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2008-11-17

日本の大麻汚染と、オランダのドラッグ政策

最近、旅行の話題ばかり書いている気がするので社会的な記事を。

日本では、大学生による大麻の所持等が連日ニュースになっているようで、大学生宅への家宅捜索の様子まで報道されている。

大麻事件、他にも早大生4人逮捕(TBS)

ニュースによると、

男子学生は連行され調べに対しては、「授業でオランダについて学んで以来、大麻に関心を持つようになった」と供述しているということです。

大麻が入った封筒は、オランダからの荷物に紛れ運ばれて来ました。しかし、それを麻薬犬が嗅ぎつけ、摘発したということです。

とのこと。大学で何を教わったのか分からないが、オランダに関心を持ったならばオランダに旅行するだけでよい。「オランダでは大麻は容認されている」と聞いて、自分も使用したいと思ったのか、あるいは日本で栽培・販売すれば儲かると思ったのか、いずれにせよ短絡的である。大麻の健康影響等については議論があるのかもしれないが、日本では所持等が禁止されているのだから、ダメなものは「ダメ。ゼッタイ。」(財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センター)である。

さすがにキャンパスの中で臭いが気になったことはないけれど、アムステルダムはいわゆる「coffee shop」でソフトドラッグが提供されていることもあり、郵便物はもちろん、自分が出国するときはあまり近くに寄らないようにしないとsweat01

さて、先に少し触れたとおり、オランダでは1970年代から5グラムまでのマリファナ(乾燥大麻)の所持については、「寛容」されている。他の違法行為との優先度の違いから、処罰に至らないことにしている(目をつぶっている)と言えばよいのかもしれない。このオランダの寛容政策は、ソフトドラッグとハードドラッグ(コカイン、ヘロイン、アンフェタミン等)を切り分けてハードドラッグをより厳格に取り締まることにより、薬物被害を低減しようとするものである。背景や経緯はWikipediaとかに詳しく書かれているので省略。

ここでは、オランダのドラッグ政策の最近のトピックをいくつか紹介。

Dutch ban 'magic mushrooms' from December (NRC)

オランダは12月からいわゆる「マジック・マッシュルーム」の栽培・販売を禁止するとのこと。これは、フランス人観光客がマジック・マッシュルームを食べてアムステルダムの橋から飛び降りたことを受けて、健康被害をもたらし得るので禁止、とのこと。

また、この記事の最後にもあるが、キリスト教民主勢力のリーダーがcoffeeshopでのマリファナの販売を完全に禁止する提案をした。寛容政策の転換は実現されるのだろうか。

More pressure on cannabis coffee shops (NRC)

最後に、関連して禁煙政策についての記事を1つ。

Growing chaos surrounds smoking ban in the Netherlands (NRC)

オランダでは、今年の7月から飲食店での喫煙を禁止する法律が施行されているが、実際のところはそれを無視して営業しているカフェやレストランが多いので、業界団体が保健大臣に陳情するというもの。

ところで、この禁煙義務付けは、coffeeshopのマリファナ吸引にも適用されるのか?

答えはNoだそうである。あくまでタバコの喫煙を禁止するのであって、マリファナの「煙」は対象外とオランダ人に聞いた。もちろん、マリファナを混ぜたタバコもアウトだとか。

マリファナは吸引できるがタバコは吸えない、という(日本人から見ると)不思議な逆転現象が起きているnosmoking

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