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2009年1月の10件の記事

2009-01-27

シーボルトハウス@ライデン

ライデンに用事があったので、美術館パスmuseumkaartを持ってシーボルトハウスSieboldHuisに立ち寄る。その名のとおり、オランダ政府の医官として鎖国中の1823年から1829年まで日本に派遣されたシーボルトPhilipp Franz van Siebold(オランダ人ではなくドイツ人)の旧宅邸で、現在は彼が日本で収集した絵画、地図、動植物標本その他あらゆる物が展示されている。周りの建物に溶け込んでこじんまりとしているので、美術館という感じではない。

Siebold1

シーボルトハウス(日本語あり)
http://www.sieboldhuis.org/

彼のコレクションはわずか7年の滞在で25,000点以上というから、単純に考えて毎日10点集めていたことになる。驚異的なペースであるrun ということで、展示品は定期的に入れ替えているとのこと。当時の町並みを描いた絵画だけでなく、家具、食器、おもちゃ、楽器など、日常生活に近い物が展示されているので、この時代の日本文化が非常によく分かる。こういう展示内容はあまり日本で観た記憶がないので新鮮だった。

あらゆる物といってもさすがに建物は持って帰れないので、縮小した模型を作らせているのだが、それもかなり大きい。さらに、これまた大きな動物の剥製もたくさんあり、オランダまで運ぶのは相当大変だったに違いない。

シーボルトは、日本の情報を集めてくるという任務(スパイ的活動)を負っていたという話もあり、日本の地図を持ち出そうとして国外追放された。日本の情報や美術品を海外に持っていかれてしまったと考えることもできるが、鳴滝塾での蘭学の教育や、その後彼がライデンで日本コレクションを展示したり、ヨーロッパで日本学研究を続けたりしたことを考えれば、彼が国内外に残した功績は大きなものだったと言える。

シーボルトハウスの庭には、彼の胸像があり、彼が持ち帰った日本の植物が植えられている。

Siebold2

また、日本オランダ年(日蘭通商400周年)の事業の一環として、浮世絵師歌川(安藤)広重の特別展も開催されていて、シーボルトハウスはなかなか盛況だった。ここは、オランダの日本センターとしての役割もある。

日本オランダ年2008-2009(日本語)
http://www.nihonoranda.jp/

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2009-01-22

Oasisがアムステルダムやってきた。

昨日の夜は、クラスメイトやその友達と一緒にOasisのライブに行ってきた。場所は、アムステルダムにあるHeineken Music Hallという巨大なライブハウス。Oasisなんて、10年以上前のMorning Gloryでほとんど止まっているので、新しいアルバムDig out your soulはもちろん買ったし、事前にクラスメイトから今回のヨーロッパツアーの曲目を教えてもらったので、知らない曲はYoutubeで予習。

会場は、前半分が立見で、後ろと2階に座席がある。せっかくのライブなので、立見の真ん中辺りにいたのだが、(分かっていたけど)オランダ人はとにかくでかい。始まっても背伸びしないとリアムの顔さえまともに見えない。ということで、途中から立見席の後ろの方でおとなしくしている。

Oasis1

Oasis2

もちろん、ライブは十分楽しめたので満足だった。発売日の朝に郵便局に並んでチケットを買った甲斐があったhappy01 ちょっと物足りない気もしたけど、月曜日のドイツ・デュッセルドルフのライブがリアムの喉の調子が悪くて延期になっていたようで、休養明けでおとなしかったのかもしれない。そんなこともあり、ノエルが歌う「The Masterplan」が個人的には一番良かった。

Oasis_heineken このホールではライブの間もアルコールを含む飲食物が販売されている。驚きだったのは、のぼりが目印のハイネケンの売り子。日本の球場でも見かける背中にビールを背負っているのだが、なんと、ライブ会場の立見席の中でも売っている。しかも、演奏中も人ごみ(といっても観客)を掻き分けて歩き回っている。

そして、コップはそのまま床に捨てる。当たり前だがライブ中にごみ箱までたどり着けないので仕方ない。ビールが入ったままのコップを投げる人が続出して、前にいるとビールをかぶる羽目になる。

そんなわけで、ライブが終わるとこんな感じ。

Oasis_cleanup

その夜は遅くなったので翌朝の講義に少し遅刻してしまった。この日に限らず、最近ちょっと遅刻気味。すると、休憩中にオランダ人から、「日本人は時間に正確なのに、お前は例外だな。だって電車も時刻表どおりにくるんだろ。」と言われる。うむ。ごもっともpig

