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2009-01-27

シーボルトハウス@ライデン

ライデンに用事があったので、美術館パスmuseumkaartを持ってシーボルトハウスSieboldHuisに立ち寄る。その名のとおり、オランダ政府の医官として鎖国中の1823年から1829年まで日本に派遣されたシーボルトPhilipp Franz van Siebold(オランダ人ではなくドイツ人)の旧宅邸で、現在は彼が日本で収集した絵画、地図、動植物標本その他あらゆる物が展示されている。周りの建物に溶け込んでこじんまりとしているので、美術館という感じではない。

Siebold1

シーボルトハウス(日本語あり)
http://www.sieboldhuis.org/

彼のコレクションはわずか7年の滞在で25,000点以上というから、単純に考えて毎日10点集めていたことになる。驚異的なペースであるrun ということで、展示品は定期的に入れ替えているとのこと。当時の町並みを描いた絵画だけでなく、家具、食器、おもちゃ、楽器など、日常生活に近い物が展示されているので、この時代の日本文化が非常によく分かる。こういう展示内容はあまり日本で観た記憶がないので新鮮だった。

あらゆる物といってもさすがに建物は持って帰れないので、縮小した模型を作らせているのだが、それもかなり大きい。さらに、これまた大きな動物の剥製もたくさんあり、オランダまで運ぶのは相当大変だったに違いない。

シーボルトは、日本の情報を集めてくるという任務(スパイ的活動)を負っていたという話もあり、日本の地図を持ち出そうとして国外追放された。日本の情報や美術品を海外に持っていかれてしまったと考えることもできるが、鳴滝塾での蘭学の教育や、その後彼がライデンで日本コレクションを展示したり、ヨーロッパで日本学研究を続けたりしたことを考えれば、彼が国内外に残した功績は大きなものだったと言える。

シーボルトハウスの庭には、彼の胸像があり、彼が持ち帰った日本の植物が植えられている。

Siebold2

また、日本オランダ年(日蘭通商400周年)の事業の一環として、浮世絵師歌川(安藤)広重の特別展も開催されていて、シーボルトハウスはなかなか盛況だった。ここは、オランダの日本センターとしての役割もある。

日本オランダ年2008-2009(日本語)
http://www.nihonoranda.jp/

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