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2009-07-29

オランダへの留学準備情報(書類編)

修論を提出し終えて、再びフランスに戻った。と言っても、修論の続きではなく、パリから10日ほどかけてマルセイユまで南下していた。研究活動としては、、各地のレンタサイクルシステムの視察ということで。これについては、明日からぼちぼち書くことにします。

それよりも、9月からの新学期に向けて、大学院進学等でオランダに長期渡航を検討されている人のために、もう少し情報を整理して提供した方がいいのではないかと思ったので、簡単に私の経験と最新の情報をまとめておく。

※ここで説明する内容は、あくまで私が経験した、あるいは調べた範囲のものを参考までにお知らせするものなので、最新の情報は各自確認してください。(万一制度が変わって手続に支障が出ても、私は責任を負えません。)

今回は、書類編。日本から持っていく必要があるのは、戸籍謄(抄)本(以下「謄抄本」とする。)。この書類は、住民登録と滞在許可にそれぞれ必要である。したがって、2通用意するべきである。

私の知る限りでは、自治体への住民登録時にコピーを取って原本を返却してくれるケースが多いので、その場合は当該原本を滞在許可申請に使えるから、1通だけでよいことになるが、原本を自治体に持って行かれると滞在許可には別途原本が必要になるので注意。どうしても最低限しか持って行きたくない人は、事前に自治体に問い合わせて原本を返却してくれるか確認するしかない。

以下の手続(アポスティーユ認証、翻訳、リーガライゼーション)は、謄抄本1通ごとに対して行う必要があることに注意。

【渡航前(日本国内)】

1.自治体(市区町村)から戸籍謄本又は抄本(どちらでもよい)を入手する。
 入手方法・金額は各自治体のウェブサイトで確認。特にこだわりがなければ、謄本をもらっておけば確実だと思う。渡航3ヶ月前を過ぎてから入手すべき。ステープルは外さない。

2.謄抄本に対して、日本国外務省からアポスティーユ認証を受ける。
 提出・受取りは、外務本省・大阪分室へ直接出向くか、郵送でもできるが、郵便で提出して窓口で受け取ることはできない。無料。詳細は外務省のウェブサイトを確認のこと。付箋は、謄抄本にステープルで留められ、割印を押される。
(アポスティーユ認証とは、当該公文書(この場合は謄抄本)が正しいものであることを外務省が認証して、その旨の英文付箋を公文書に添付することであり、内容自体の翻訳ではない。)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/shomei/index.html (日本国外務省)

【オランダ渡航後】

3.在オランダ日本大使館(ハーグ)で、謄抄本を基に戸籍記載事項証明の翻訳を受ける。
 通常は、ハーグに出向いて申請し、1週間後くらいに再度出向いて取りに行く。1通8.50ユーロ。アムステルフェーン等の領事出張サービスで申請することも可能。郵送での受取りは推奨されていない。詳細は、日本大使館のウェブサイトを確認のこと。
http://www.nl.emb-japan.go.jp/j/consulate/shomei.html (在オランダ日本大使館)

 なお、大使館以外(日本国内を含む。)の登録された翻訳者(beëdigde vertaler/sworn translator)に英訳又は蘭訳してもらってもよいが、確実性・経済性を考えると大使館が良いと思う。

4.オランダ外務省MINBUZA(ハーグ)で、翻訳についてリーガライゼーションを受ける。
 Legalisationとは、翻訳された記載事項について、当該翻訳が正当なものであることのお墨付きのスタンプをもらうことである。1通10ユーロ。オフィスは平日午前中(9時~12時半)しか営業していない。11時半までに申請すれば即日でLegalisationを受けることができる。ただのスタンプなので、混んでいなければ10分もあれば終わる。11時半以降だと、翌日以降受取りになってしまうので注意。

 したがって、朝早く(9時以降)に日本大使館で翻訳を受け取り、その足で11時半までに外務省で申請をすると午前中に完了する。大使館は駅からトラム、外務省は駅前なので、時間には余裕を持っておくことが大事。http://www.minbuza.nl/en/welcome/comingtoNL,legalisation_of_documents (オランダ外務省)

5.住民登録及び滞在許可の申請を行う。
 住民登録registrationは住居のある自治体へ、滞在許可residence permitは入国管理局(IND)へそれぞれ申請する。

 住民登録は渡航後5営業日以内とされているものの、翻訳を大使館でお願いしている間に5日経ってしまう。ということで、これはできるだけ速やかに行うようにしておけばよいと思われる(5日以上経ったという理由で断られたという話は私は聞いたことがない)。上の手順で準備した書類の他、パスポート及び住居の契約書を持っていくこと(アムステルフェーン市の例)。

 滞在許可は留学の場合1年単位で必要に応じ延長手続を取る。通常の大学・大学院は、大学側がまとめてINDに申請してくれると思うので、その前に自分で進めないほうがよい。Introduction weekで説明があるはずだが、不安であれば大学の担当者に問い合わせてもよい。大学に必要書類を提出すると、無事滞在許可証の準備ができたら最寄りのINDに許可証を取りに行くよう指示される。

これでOKのはず。不明な点はコメントで質問してください。大使館や外務省に入るには身分証明書が必要なので、忘れずに。その他、滞在許可に必要な書類等、一部省略しているので、各自確認の上準備してください。

保険については、オランダの歯医者と留学保険のエントリーで大体説明しているので、大丈夫かと。次は何編だろうか。質問があったら、調べて書くことにします。

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コメント

はじめまして。
これからオランダに留学する予定なので、非常に役に立ちました。
オランダに関する留学情報は非常に少ないので、心強いです。
これからもおじゃまします^^

投稿: curio | 2010-07-11 05:37

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