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2008年12月の6件の記事

2008-12-31

冬のオーストリア・スイス・ドイツ旅行

日本では間もなく年が明けようとしている時間だが、オランダはもう少し時間がある。アムステルダムの年越しは相当にぎやかだと聞いているが、朝から花火の試行と思われる音が町中に響いている。

オーストリア・スイス・ドイツを9日間かけて旅行し、昨日オランダに戻ってきた。それにしても、ヨーロッパの冬は寒い。予想はしていたがスイスではマイナス10度以下になって、見事に風邪を引いた。これで、訪れた国はようやく30カ国になった。

Visited_contries_2

この地図は、World66というサイトで作成できる。http://www.world66.com/myworld66/visitedCountries/

このうち半分の15カ国がヨーロッパなのだが、面積としては小さいのを改めて実感。ロシアやオーストラリアに行くともっと面積が増えるのだが、いつのことになるのやら。

今回訪問した都市は、ウィーン(オーストリア)、ツェルマット、ベルン、バーゼル、ジュネーブ、チューリッヒ(以上スイス)、フライブルク、コンスタンツ(以上ドイツ)。写真は少しずつアップします。

良かったもの:マッターホルン(今回の旅のメインだったので)
きれいな町:ベルン(さすが世界遺産)
おいしかった料理:レシュティ(ベルン)
おいしかったビール:グルテンGurten(ベルン)

こうしてみるとベルンが圧勝に見えるが、滞在時間は一番短いので旅全体の中での印象がそれほど大きいわけではない。ちなみに、唯一おいしくなかったものは、スイスエミーのライスヨーグルト。朝食で、普通のフルーツヨーグルトだと思って食べたら、米が入っていた。これはさすがに無理だった。

最後に、今回の旅の失敗。それは、「地球の歩き方」を家に忘れたこと。旅程を考える上である程度目を通しているのだが、現地に持っていかないと何が見どころがよく分からない。ツーリスト・インフォメーションで地図はもらえるが、観光スポットの歴史的経緯や見どころまでは載っていなかったり、現地の言葉で書かれていたりすることが多い。生活用品を詰め込むのに気を取られて、ガイドブックを忘れないようにしましょう。

それでは、良いお年をsnow

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2008-12-20

Cleaning up the GPGP!

金曜日、ようやく1ヶ月にわたるグループプロジェクトが終了(開始当初のエントリーはこちら)。今週は月曜日から木曜日まで、毎日昼から大学のパソコンルームにメンバーが集まって、レポートの執筆とExcelでCBA(費用便益分析)をやっていた。木曜日にほぼ完成したところで、メンバーの家に行って軽くパーティ。

最終的なレポートに仕上げるためにはしっかり見る必要があるので、24時くらいに帰宅してから朝までチェック作業+追加分析。7時前にもう1人のメンバーにバトンタッチしてほぼ終了。

結果を簡単に紹介。まずは、GPGP (the Great Pacific Garbage Patch) の同定から。今回はアメリカの西海岸にテキサス州の2倍の大きさのごみを設定。同じようなごみの塊が日本の東側にもあると言われている。

Gpgp_map

それを、2010年から5年間かけて片付けた場合(Cleanup alternative)、家庭へのキャンペーンや海岸の清掃によりGPGPが大きくなるのを抑制した場合(Prevention alternative)、両方の対策を取った場合(Combination alternative)の3つに加え、何もしなかった場合(Doing-nothing alternative)の4のシナリオを設定して、2050年までの対策費用と、対策をとることにより避けられる費用(=便益)を比較した。

Gpgp_size

何もしないと当然ながらGPGPは肥大化するのだが、この排出シナリオは少し楽観的で、排出量の伸びをアメリカのGDP成長率と同じとすると、より急なカーブになる。(ここでは、将来的に脱物質化dematerialisation、つまり経済と消費の乖離decouplingが進むことを見込んでいる。)

ごみによる影響は、以下のものを設定。
・海洋・沿岸生態系への影響(物質循環機能の低下など)
・漁獲量の低下
・船舶事故(ごみへの衝突)の増加(修理費用・人的被害)
・レクリエーション・観光産業への影響
・汚染された魚を食べることによる人健康への影響

とにかく基本データが不足しているので、不確実性の高い分析になる。一番不確実なのは、ごみ(主にプラスチック)が浮いていることにより、その下に存在する生態系の機能がどの程度減少するのかということ。結果は、人健康や経済への影響はそれほど大きくなく、生態系に1%以上の影響が出るのであれば、いずれかの対策をとるべきという結論。既存の知見によると、それだけ生態系の機能は大きいということである。

ちなみに、どの手段が一番良いのかについては、条件にもよるが、すべてのごみを回収するのは膨大なコストが見込まれるため、家庭からのごみの排出抑制とそれでもなお出る海岸のごみは片付けるのが望ましいという結果であった。環境汚染が広がる前に対策を講ずる方が効率的である、という一般論を支持する形になった。