来週月曜日は、オランダ語講座の試験。80点以上で合格(Certificateがもらえる)らしいのだが、さすがに80点は絶対無理!でも、せっかくがんばって通ったので週末は試験勉強します。

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2009-01-17

ようやく美術館めぐり開始。

木曜日、オランダ人のクラスメイトの誕生日会があったbirthday オランダではみんなに祝ってもらうために本人が主催する。週末には地元の友達を家に呼んでホームパーティをやるようだが、この日はクラスメイトをカフェ(パブ)に集めてみんなで飲むという企画。オランダでホームパーティをやると主役は料理の準備と皿洗いでずっと忙しいのだとか。

プレゼントを準備する時間が無かったので手ぶらで行ってみると、お店の前で主役と合流。日本と違って予約はしていないので、テーブルは1つしか確保できていないのに、20人近くが続々とやってきて、狭い店に小さな輪を作って立ったままビールを飲む。キッチンは閉まっていて、ビールしか飲まないので、せいぜい10ユーロで済むbeer それにしても、飲み会の英語を聞き取るのが相変わらず一番辛い。

この日、何人かのクラスメイトによくやったとお褒めの言葉を頂く。何かというと、年末のグループ・プロジェクトの成績が出て、うちのグループは9.0(おそらく最高点)をもらったからであるshine 成績は各グループに通知されて、グループ内では皆「信じられない」と狂喜乱舞していたのだが、どうやらもう知れ渡っていたらしい。最初の週には指導教官から、「無理そうだと思ったらテーマを変えてもいいよ」と言われるくらい問題山積のテーマだったのだが、最終的には何とかまとまったところを評価してもらえたようだ。しっかり精査すればジャーナルに投稿できる可能性もある、とまで書いてもらったが、適当にまとめたところがたくさんあるのでそのレベルに持っていくには相当大変である。ということで、修論のテーマとすることは遠慮するつもり。

土曜日はクラスメイトとMuseumplainに作られているスケートリンクに行く。貸し靴は5ユーロだが、入場は無料。実はゴッホ美術館Van Gogh Museum(日本語もあり)で日曜日まで特別展をやっているというポスターを見たので、スケートが終わった後に、すぐ近くのゴッホ美術館へ。

Museumkaart昨年11月のmuseumnacht以来、美術館に行っていなかったのだが、ようやく意を決して美術館カードmuseumkaartを購入。1年間のフリーパスで39.95ユーロ(約5,000円)。大きい美術館ならその場で購入できる。例えば、ゴッホ美術館は12.5ユーロなので、4つくらい回れば元が取れる。

ゴッホが画家として活動したのはわずか10年程度だったということすら初めて知った私が美術館について細かくコメントする立場にはないが、自画像、肖像画、風景画、そして浮世絵の模写など、ゴッホの作品がずらりと並んでいる。基本的に年代を追って展示されているので、10年の間に移り住んだ土地や、周りの環境、彼の精神状態などが作品に反映されているのが分かるようになっている。

特別展では、レンブラント協会の125周年展をやっていて、普段はすぐ近くの国立美術館Rijkmuseumに展示されている、フェルメールの「恋文」The Love Letterも来ていた。

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2009-01-13

ボート場がスケートリンクに!

日曜日は、アムステルダムの北、Alkmaarの近くにあるEgmondで開催されたマラソン大会へ。ハーフマラソンは定員に達していたので、クォーター(10.5km)に参加。この大会の特徴は、1月の寒い中、海岸(砂浜)を走ること。

走れば身体は温まるが、着替えてからスタートを待つ間がとにかく寒い。。街中を少し走ってから砂浜へ。砂に足を取られるが、それよりも風が強すぎて全然前に進めないrun 長身のオランダ人に隠れれば何とかなるかと思ったのだが、どこに隠れてもあまり変わらない。そして、砂浜の出口は崖。走るというより、山登りであるfuji

そんなわけで、タイムは決して良くなかったが無事完走。終わって着替えに戻ってくると、入れ替わりでハーフに参加する選手たちが続々とウォーミングアップをしていた。

Egmond

帰りはHaarlemで途中下車して、少し散歩。日曜日なので閑散としていたが、昼食に入ったカフェは地元の人であふれていた。スイスなどの旅行でたくさん教会や景色を見てきたが、やはり見慣れたオランダが落ち着く気がする。

Haarlem1 Haarlem2

膝の痛みや筋肉痛は少しあったが、そろそろ危ないと聞いていたので、翌朝は近くの公園にあるボート場へ。何が危ないのかというと、氷が融けるかもしれないのだと言う。近年まれに見る寒さで運河や湖が凍っていて、そこらじゅうでアイススケートやアイスホッケーを楽しむ子供たちをたくさん見ることができる。このボート場は長さ2kmの巨大なスケートリンク(もちろん無料)である。

