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2009-01-09

ドイツに行ってきました。(フライブルク・コンスタンツ)

バーゼルから北に向かって、ドイツのフライブルクへ。スイスにもFribourgという町があって、ドイツ語表記は同じくFreiburg。そのため、前者はFreiburg im Breisgau、後者はFreiburg im Üechtlandと言うらしい。ここは、日本で「環境首都」と言われることもあるので、どれだけ環境に優しい町なのか楽しみだったが、実は市中心部には目に見えるものはそれほど多くない。もちろん、トラムやバスなどの公共交通機関は発達しているが、それはここに限ったことではない。

Freiburg_tramそう言えば、スイス・ドイツでは、ホテルに宿泊すると滞在期間中に有効な公共交通機関のフリーパスをくれるところが多い。これは観光客にはありがたい。今回は、フライブルクの他に、バーゼルとジュネーブでもらえた。こちらもオランダ同様、トラムやバスは自分でチケットを買って、車内で押印するのだが、ほとんどやっている人はいなかった(地元の人はパスがあるのかもしれない)し、コントロール(検札)も一度もなかった。

ごみの分別は、おそらくドイツならどこでもこのくらいはやっているだろうと思うが、紙ごみ、有機ごみ、その他のごみの3色のコンテナに分けて出す。ガラス瓶は、街中にある無色・緑色・茶色の3色の回収コンテナに分別する。

では、なぜそれほど有名なのか。大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館の冊子「環境先進国 ドイツ」によると、1992年にドイツの環境NGOが主催した環境首都コンテストで優勝したのが始まりとのこと。もちろん、それが日本まで浸透した理由には、日本のNGOやジャーナリストの影響もあるだろうが、フライブルク市が「環境」を観光産業にしたことが大きいと思う。視察や問い合わせが多かったので、それに対応していたら観光産業になってしまったのかもしれないが、戦略的に環境対策をアピールしていくことは、地域の環境と経済(産業振興)にとってwin-winである。

Freiburg_solar1フライブルク市が他の都市よりも優れているのは、ソーラー(太陽光)産業である。駅に隣接して、太陽光パネルが敷き詰められた高層ビルがそびえ立っている。これだけでもインパクトは大きい。

ツーリスト・インフォメーションに行くと、SolarRegion Freiburgというパンフレットがあり、独仏英伊日韓の6カ国語が揃っているし、更にSolar Energy Guideという英語の冊子も用意されている(無料)。これを基に、トラムで行けるヴォーバンVaubanという町に行くことにした。

ここには、国際ソーラーエネルギー学会ISESの本部や、エコ研究所Öko-Institutもあり、洗練された新興住宅地という印象。

この建物は、駐車場。ご覧のとおり、太陽に向かって屋根にパネルがびっしり並んでいる。そしてその名も「Solar Garage」sun

Freiburg_solar2

通りを挟んだÖko-Institutの裏手には、シュリアベルクSchlierberg Solar Estateという、すべての屋根がパネルになっている60世帯のソーラー団地がある。Solar Energy Guideによると、最大出力7.5kW、年間発電量7,000kWhとのこと。

Freiburg_solar3

ヴォーバンでは、かなりの割合の屋根が太陽光パネルを設置している。これは視覚的にもインパクトが大きいので、自治体やNGOが視察に来るのもよく分かる。私も見物客の1人になったわけだが。

フライブルクの中心部の大聖堂は、写真に収まらないくらい大きい。レンガ作りで、スイスの大聖堂とはだいぶ印象が違う。

Freiburg_muenster1 Freiburg_muenster2

この塔にも当然登る。ここはこれまでの教会と異なり、塔の入口が教会内部ではなく、外から入る仕組み。 そのため、お金を払わないで登ることができるが、登ったところに絵葉書などを売る売店があり、そこで入場料を払う。

Freiburg_view

駅方向を望むと、奥には高層ビルも見えて、栄えている町という印象。

翌日は、フライブルクから北に電車で1時間ほど行ったオフェンブルクOffenburgから、シュヴァルツヴァルトSchwarzwald(黒い森)を横切って、ボーデン湖BodenseeのほとりのコンスタンズKonstanzに移動。シュヴァルツヴァルトは、酸性雨の影響を受けて木が枯れるという環境問題が注目された地帯で、フライブルクもそうだが、ドイツ全体の環境政策にも影響を与えたと思われる。そういう象徴的な存在なのだが、電車から見ただけでは普通の森林なので、感動的な風景に出会えたかというと、そうでもなかった。

Schwarzwald1 Schwarzwald2

ドイツの鉄道は、DB (Deutsche Bahn)という国有鉄道で、車両は結構きれいなことが多い。特に今回はEurail Passだったので1等車は、日本のグリーン車を更に快適にした感じだが、2等車も十分快適だと思う。

Ice

それから、主要な鉄道駅にある荷物用のベルトコンベヤー。ホームと地下通路、そして駅構内をつなぐところにある。重いスーツケースなどには便利だが、一方通行。エレベータがあれば足りると思うが、なかったような気がする。 

Conveyer

コンスタンツには夕方に着いたので、散策をしながら夕食を食べるところを探していると、ボーデン湖の湖畔から花火の音が。近寄ると、お祭り騒ぎになっていて、極寒の湖に100人以上の人が叫びながら入っていく。

Konstanz1

寒中水泳かbearing 気温は0度くらいなのだが、見ているこっちが更に寒くなる。翌日、ツーリスト・インフォメーションで聞くと、ダイバーの集まりが安全祈願で行っているイベントなのだそうだ。

Konstanz2

ボーデン湖の湾の入口には、インペリアImperiaという10mの像が建っている。1414年~1418年にここで開催されたローマ・カトリック教会のコンスタンツ公会議(3人の教皇が並立していた教会の分裂を収拾した会議)を記念して作られたもの。よく見ると少しずつ回っていてちょっと恐いが、3分で1回転する。

Konstanz3   Konstanz4

もちろん、この町にも立派な大聖堂があるのだが、天候があまりよくなかったし、時間もなかったので、登らずに中心部を散策して終わり。クラスメイトのドイツ人に話をしたら、彼はこの町にあるコンスタンツ大学の卒業生だそうだ。

Konstanz5 Konstanz6

今回の旅行では、ドイツは駆け足で南部をちょっとだけ回っただけだったが、オランダの隣国でもあるので、また何度か訪問する機会があるのではないかと期待している。

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