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2009-09-18

新学期、始まる。

前回の更新からかなり時間が経ってしまった。新しい大学院が始まってしばらく経つが、まだ慣れていない感じがする。

3週間の集中オランダ語講座は無事終わり、5単位をもらったが、おそらく修士の卒業単位には算入できないだろう。それとほぼ入れ替わりで、大学のIntroduction weekが始まった。留学生向けのwelcoming ceremonyは、フローニンゲンのランドマークであるマルティニ教会Martinikerkで行われ、学長らが祝辞を述べた。

Bommenbered

国旗を掲げるMartinikerk。8月28日は、Bommen Berendと呼ばれるフローニンゲンの解放記念日で、フローニンゲンだけの祝日である。当時のフランス王国と戦ったオランダ戦争は1672年だが、フローニンゲン大学は1614年創立である。今年が395周年だが、あと5年後の400周年はより盛大になるに違いない。

Rugrector

この方が学長。学生に呼ばれて自宅から(確か15kmくらいと言っていた)学生寮でのイベントに参加したのだが、その際も自転車で行ったというエピソードを話していた。オランダの中でもここフローニンゲンは自転車の町であるbicycle

夏休みが明けると、フローニンゲンは学生だらけになる(つまり、自転車だらけでもある)。フローニンゲン大学とHanzehogeschool(高等専門学校)にそれぞれ2万5千人以上の学生が在籍するので、17万人の市民の約3割が大学生ということである。

アムステルダム自由大学と異なるのは、留学生の規模である。大学が大きいこともあり、留学生がとにかく多い。ERASMUSプログラムと呼ばれるヨーロッパ内の交換留学システムの学生が相当数を占める。また、ドイツ国境と近いこともあり、ドイツ出身の学生が目立つ。留学生ネットワークの事務局の学生はアムステルダムでは数人だったが、フローニンゲンでは100人くらいいて、イベントも常にグループに分かれる。

歓迎イベントの内容はアムステルダムと同様で、初日の夜はPub crawlと呼ばれるパブのはしご。ウェルカムドリンクのチケットを渡されたパブは何と6~7軒。さすがに3,4軒回ったところで引き上げる。その他は、市内の散歩、大学の運動施設や文化センターでの体験デーなど。

それと並行して、大学院も始まる。初日は説明と各種手続ということで、キャンパスに行ってみると、教室には数名のクラスメイトと担当教授とアカデミックアドバイザーだけ…gawk この日は留学生向けだった。入学前に聞いたときは10名以上留学生がいると聞いていたのだが、実際に入学したのは最終的に私を含めて5名だけだった。奨学金がもらえずに辞退したアフリカ等途上国の学生もいたらしい。結局、クラスメイトは、ギリシャ人、メキシコ人、中国人、インドネシア人の4名である。

オランダ人のクラスメイトは何人いるのかと聞いても、よく分からないとか。。私のプログラムは1年コースで、数年前にinternational programmeになったので、留学生への対応は言わば「後付け」なのである。

実はこの説明会と同時刻に既にある科目の1回目のレクチャーが始まっていると言われた。規模も大きいし、歴史もある大学なので、しっかりしていると思ったのだが、たまにそうでもないところがある。科目の履修登録も、英語表示のinternational programmeとしては登録できずに、オランダ語表示の同じ科目を登録しないといけない。

更にひどいのは、教授ら大学スタッフとの連絡は大学のwebmailで行うこととされているのだが、そのwebmailがInternet Explorerとの相性が悪いので、メールを書くときはFirefoxを使わないといけない。IT担当スタッフはたくさんいるのに、何でシステムがこんなにしょぼいのか。。

授業は1日1コマ程度だが、新しい分野なので、毎日図書館にこもって予習をしないとついていけない。そのリーディングの量が多いし、社会科学系の論文は難解である。。1年が2つの学期から構成され、各学期が2つのブロックに分かれている。1ブロック週1コマで5単位が基本だが、基礎的な必修科目などは週2~3コマでも5単位しかもらえない場合もある。

卒業に必要な単位は60単位で、その半分の30単位を修士論文が占める。アムステルダムではほとんど科目を選ぶことができなかったが、ここでは選択科目の幅が広いのがいい。しかし、最後のブロックにも科目が設定されているので、最後は修論を書きながら単位を取るという厳しい生活が待っていることになる。

今年のうちに修論のテーマを決めて書き始めるくらいでないと、と言われているので、早速分野の近い教授のアポを取って、打合せをするつもりである。

Rugacademiegebouw

Welcoming ceremonyの日のAcademiegebouw。フローニンゲン大学は、市内の至るところに建物が点在しているが、このAcademiegebouwが中心的な建物で、その向かいに大学図書館がある。

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