Bosbaan1

先週、夕方にランニングで通ったときはそれなりに人がいたが、この日は出勤後なので人はまばら。先週は、日中も氷点下、夜に至ってはマイナス10度近くになる日もあったのだが、今週は(プラス)5度くらいと比較的暖かい日が続く。スポーツの冬で書いた11市、約200kmにわたる運河をスケートで滑る国民的行事Elfstedentochtが12年ぶりに開催されるのか、オランダ人の関心が集まっている。

Bosbaan2

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2009-01-09

ドイツに行ってきました。(フライブルク・コンスタンツ)

バーゼルから北に向かって、ドイツのフライブルクへ。スイスにもFribourgという町があって、ドイツ語表記は同じくFreiburg。そのため、前者はFreiburg im Breisgau、後者はFreiburg im Üechtlandと言うらしい。ここは、日本で「環境首都」と言われることもあるので、どれだけ環境に優しい町なのか楽しみだったが、実は市中心部には目に見えるものはそれほど多くない。もちろん、トラムやバスなどの公共交通機関は発達しているが、それはここに限ったことではない。

Freiburg_tramそう言えば、スイス・ドイツでは、ホテルに宿泊すると滞在期間中に有効な公共交通機関のフリーパスをくれるところが多い。これは観光客にはありがたい。今回は、フライブルクの他に、バーゼルとジュネーブでもらえた。こちらもオランダ同様、トラムやバスは自分でチケットを買って、車内で押印するのだが、ほとんどやっている人はいなかった(地元の人はパスがあるのかもしれない)し、コントロール(検札)も一度もなかった。

ごみの分別は、おそらくドイツならどこでもこのくらいはやっているだろうと思うが、紙ごみ、有機ごみ、その他のごみの3色のコンテナに分けて出す。ガラス瓶は、街中にある無色・緑色・茶色の3色の回収コンテナに分別する。

では、なぜそれほど有名なのか。大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館の冊子「環境先進国 ドイツ」によると、1992年にドイツの環境NGOが主催した環境首都コンテストで優勝したのが始まりとのこと。もちろん、それが日本まで浸透した理由には、日本のNGOやジャーナリストの影響もあるだろうが、フライブルク市が「環境」を観光産業にしたことが大きいと思う。視察や問い合わせが多かったので、それに対応していたら観光産業になってしまったのかもしれないが、戦略的に環境対策をアピールしていくことは、地域の環境と経済(産業振興)にとってwin-winである。

Freiburg_solar1フライブルク市が他の都市よりも優れているのは、ソーラー(太陽光)産業である。駅に隣接して、太陽光パネルが敷き詰められた高層ビルがそびえ立っている。これだけでもインパクトは大きい。

ツーリスト・インフォメーションに行くと、SolarRegion Freiburgというパンフレットがあり、独仏英伊日韓の6カ国語が揃っているし、更にSolar Energy Guideという英語の冊子も用意されている(無料)。これを基に、トラムで行けるヴォーバンVaubanという町に行くことにした。

ここには、国際ソーラーエネルギー学会ISESの本部や、エコ研究所Öko-Institutもあり、洗練された新興住宅地という印象。

この建物は、駐車場。ご覧のとおり、太陽に向かって屋根にパネルがびっしり並んでいる。そしてその名も「Solar Garage」sun

Freiburg_solar2

通りを挟んだÖko-Institutの裏手には、シュリアベルクSchlierberg Solar Estateという、すべての屋根がパネルになっている60世帯のソーラー団地がある。Solar Energy Guideによると、最大出力7.5kW、年間発電量7,000kWhとのこと。

Freiburg_solar3

ヴォーバンでは、かなりの割合の屋根が太陽光パネルを設置している。これは視覚的にもインパクトが大きいので、自治体やNGOが視察に来るのもよく分かる。私も見物客の1人になったわけだが。

フライブルクの中心部の大聖堂は、写真に収まらないくらい大きい。レンガ作りで、スイスの大聖堂とはだいぶ印象が違う。

Freiburg_muenster1 Freiburg_muenster2

この塔にも当然登る。ここはこれまでの教会と異なり、塔の入口が教会内部ではなく、外から入る仕組み。 そのため、お金を払わないで登ることができるが、登ったところに絵葉書などを売る売店があり、そこで入場料を払う。