そうであれば、なぜ誰も片付けないのか、というのが次のresearch questionになるのだが、今回はそこまではあまり考察できずに終了した。それでも、当初予定の4,000‐5,000wordsの大きく超えて12,000wordsの大作になったが、全体の2/3近くが条件設定の記述である。

こういうグループワーク自体日本では全くやったことがないし、みんな違う国から来た人が、文系・理系混合グループで、英語で作業をするというとても貴重な経験だった。ディスカッションを通じて一番印象的だったのは、もっともらしい結論を導くことを目指す人と、説明できる条件を設定しようとする人に二分化されたということ。私はもちろん後者なのだが、今回は短期決戦ということもあり、結果的には両方を取り入れた形になっている。

これでようやく今年のプログラムは終了し、待ちに待った冬休みに入りますsnow

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2008-12-15

ポズナンに行ってきました(観光編)

先週まで開催されていたCOP14では、当初9日(火)がイスラム教の犠牲祭Eid al-Adhaのため公式会合が開催されないことになっていた。しかし、会合初日に、実は8日が犠牲祭だという話が中東の国から出たらしく、急遽予定が変更になった。そのため、7日・8日と連休になったものの、結局サイドイベントに行ったり、大学のプロジェクトの作業をしたりで、観光は7日に旧市街に散歩に行く程度で終わってしまった。

旧市街の広場。カラフルだけど優しい色づかいの建物。横幅の狭い建物がひしめいているのはアムステルダムに似ている。

Poznan_oldtown1

日曜日ということで出店も出てにぎわっていたが、外が暗くて寒いということもあるのか、この国の持つ雰囲気なのか、どこかさみしい感じも漂っていた。

Poznan_oldtown2

明らかに歌手ではない子供の歌がスピーカーから広場中に流れていたが、カラオケ大会が開催されていた。

Poznan_oldtown3

昼食は、広場沿いにあるポーランド料理のお店へ。最初の写真にある肉は、豚の首とのこと。脂が乗っています。

Poznan_dish1

左の皿が、ピエロギpierogiという水餃子のようなもの。COPの会場内、会場近くのレストラン、そして広場の屋台とそこら中で食べたが、やはりこの店のピエロギが一番おいしかった。下の皿はビゴスbigosで、キャベツ、ザワークラウト、豚肉などを煮込んだもの。ビールも飲んで、食べきれないくらい頼んで一人50ズウォティ(約1500円)くらいだったと思うので、円高の影響を割り引いても物価は安い。

Poznan_dish2

この日は、氷の彫刻展もやっていて、夕方にはライトアップされていた。日中は5度近くあったので、ドライアイスが周りに置いてあったにもかかわらず氷が解け始めていたのだが、何とか形は残っていたようだ。

Poznan_oldtown4

COPから帰って、グループプロジェクトを仕上げたら、あっという間に年末になってしまう。オランダに来ても12月は師走である。

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2008-12-14

COP14@ポズナン(その2)

COP14が終了したのは土曜日の朝3時ごろ。オランダとポーランドは時差がないので、最後の全体会合を3時までウェブキャスト(ライブ配信)で見ていた。結果については、

先進国がG8で合意した2050年半減という目標を全世界で共有することを求めたが、途上国はそれより前に先進国が具体的な中期目標を設定せよ、と主張して物別れになり、結局前回のバリから進展がなかった。でも、アメリカがこれから政権が変わるのだから、今回は大きな進展が無くて仕方ない(でもそれに途上国やNGOは満足していない)。

というのが、ほとんどの報道のトーン。個別の検討事項では具体的な進展もあったのだが、全体的に見ればそんなところなのだろう。

個人的には、先進国と途上国の対立構造がメインにあって、それぞれの中も複雑な構造になっているという仕組みが多くの議題で見られたのが関心深かった。途上国は、将来的に自国にも削減義務が課されることを懸念している国、自国が気候変動による深刻な影響を受けている国、先進国からの支援がほしい国、これを機にCDMで自国の環境改善(特にコベネフィット)・経済発展を進めたい国などあるが、簡単に分類できるわけではない。

また、今回は金融危機の影響を懸念する声があったり、一方で気候変動に適応するための基金の創設が途上国から強く求められたり、と環境問題というより経済問題の会議じゃないかとさえ感じることもある。まあ、環境問題の枠が広がっていると理解すればよいのかもしれないが。

各国が国益(自国の経済発展・対外競争力の維持など)を守ることに固執すると、誰も環境のことを真剣に考えていないじゃないかという批判がNGOから出るわけだが、かと言って「日本はCO2削減のために、鉄を作るのを止めます」というわけにはいかないのであり、改めてこの問題が抱えるジレンマを認識する機会になった。いずれにせよ、次回COP(来年12月@コペンハーゲン)がポスト京都の枠組みづくりの期限になっているので、これに向けて交渉を進めていかなければならない。

ということで、やはり気候変動は興味深い研究テーマの1つである(が、まだ修論のテーマは絞れていないthink)。

すぐには考えがまとまらないので、素人的な感想になってしまいました。

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2008-12-11

COP14@ポズナン(ポーランド)

