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2009-12-04

シンタクラース

11月に入ると、オランダの商店街にはクリスマスのイルミネーションが準備される。クリスマスには少し早い気もするが、多くの店は通常18時まで営業しているので、日が落ちる17時に街灯がないと真っ暗になってしまう。

そして、この時期になると、早くもサンタクロースが登場する。

Sinterklaas

アーケード商店街や、スーパーマーケットの店頭で見かけるこの集団。赤い服を着て、ひげをたくわえているおじいさんはどう見てもサンタクロース。ただし、その周りにいるのはトナカイではなく、黒人風の若い男たち。

彼らは、シンタクラースSinterklaasと、黒いピートZwarte Pietである。そして、実はこれがサンタクロースのモデルであり、こちらの方がオリジナルである。オランダ語圏では、シンタクラースの誕生日の前日である12月5日を祝う習慣があり、子供は寝る前に暖炉に靴(靴下ではない)を置いておくと、寝ている間にシンタクラースと黒いピートたちが煙突から入ってプレゼントを置いていってくれるという、正にクリスマスのイベントである。

シンタクラースは、毎年11月中旬にスペインから船でオランダのある港町にやって来るのだが、その模様はオランダとベルギーのテレビでライブ中継される。今年は11月14日にロッテルダムの近く、スキーダムにやって来たそうだ。黒いピートについては、無実の罪に問われた彼らを司教であるシンタクラースが助け、そのお礼としてシンタクラースがプレゼントを届けるのを手伝っているとされている。黒いピートはアフリカ系のムーア人であるために肌の色が黒いのだが、煙突の煤で黒くなってしまったという説もある。

12月5日はお祝いする日ではあるが、休みの日(日本の祝祭日)ではない。一方、12月25日と26日はオランダではクリスマスとして休みの日である。つまり、同一人物であるシンタクラースとサンタクロースの両方の誕生日をお祝いするのである。

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