Freiburg_view

駅方向を望むと、奥には高層ビルも見えて、栄えている町という印象。

翌日は、フライブルクから北に電車で1時間ほど行ったオフェンブルクOffenburgから、シュヴァルツヴァルトSchwarzwald(黒い森)を横切って、ボーデン湖BodenseeのほとりのコンスタンズKonstanzに移動。シュヴァルツヴァルトは、酸性雨の影響を受けて木が枯れるという環境問題が注目された地帯で、フライブルクもそうだが、ドイツ全体の環境政策にも影響を与えたと思われる。そういう象徴的な存在なのだが、電車から見ただけでは普通の森林なので、感動的な風景に出会えたかというと、そうでもなかった。

Schwarzwald1 Schwarzwald2

ドイツの鉄道は、DB (Deutsche Bahn)という国有鉄道で、車両は結構きれいなことが多い。特に今回はEurail Passだったので1等車は、日本のグリーン車を更に快適にした感じだが、2等車も十分快適だと思う。

Ice

それから、主要な鉄道駅にある荷物用のベルトコンベヤー。ホームと地下通路、そして駅構内をつなぐところにある。重いスーツケースなどには便利だが、一方通行。エレベータがあれば足りると思うが、なかったような気がする。 

Conveyer

コンスタンツには夕方に着いたので、散策をしながら夕食を食べるところを探していると、ボーデン湖の湖畔から花火の音が。近寄ると、お祭り騒ぎになっていて、極寒の湖に100人以上の人が叫びながら入っていく。

Konstanz1

寒中水泳かbearing 気温は0度くらいなのだが、見ているこっちが更に寒くなる。翌日、ツーリスト・インフォメーションで聞くと、ダイバーの集まりが安全祈願で行っているイベントなのだそうだ。

Konstanz2

ボーデン湖の湾の入口には、インペリアImperiaという10mの像が建っている。1414年~1418年にここで開催されたローマ・カトリック教会のコンスタンツ公会議(3人の教皇が並立していた教会の分裂を収拾した会議)を記念して作られたもの。よく見ると少しずつ回っていてちょっと恐いが、3分で1回転する。

Konstanz3   Konstanz4

もちろん、この町にも立派な大聖堂があるのだが、天候があまりよくなかったし、時間もなかったので、登らずに中心部を散策して終わり。クラスメイトのドイツ人に話をしたら、彼はこの町にあるコンスタンツ大学の卒業生だそうだ。

Konstanz5 Konstanz6

今回の旅行では、ドイツは駆け足で南部をちょっとだけ回っただけだったが、オランダの隣国でもあるので、また何度か訪問する機会があるのではないかと期待している。

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2009-01-08

スイスに行ってきました。(ベルン・バーゼル・ジュネーブ・チューリッヒ編)

ツェルマット以外のスイスの訪問地は4都市。行ったときは知らなかったが、人口順では、チューリッヒ、ジュネーブ、バーゼル、ベルンと、スイスの上位4つの都市を回ったらしい。

○ベルン:スイスの首都にして、市内中心部の旧市街が世界遺産に指定されている。駅から歩いてすぐのところにあるこの建物は、牢獄として使われていた牢獄塔。

Bern1

ヨーロッパ全体に言えることだが、電線は地下に埋設されているので日本のように電柱はない。一方、トラムが街中を走っているので、送電線だらけで写真が撮れないこともcoldsweats01

Bern2

ちなみに、こちらは時計塔。

更に旧市街を進むと中心部に大聖堂がある。町全体を見るには教会の塔に登るのが一番よい。きれいに統一された屋根たち。この町はヨーロッパ最長と言われるショッピング・アーケードが続いていて、普段はとても賑やかなはずだが、この日はボクシング・デーStephanstag(クリスマスの翌日)でお店はほぼすべて閉店していたので、とても静か。

Bern3

旧市街は徒歩圏内だが、そこから少し外れてバスの終点にあるパウル・クレー・センターZentrum Paul Kleeへ。画家パウル・クレーの作品が4000点以上も収集・展示されている。この斬新な建物は、関空も設計したレンゾ・ピアノRenzo Pianoというイタリアの建築家の設計によるもの。実はどちらもほとんど知らなかったのだが、とても楽しめる。この時期、この立地にもかかわらずお客さんは盛況で、人気があるようだ。ただし、展示の表示はドイツ語がメインで、フランス語がサブ。英語はほとんどない。

Bern4

ベルンには噴水がたくさんあることでも有名。ベルンの旗を持つ旗手の噴水。

Bern5

市の紋章にもなっている熊Bärは、ベルンの市の名前の由来になっている。また、旧市街のすぐ外れには熊公園があるが、現在は改築中で1頭だけが見えるところで飼育されている。残念ながら引きこもったまま出てきてくれなかった。。熊公園の近くから大聖堂を望む。

