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2008-12-14

COP14@ポズナン(その2)

COP14が終了したのは土曜日の朝3時ごろ。オランダとポーランドは時差がないので、最後の全体会合を3時までウェブキャスト(ライブ配信)で見ていた。結果については、

先進国がG8で合意した2050年半減という目標を全世界で共有することを求めたが、途上国はそれより前に先進国が具体的な中期目標を設定せよ、と主張して物別れになり、結局前回のバリから進展がなかった。でも、アメリカがこれから政権が変わるのだから、今回は大きな進展が無くて仕方ない(でもそれに途上国やNGOは満足していない)。

というのが、ほとんどの報道のトーン。個別の検討事項では具体的な進展もあったのだが、全体的に見ればそんなところなのだろう。

個人的には、先進国と途上国の対立構造がメインにあって、それぞれの中も複雑な構造になっているという仕組みが多くの議題で見られたのが関心深かった。途上国は、将来的に自国にも削減義務が課されることを懸念している国、自国が気候変動による深刻な影響を受けている国、先進国からの支援がほしい国、これを機にCDMで自国の環境改善(特にコベネフィット)・経済発展を進めたい国などあるが、簡単に分類できるわけではない。

また、今回は金融危機の影響を懸念する声があったり、一方で気候変動に適応するための基金の創設が途上国から強く求められたり、と環境問題というより経済問題の会議じゃないかとさえ感じることもある。まあ、環境問題の枠が広がっていると理解すればよいのかもしれないが。

各国が国益(自国の経済発展・対外競争力の維持など)を守ることに固執すると、誰も環境のことを真剣に考えていないじゃないかという批判がNGOから出るわけだが、かと言って「日本はCO2削減のために、鉄を作るのを止めます」というわけにはいかないのであり、改めてこの問題が抱えるジレンマを認識する機会になった。いずれにせよ、次回COP(来年12月@コペンハーゲン)がポスト京都の枠組みづくりの期限になっているので、これに向けて交渉を進めていかなければならない。

ということで、やはり気候変動は興味深い研究テーマの1つである(が、まだ修論のテーマは絞れていないthink)。

すぐには考えがまとまらないので、素人的な感想になってしまいました。

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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

投稿: 履歴書の書き方の見本 | 2014-06-26 04:16

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