前回のエントリーから10日も経ってしまったが、この間ポーランドのポズナンで開催されている国連気候変動会議(COP14ほか)に参加していた。日本の新聞などでは「ポズナニ」と書かれているが、現地でもみんなポズナンと言っている。

COPは国連気候変動枠組条約の締約国会議で、京都議定書の締約国会議(CMP又はCOP/MOP)も同時に開催されている。

会議は、1日から12日まで続くが、3日にグループ・プロジェクトのワークショップを終えて、寝台列車に14時間近く揺られてポズナン入り。そして、明日はグループ・プロジェクトのプレゼンテーションがあるため、再び寝台列車でオランダに帰国。途中通過するドイツも含め、各国シェンゲン協定を調印しているので、行きはパスポートチェックはなかったが、なぜか帰りはアムステルダムに着く直前にパスポートチェックがあった。

行きはポーランド(PKP)の車両で3人1部屋の寝台席にしたところ、まずまず清潔でとても快適。途中のケルンでNGOに所属するドイツ人2人組が乗り込んで来て、一緒にポズナンへ。

Poznan_arrival

EUに加盟したとは言え、この駅名の看板がいかにも東欧らしい。

Poznan_glowny

鉄道駅から歩道橋を登るとすぐ目の前が会場。

Poznan_apperance

11日・12日はクライマックスの閣僚級会合が開催されており、日本からは環境大臣が出席。10日までは、COP及びCMPの下にある作業部会と補助機関の会議が開催されていて、その結論を受けてCOP及びCMPで議論されることになる。

作業部会の全体会合plenaryが開催されている会場。

Poznan_plenary

公式会議と並行して、各国政府・国際機関・研究機関・NGOなどがサイドイベントを開催している。個別のブースもあり、会場はお祭りのような雰囲気になっている。

Fossil_of_the_dayその日の交渉の進捗を妨げた国に与えられる、化石賞Fossil of the day awardを選定しているNGO(CAN:気候行動ネットワーク)のブースは、毎日6時の発表の時には人だかりになる。

残念ながらCOP14では既に日本は何度か受賞していて、現在カナダに次いで第2位。

化石賞のウェブサイト→ http://www.fossil-of-the-day.org/

Poznan_fossil_of_the_day

遅ればせながら、第一報でした。

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2008-12-01

スポーツの冬

土曜日は、朝から夕方までプロジェクトの作業。その夜は大学の留学生ネットワーク主催のイベントで、アイススケートに行った。オランダでは、運河が凍ると、サッカーのワールドカップ以上に盛り上がる(とオランダ人のクラスメートが言っていた)国民的行事のスケート大会が開催される。11市をまたいで200kmを滑るというElfstedentochtというイベントだが、最後の開催が1997年なのでもう11年間も開催されていない。

そんなわけで、大学生のときに1週間の集中講義を受けたときに買ったスケートシューズを日本から送ってもらい、久しぶりに滑る。講義で「スケートは一度覚えると一生楽しめる生涯スポーツだ」と習った記憶があるのだが、実際に久しぶりに滑ってみるとやはり難しい。

Schaats

この日は、スケートリンクがディスコになるDisco-schaatsenというイベントで、リンクの一角がDJブースになってカラフルな照明の中で滑る。そのためか、中高生くらいの学生がたくさん来ていて人だらけだった。彼らは結構うまいので、猛スピードで追いかけっこをしていて、追突されて転ぶ初心者が続出。この冬も十分寒いので、来年こそは是非Elfstedentochtを開催してほしいが、きっと難しいだろうski

日曜日は、念願のサッカー観戦。急行トラムSneltramを乗り継いで、Ajaxの本拠地Amsterdam ArenAへ。対戦相手はFC Utrecht。キックオフ1時間前に着いたので、まだ観客はまばら。もちろん開始時にはほとんど満席状態で、おそらく99%くらいがAjaxファン。

Arena1

ゴールの手前のスペースは車椅子の観客用。ドーム型のスタジアムだが、満員になってもやはり寒い。試合の方は、Ajaxがペースに乗れないまま前半に1点先制されるも、後半に取り返えして1-1。

Arena2

歓喜のスタジアム。左奥の2階席がAjaxのコアな応援団たち。後半ロスタイムは5,6回連続でAjaxがコーナーキックを蹴ったが、結局決められずじまいでドロー。ユトレヒトの選手は、ロスタイムが長すぎると試合が終わって猛抗議。。主審がイエローカードを出しまくっていたが、それほど激しい試合ではなかった。それにしても、オランダ人はやはりでかい。この中で日本人がやっていくのは相当大変だと改めて感じた。

この日は、あまり暴動が起こるような雰囲気は感じられなかったが、外には警備+暴動対応で警察がたくさんいた。

Arena3

それにしても、この騎馬隊が役に立つことがあるのだろうか。

今回は業者を通じてチケットを購入したのだが、安くて良い席のチケットを確保するためにはクラブカードのメンバーになる必要がある。そのためにはオランダ語のウェブサイトを読まないといけないので、勉強しなければsweat01

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