Bern6

○バーゼル:ベルンから電車で北に1時間。フランスとドイツの国境付近にある近代的な都市。国際決済銀行BISの事務局がある。有害廃棄物の越境移動・処分の規制に関する国際条約はバーゼル条約であるが、事務局はバーゼルではなくジュネーブにある。

ライン川を渡す船に乗ったのだが、エンジンを使わないエコな乗り物。最初にてこの原理で船首を川の流れに対して45度傾けると、川の流れを受けて船は対岸方向に進もうとするらしい(ワイヤは引っ張るためではなく、川下に流されないようにするためのもの)。説明してもらったのだが、分かったような、分からないようなship

Basel1

下の写真は、100m以上あるライン川の対岸から中心部方向を見たもの(中央にあるのが大聖堂)。手前の模型は立体の案内板で、見事に一致しているのが分かる。

Basel2

ところで、スイスは、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つの言語が公用語。そのため、国鉄は「SBB CFF FFS」とロマンシュ語以外の3つの略称がセットで用いられている。車内放送は(おそらく)この順番で3ヶ国語の後に英語となる。駅の出発(黄枠)・到着(白枠)案内板も3ヶ国語。

Sbb1

○ジュネーブ:南西部でフランスのすぐ近くにあり、フランス語圏。国連ヨーロッパ本部Palais des Nationsもあり、時計やアパレルなどの高級ブランド店が並ぶショッピング街もあるが、ほとんど観光する時間が無かったのでレマン湖を眺める程度。

Geneva1

その名もジェッドーJet d'Eauという巨大な噴水が見られると思い、ホテルの人に聞いたところ、寒いし風も強いから中止かもしれないとのこと。案の定、予定の午前11時になってもピクリとも動かずに中止。事前に教えてくれないのかなあ。

この町にも大聖堂があったので、そこからの夕日。

Geneva3

○チューリッヒ:今回の旅では、一旦ドイツに入ってから再度スイスに入ってオランダに戻ったので、ここチューリッヒが終点。スイス最大の都市とあって、町は賑やかだし、大きな教会もいくつかある。駅前からチューリッヒ湖まで続くバーンホフ通りBahnhofstraßeがメインストリート。

Zurich1

リマト川Limmatの対岸にある大聖堂、グロスミュンスターGrossmünsterの2つの塔。

Zurich2

もちろん、この塔にも登って、町を見渡す。左の塔が聖母聖堂Fraumünsterで、右の大きな時計の塔が聖ペーター教会St-Peter Kirche。この町も360度きれいな眺めだった。

Zurich3

聖母聖堂には、シャガールMarc Chagallのステンドグラスがある。これは本当にきれいだったが、写真撮影禁止。ポストカードを買ったものの、この日は天気が良かったこともあり、実物とは色合い・透明感が全然違うし、表情もはっきりしない。これは是非現地でじっくり観てください。

リマト側沿いの公園、リンデンホフLindenhofで、チェスに興じる地元の人たち。

Zurich4

もう1つの鉄道駅シュタデルホーフェンStadelhofenの駅前で見事に凍っている噴水。

Zurich5

上方向に出た水が受け皿から不規則にこぼれ落ちるようになっている。なるほど、氷柱を作るにはこうすればよいのか。

次回のドイツ編で今回の旅行は終わりです。

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2009-01-05

スイスに行ってきました。(食べ物編)

今日から大学院の講義が再開。今度のモジュールは環境経済学+環境政策で、テキストは本が3冊と論文をまとめたリーダー。アメリカの大学院では毎日100ページ読まなきゃいけないなんて大変だなーと思っていたら、どうやらこちらもそんな状況になってしまったらしいweep そして、全くついて行けないオランダ語講座。。

そんなわけで、今日は息抜きに旅行での食事を紹介。まずは、ベルンのレシュティröstiとGurtenという地ビール。

Bern_roesti Bern_gurten

röstiは短冊状にスライスしたジャガイモと玉ねぎを焼くだけのシンプルな料理だが、この店ではソースやトッピングがおいしかった。写真はサラミと長ねぎLeekのクリームソース。Gurtenは、旅行中各地で飲んだビールの中で一番コクがあって飲みごたえがあったのでお勧め。このレストランはブンデス広場沿いにあり、入口の上側に料理の絵に合わせて日本語も書いてあるのが目印(だけど、絵と名前の順番が間違っているし、おそらく日本語のメニューもない)。

Perche次は、ジュネーブのジュネーブ湖で獲れるペルシュpercheという白身魚。

この魚、ご覧のとおりポテトよりも小さいのに骨があるのが面倒くさい(取っているはずだが残っていることもある)。味は特にクセのない白身魚で、むしろ普通すぎてちょっと拍子抜け。

