったEgmondの大会に、今年はハーフマラソンでエントリーしていた。ということで、年末にランニングシューズを新調して(古い靴がwadlopenでどろどろになってしまったこともあり)、年明けも雪だらけの中を軽く走ってトレーニングしていた。

ところが、日が迫るにつれて雲行きが怪しくなり、直前になってコースが砂浜の往復に変更され、とうとう前日の昼に「中止」となってしまったsnow 寒いし、凍った道路は危険なので、怪我人や病人がたくさん出る可能性があり、かつその患者を運ぶ救急車も雪の中で能力が落ちるので、安全面の確保が難しいということのようである。

参加者17,500人、ボランティア1,000人以上の大きな大会なので、主催者も最後まで開催に向けて努力したようだが、とても残念な結果になってしまった。

そんなこともあり、オランダはとにかく雪の影響をまともに受けている。町中は凍っているところが多く、ジョギングできるところを見つけるのすら難しい。それでもみんな自転車に乗っているのだが、今日も大学の帰りに自転車で派手に転んでいる人がいた。

Sneeuwkanaal

そんな中、昨年はスケートができた運河の凍り具合が、今年はいまいちなのである。降雪は運河を凍らせるにはあまり良くないので、雪が降らずに気温の低い日が続くのが良いらしい。それでも、度胸試しで運河を走って渡る子供たち。手前は氷が張っていない部分も見えるので、とても危険。

電車の乱れも大変なことになっていて、運休や間引き運転をしている路線もある。そんな中、現在、オランダの鉄道NSでは、het zoutkaartje、つまり「塩の切符」を販売している。といっても、この切符が塩でできているのでも、特別に販売されているのでもなく、単に国内の電車が4割引きになるというもの。

これまでも何度か紹介した、オフピーク割引パスvoordeelurenabonnementを持っていない人でも、通勤ピーク外の9時から16時と19時以降に割引価格で切符を購入できるらしい。先週の木・金に実施されて、引き続き今週も今のところ月から水までは適用されるとのこと。自動販売機で切符を購入する際に、kortingを選べばよいだけなので、カードの実体はない。

それにしても、なぜ「塩の切符」なのか。この大雪による影響として、①電車の運行本数が減ることにより通勤ピークの混雑が激しくなることと、②道路にまく塩が足りなくなることがあり、それを解決するために、政府も関与してオフピークの時間帯の電車通勤を奨励するというのがこの企画の目的である。

つまり、道路に塩をまく代わりに、電車に塩をまいて、オフピークの時間帯に通勤者を呼び込もうということからきているようだ(多分)。

Sneeuwslee

丘でそりを楽しむ子供たち。最近、子供連れがそりを持っているのをよく見かけるが、ほとんどが木製!数十年前のおもちゃのようだが、この国では今でも木製のそりが売られているのではないかと思う。

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2010-01-06

雪の新年

明けましておめでとうございます。

去年のアムステルダムの年末年始は驚くような寒さだったが、フローニンゲンもやはり寒い。そして、デンマーク・ドイツの旅先と同様に雪snow

元日、路線バスの行先表示のところに「Gelukkig nieuwjaar」と出ていた。

Nieuwjaarbus

降りてから写真を撮ってみたものの、読めず。。先月から、フローニンゲンとドレンテのバスの運行がこれまでのArrivaからQbuzzという会社に変わった。車内のモニターに停留所名と到着時間が表示されるのがありがたい。

我が家はプレハブのようなアパートの最上階。もちろん通路にも屋根はあるのだが、横から雪が入って来るらしく、入口のドアまで雪が積もっている。

Snowentrance

雪が降っても、やはりオランダでは自転車で移動する。ほとんどの自転車道は除雪されているが、自転車道を外れると凍った路面や雪の上を通ることになるので、慎重に運転することになり、いつもより時間がかかる。

Nieuwjaarsneeuw

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