Wadlopen!
8月にフローニンゲンに引っ越して、オランダ語漬けの日々。先週末が唯一のお出かけ旅行で、フリースランドの島に行った。オランダ北部のもう1つの主要都市、Leeuwardenに電車で行き、そこからバスでHolwerdという町へ。
フェリー乗り場。左端がフリースランドの旗。斜めに入った白のラインの中に、ピンクのハートが並んでいる。
旅の一番の目的は、島でのんびりすることではなく、Amelandという島まで歩いて海を渡るというwadlopenというレクリエーションに参加すること
HolwerdからAmelandまでは10km程度で、これを4時間近くかけて歩く。フローニンゲンに来ることを決める前から気になっていたのだが、地理的にも近くなったし、一緒に行ってくれる人もいたので、参加することにした。
なお、この海(ワッデンゼー)は、オランダからドイツ、デンマークまで続く湿原で、今年UNESCOの世界遺産(自然遺産)に指定されている。
集合は、フェリー乗り場に隣接したレストラン。おおらかな人たちなので、予定の時間を過ぎてもみんなのんびりしていてなかなか始まらない。
レストランの下は、ピロティになっている駐車場。見えにくいが、看板には「注意!最高身長1.95(m)!」と書いてある。1.95m以上の人は頭をぶつけるという注意書き。さすがオランダ、本当にぶつけそうな人が結構いる。とにかく男女問わず、みんな大きい。
30分以上遅れて、ようやくガイドが説明を始める。もちろんオランダ語で。靴は、バスケットシューズが推奨されているが、そうでない人は紐をしっかり結ぶ
泥にはまって靴だけ抜けてしまうらしい。また、190cm以上あるガイドのおじさんが、水が胸辺りまで来るとジェスチャーで示すのだが、せいぜい膝くらいまでで、冗談だと思っていた。
何も無い田んぼの中を歩いている感じ。懐かしいヘドロ臭がする。とにかく、オランダ人は一歩が大きいので、小さな日本人はあっという間に遅れてになってしまう。。前半で、一番後ろの2,3人がリタイヤして引き返してしまったので、いよいよ最後方から必死でついていく。
30分に1回くらいずつ、休憩が入る。もちろん立ったまま、水やバナナを摂る。しばらく歩き続けると、泥から砂に変わってきて、だいぶ楽になる。途中、川のようになっている地帯があり、水の中を渡ると、再び水のほとんど無い砂や泥を歩く。
ついに膝上まで来てしまった。ハーフパンツが濡れないようにと注意していたが、意味が無くなった。
とうとう本当に胸まで水が来てしまった。バックパックは濡れないように持ち上げて、「川」を渡る。

ゴーサインが出て、荷物を持ち上げながら川に入る参加者。難民か、あるいは宗教的な儀式のようにさえ見える。(自分もその一員だったのだが。)
後半は歩きやすくなって、自然を感じる余裕が出てくる。小さな魚やヒトデも見かけたが、貝殻がとにかく多かった。
ようやく、Amelandが見えてくる。が、最後の最後にまた泥の中を歩くことに・・・
お陰でせっかくきれいになったスニーカーが再び泥まみれ。洗ってみたものの、ヘドロ臭が全く取れないので、捨てるしかないのかもしれない。。
島に着いてもまだゴールではない。反対側のビーチまで砂丘を歩いて移動。
そこから、トラクターらしき移動手段に詰め込まれてホテルに行く。日帰りの場合は、バスに乗り換えてフェリー乗り場へ行き、Howlerdに戻ることになるが、これだけ汚れて、鉄道に乗って帰れるのだろうか。何といっても疲れるし、日帰りはあまりお勧めしない。
島で一泊して、翌日、1時間弱のフェリーでHolwerdに戻る。よくもこれだけの距離を歩いたものだと改めて感じるとともに、あの時間にあそこだけ潮が引けていたから歩けたのだと思うととても不思議な気分である。
【おでかけ情報】
ワドローペンのシーズンは5月~9月。複数の団体が主催しているので、ウェブサイトで日時・場所を確認して、予約をする。行き先の島によって初心者向けから上級者向けまで様々なコースがある。土日の開催が多いが、早朝スタートなどのツアーもあるので、時間の調整が必要なこともある。今回のツアーは帰りのフェリー代が込みで22.50ユーロ。
http://www.wadlopen.net/ (主催団体の1つWadloopcentrum Fryslânのウェブサイト。英語あり。)
AmsterdamからLeeuwardenまでは、NSのIntercityで約2時間20分。Leeuwardenからバス66番で終点Holwerdまで、40分程度、2.50ユーロ。
島のトラクターは3ユーロ。歩くこともできるらしいが、さんざん歩いたのに、更に砂浜を歩こうという人はいないと思われる。
靴は、バスケットシューズでなくても大丈夫だと思われるが、捨ててもよいものを。メッシュ地だと靴の中が小さな貝で大漁になるので(私)、普通のもので。水、お菓子、バナナ、長袖などをお忘れなく。荷物に泥が跳ねて汚れるので、ランドセルカバーのようなものを装着している人もいた。それから、日差しが強いので、日焼け対策、サングラスなど。
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