Felchen同じ白身魚でも、こちらはドイツのコンスタンツのボーデン湖で獲れるfelchen(フェルヒェン?)。

ものすごくおいしかったわけではないけど、やっぱり大きい魚の方が食べごたえがある気がした。付け合せは茹でたジャガイモで、これとは別にジャガイモだけの皿がついてくる。

Freiburg_nordsee 最後に、この旅行でずっと気になっていたファストフードのノルトゼーNordsee、つまり北海。オーストリアからスイス、ドイツとどこに行ってもこの魚のマーク。

 

Zurich_nordsee北海の魚もおいしそうだなーと思いながら店に入る逸していたのだが、最後にチューリッヒでFish&Chipsを食べる。これで8.90フラン。やっぱりスイスは高い。寿司を置いている店もある。

味はファストフードですfish

と、大体こんなところ。年末に書いたとおり、一番いけてなかったのはライスヨーグルトだったが、それ以外はどれも日本人の口にあう食べ物が多かったと思う。

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2009-01-04

スイスに行ってきました。(ツェルマット編)

ウィーンから寝台列車に乗ってスイスに入る(クシェットの予約は別途26.90ユーロ必要)。本当はサンモリッツSt.Moritzまで行って、昨年指定された世界遺産「アルブラとベルニナの景観群におけるレーティッシュ鉄道」の一部の氷河特急Glacier Expressに始発駅から乗ろうと思ったのだが、時間どおりに行っても乗り換えが10分もなかったので断念した。でも、スイスの電車は時間に正確らしいので、大丈夫だったかもしれないが。

ということで、世界経済会議が開催されることで有名な、ダボスDavosに向かったものの朝早過ぎて何もできないと思い、そのままフィリズールFilisurまで行ってみると、やはり何もなく駅のカフェで一服。スイスらしいところに来た感じsnow

Filisur

このカフェは駅事務所になっていて(店員=駅員)、予約していた氷河特急Glacier Expressのチケットを購入。座席は事前予約が必要だが、実は旅行代理店に頼まなくても、レーティッシュ鉄道のウェブサイトからオンラインでできる(予約が完了するとメールが届く)。
https://www.rhb.ch/index.php?id=932?&L=4

予約はCHF10(1CHFスイスフランは約90円)、ランチがCHF31。途中のディセンティスまでがEurail Passが使えて、そこからツェルマットZermattまではEurail Pass利用者は25%引きでCHF60。この乗車券は車内で購入。1等席にするとこの乗車券が高いので、今回は2等席したが、パノラマビューはあまり変わらない(と思う)。

ランチは、スープ、メイン(仔牛のクリーム煮と麦飯)、デザート(レアチーズケーキ)が座席に振舞われる。CHF31は高いが、せっかくなので注文した(これも要予約)。ちなみに隣の人は注文しないでパンを持参していたが、7-8時間ひたすら座って景色を見るのも飽きるので、何かイベントがあった方がいい気がする。

Glacier_express1

景色はもちろん素晴らしく、車内みんなで写真撮影大会になる。途中駅で停車している間なら外に出て撮ることができるが、車内ではガラスに反射して写り込みが激しいのであまりうまく撮れない。比較的まともなものを何枚かご覧くださいcamera

Glacier_express2

Glacier_express3

Glacier_express4

Glacier_express5

夕方に終点のツェルマットに到着。

Zermatt1

このエリアには、角ばった車と馬車しかない。ここでは、環境保全のためにガソリン自動車の乗入れが禁止されていて、車はバスも含めてすべて電気自動車。ホテルの送迎で電気自動車に乗ると、静かで快適な乗り心地。

夕食はチーズフォンデュ(ドイツ語ではKäsefondue)。確かにおいしいが、食べ過ぎると飽きます。

Kaesefondue

翌日は、マッターホルンを見るためにゴルナーグラート登山鉄道に乗る。この鉄道、とても高い。スキーヤーは滑って降りればよいが、そうでないと当然往復になり、CHF76である。Eurail Passで半額になるらしいが、ここはスキー用の一日パスを買うのがお得。CHF71と往復チケットより安い!

Zermatt2

ツェルマットは標高1620mでそこから40分ほどかけてのんびり3089mのゴルナーグラートへ。スキー場に鉄道が走るという不思議な光景。ようやく着いたゴルナーグラートは、マイナス10度以下で風も強いため、展望台は閉鎖されていたbearing 見回しても曇っていてマッターホルンがどこにあるのか分からない。

ということで、鉄道を下ってリッフェルベルグRiffelbergで途中下車すると、ついにマッターホルンが見えた(左側の写真)。その後、ゴンドラを乗り継いで、シュワルツゼーSchwarzseeに行くともう少し形がはっきりしてきた(右側)。

Matterhorn1 Matterhorn2

マッターホルン以外の景色もとてもきれい。雲が山の間に浮いている。

Zermatt3

そこから更に登って、Matterhorn Glacier Paradise (Klein Matterhorn) へ。

Zermatt4ここは標高3883mで富士山より高く、ヨーロッパで一番高いリフト駅だそうだ。

ベストショットと思いきや、ここでも天候が悪くなってしまい、周り一面銀世界で何も見えない。

一旦ツェルマットまで戻って、ケーブルカーに乗ってスネガSunneggaへ。地下鉄のようになっていて、この傾斜のまま登っていき数分で到着する。

Zermatt5

ここでは、マッターホルンの形がきれいにくっきり見えた。

Matterhorn3

スネガ行きのケーブルカーはマッターフィスパ川Matter Vispa沿いにあるのだが、ここの辺りからも実はマッターホルンがよく見える。ホテルから見たいという人にはこの川沿いに泊まることをお勧めする。

Matterhorn4

この後は、鉄道を乗り継いでスイスの主要都市を巡りますtrain

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2009-01-02

ウィーンに行ってきました。

今回は、Eurail Passというヨーロッパの鉄道等のフリーパスを使った。オーストリア・スイス・ドイツの3カ国で使えるセレクトパスで、2ヶ月のうち任意の6日間で357ユーロ。長距離を移動しないと元を取れないと思う。もちろん、1カ国・2カ国だけのパスや、ヨーロッパ全体で使えるパスなどバリエーションは多い。ヨーロッパで購入することはできない(できても高い)ので、北米の正規ウェブサイトのEurail.comで購入。日本からだと、Rail Europe 4Aが正規代理店のようである。→ http://www.raileurope-japan.com/
他の代理店からも購入できるが、おそらく正規代理店が一番安いはず。

さて、オーストリアはウィーンのみの訪問。クリスマス直前なので、あちこちの広場でクリスマスマーケットChristkindlmarktが開かれている。市庁舎Rathaus前の広場に立ち寄る。

Wien_christkindlmarkt

この建物が現役で市役所として機能しているというは驚きである。ここでは、クリスマス用の装飾や、雑貨、お菓子、ホットドッグなどが売られているが、一番多いのがプンシュPunschという飲み物を売っているお店。いわゆる(フルーツ)ポンチの温かいもので、ラムなどのアルコールを入れて飲む(子供向けはノンアルコールのジュース)。みんなこれを飲んでいて、ビールやコーヒーといった他の飲み物を持っている人は見かけない。

Wien_punsch

この広場一帯で共通の陶器のリユースマグが使われていて、2.5ユーロのデポジットが上乗せされる。欠けたり割れたマグは返金してもらえない。他のマーケットでも似たようなリユースマグが用いられている。このため、ごみの量が圧倒的に少ない。是非日本のイベントでも積極的に取り入れてほしいものだ。

続いて、国会議事堂Parlamentを見学。オーストリアは、国民議会Nationalratと連邦議会Bundesratから成っており、それぞれの会議場などを英語のガイドツアーで回る。本会議場に普通に入って、議員や議長の席に座れてしまうのがちょっと日本では考えられない。国民会議の議長席に座れたので、そこからの眺め。

Wien_parlament

夜は、フォルクスオーパーVolksoperでプッチーニのトスカを鑑賞。オペレッテoperetteというオペラを大衆的にしたものらしいが、もちろん台詞はドイツ語なので何を言っているのか分からず、ほとんど寝てしまった。チケットはインターネットで購入可能。「地球の歩き方」で柱の後ろが安いとあったので、そこを6ユーロで予約。

Wien_volksoper

ご覧のとおり、目には入るが隣の人が30ユーロくらい払っているのだから仕方ないかと。まあ寝てたので一緒ですけど。休憩時間に飲食物の売店を1人ですごい勢いで捌くお兄さんの早業が見物である。

翌日は、オイゲン公が住んでいたベルヴェデーレ宮殿へ。上宮と下宮があるが、上宮だけでも十分見ごたえがあり、下宮とオランジェリーまで回るとかなり疲れる。片方だけだと9.5ユーロだが、コンビチケットは12.5ユーロ(学割あり)。

Wien_belvedere

外観も立派だが、もちろん内装や展示品(一番の注目はグスタフ・クリムトの「接吻」)は素晴らしい。

最後に、ハプスブルグ家の収集品を展示している美術史博物館へ。こちらも収蔵品の数がとても多く、半日で回るのは大変。一応、絵画(レンブラント、フェルメール、ルーベンスなど)を中心に一通り歩き回る。建物も随所に金色が使われていて豪華で立派な作りになっている。入館料10ユーロ(学割あり)。

Wien_khm1 Wien_khm2 

ウィーン西駅に移動して、夜行列車EuroNightのクシェットに乗ってスイスへ出発。

Wien_euronight

実はこの車両番号は昨日のものだったらしく、発車してから電車の反対側まで移動させられることに。。

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2009-01-01

謹賀新年Een gelukking nieuwjaar!

明けましておめでとうございます。

風邪は治りそうな感じだったので、大晦日はダム広場Damのカウントダウンイベントに参加。早く行っても寒いだけなので直前に行こうと思ったのだが、何とこの日は20時ごろに公共交通機関がストップする。トラムはアムステルダムの中心(広場の中など)を通るのだが、どこも人だらけなので危険ということだろう。ちなみに、最終トラムに乗り遅れてしまったので、オランダに来て初めてタクシーに乗って市内中心部で行くことに。

王宮の前にステージが設置されて、22:30からイベント開始。20代くらいの若者が多いが、とにかくものすごい人の数である。

Nieuwjaar09

驚いたのは観光客の多さ。Amsterdamと書かれたニット帽をかぶっている人がたくさんいた。ほとんどが白人で、アジア人は観光客ではなく中国系の移民や学生が多い印象。寒いし、一日中どんよりしているこの時期にオランダに遊びに来る理由がさっぱり分からない。旅行者が多いということもあり、イベントの半分くらいは英語が使われているのでありがたい。

人だらけの中、みんなビールやシャンパンを飲んだり、タバコを吸ったりして屋外クラブ状態である。それにしても、タバコじゃない臭いもそこら中から漂ってくるsmoking 遊びに来る「理由」はそれなのかもしれないが。

以前のエントリーにも少し書いたが、念のため外務省の渡航情報「オランダにおける麻薬取締り強化について」から抜粋。

 オランダにおいては、ヘロインやコカイン等のいわゆるハードドラッグはもとより、大麻を含むソフトドラッグの販売及び所持(個人消費目的を含む)についても違法です。
 「オランダ国内では麻薬が許容されている。」という誤った認識でソフトドラッグに手を出し、その結果トラブルに巻き込まれる外国人旅行者が少なくなく、過去には、日本人の旅行者がソフトドラッグを使用し、意識不明に陥って警察に保護される事案も発生しています。

法律上は禁止されていますdanger

12月中旬くらいから、家の近くで打上げ花火のような爆発音が聞こえていたが、大晦日の夜はそこら中で打上げ花火、ロケット花火、爆竹がものすごい。カウントダウンが終わって年が明けると、打上げ花火が一斉に上がり、周りにいる人たちとhappy new year!と言い合う。1時を過ぎても、爆竹があちこちで聞こえる。1:30から無料の夜行バスが運行を開始するので、それまでビールやホットワインを飲んで休憩し、夜行バスに乗って帰宅。

さて、今年の抱負。現在のプログラムの修論や、次のプログラムの出願はもちろんしっかりやらないといけないのだが、目先の勉強を中心に。

○講義の予習・復習を怠らない。中学生みたいな目標だが、昨年の途中から忙しくなって、予習ができずに講義に臨んでもさほど支障がなかったため、さぼってしまった。そのためリーディングが相変わらず遅い。次のプログラムに応募するために年末にIELTSを再度受けたのだが、スコアは(自分の中では)飛躍的に上がっていたもののリーディングが時間内に終わらなかったことがショックだった。。

○オランダ語の上達。これも要は予習・復習なのだが、授業について行けていないので、まずはこの冬休みの間に取り戻す。大学院は英語だし、あまり高等なオランダ語は使う機会がないので、日常生活に使えるようにする。

○マラソン!膝痛でしばらく完全休養していたが、「一年の計は元旦にあり」ということで、久しぶりに走った。気温はほぼゼロ度だったが走っているうちに心地良くなる。痛みはほとんどなかったので、少しずつ再開する。フルマラソン完走dash と行きたいところだが、オランダにいる間には達成したい。

○ネットワークを広げる。日本人・日系団体で面白そうなことをやっている人たちと仲良くなることも重要だが、オランダ人やその他の外国人とのコミュニケーションを積極的に進める。英語のリスニング・スピーキングの練習のためにも。

ということで、今年もどうぞよろしくお願いいたいますhappy01

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